NASを新しくしました。その2
12年ぶりにNASを新しくしました。
これが、思った以上にボリューム満点で、なかなか楽しい体験でした。
その第二弾は、新しいNASの機種選定編です。
NASを新しくしました。その1はこちら。
IOデータのHDL2-Gは、なかなかよいNASでした。
12年ぶりにNAS(Network Attached Storage)を新しくしました。
それまで使っていたNASは、IOデータのHDL2-Gです。
結果として12年も使えたので、いいNASだったと思います。
まずは、まったく壊れないのがすごかったですね。
さすがに、11年目にしてハードディスクが一機、逝ってしまいましたけど。
でも、RAID1を組んでいたので、実被害はゼロでした。
動作はすこし遅いところがあり、バックアップやRAIDのリペアは骨が折れました。
でも、パソコンやスマホからアクセスする分には、あまり問題ではなかったですね。
また、このNASは、かんたんに改造できるのも魅力でした。
ネットの情報をもとにTelnetを有効にすれば、もうただのLinuxマシンです。
apacheの設定ファイルをいじって、Webサーバーとしても活用していました。
そして、PikiWikiを使って備忘録を運用していましたが、これは便利ですね。
各種IDやパスワードを筆頭に、サーバーやメールなどの設定方法。
はては、お気に入り料理のレシピまでまで、生活に必要な情報はすべてここに集約です。
もう、これなしでは、我が家は生活できない感じですね。
自宅内のネットワークからしかアクセスできないので、ハッキングの心配もありません。
また、いざ災害などになれば、このNASひとつ持ち出すことで事足ります。
ということで、次期NASにも、このWeb機能は必須なのでした。
QNAPかSynologyで迷いました。
ところが、BuffaloやIOデータには、現在Webサーバー機能のあるモデルはないようです。
また、以前のようにかんたんに改造もできないようですね。
このあたり、昨今のセキュリティ事情を考えればわからなくもない話です。
というか、これまでのHDL2-Gは、仕様的にあまりにものどかすぎましたね。
また、サポートのことを考えても、余計な機能は搭載しないに越したことはないでしょう。
実に、日本のメーカーらしい仕様だと思います。
しかし、私の運用方法からすると、Webサーバー機能は必須です。
これなしでは、PukiWikiで作った備忘録をみることができませんからね。
もちろん、外部サーバーであの備忘録を運用するのは、あまりにも危険です。
かといって、あらたに自宅用のWebサーバーを準備するのもナンセンスですね。
ということで、もうすこしリサーチの範囲を広げてみました。
そうしたところ、台湾メーカーのQNAPとSynologyに搭載モデルがあるようです。
NASメーカーとしての実績も高いようですし、この2社から次期NASを選ぶことにしました。
次期NASは、QNAPのTS-230にしました。
候補は、双方のエントリーモデルであるQNAPのTS-230と、SynologyのDS-220jです。
それで、結論からいうと、今回はQNAPのTS-230にしました。
理由は以下の通りです。
- デザインがHDL2-Gに似ていてコンパクト。
- メモリー容量などの基本スペックが高い。
- システム領域とデータ領域がわかれている。
- 次機種のTS-233が発売されたばかりで、価格が落ちている。
- Synologyよりも、よりマニアックな設定ができる(らしい)。
まずは、スペース的にこれまでのHDL2-Gから置き換えできるところが決め手でしたね。
スペック比較でも、TS-230のほうがリーズナブルです。
なによりも、システム領域とデータ領域がわかれているところに魅力を感じましたね。
マニアックの部分については、一部に難しすぎるというレビューもありましたが。
でも、NASのセットアップが、そんなに難しいとは思えません。
Linuxでファイルサーバーを作った経験があれば、問題はないでしょう。
ということで、価格ドットコムでの最安値、19,800円で某ショップから購入しました。
同時に、これまたTBあたり最安値のSeagate 6TB ハードディスクを3台購入です。
3台のうちの1台は、バックアップで使う予定です。
トータルの金額は、47,940円でした。
なかなかのお値段ですが、6TBの容量からすれば妥当なところかもしれません。
すくなくとも、クラウトサービスを使うよりは、ずっとリーズナブルです。
これで、あと4~5年は安泰でしょう。
注文をしたら、あとは到着を待つばかりです。
そして、翌日の夕方に待望の次期NASが到着したのでした。
NASを新しくしました。その3につづく。