アジアハイウェイを走ってみたい。

2025年8月13日

アジアハイウェイという道の存在を知りました。
なんでも、東京からイスタンブールまで、総延長2万キロを超えるハイウェイです。
地図を見て、ひさしぶりに胸が高鳴りました。
なんらかの形で、ぜひ完走してみたいと思っています。

イランの地図を眺めていて見つけました。

6月に、米軍がイランの核施設とやらを攻撃したときのことです。
あらためて、イランの地理を確認したく、Googleマップを眺めていました。
首都のテヘランはカスピ海側にあること、国土で緑色なのは北辺のカスピ海側ぐらいなこと。
あとは、ほとんどが茶色の砂漠や山岳地帯であることを、つらつらと確認していました。

そうしたところ、アフガニスタンやパキスタンに通じる道を見つけました。
その気になれば、アジア側から陸路でイランに入ることができるのだと、すこし新鮮な驚きです。
この国境近辺、一体どのようなトコロなのだろうと、ひさしぶりに旅情を掻き立てられました。

地図によると、アフガニスタンに通じるのはイラン国道36号線のようです。
どのような道路なのかを知りたく、イランの高速道路でググってみました。
そうしたトコロ、アジアハイウェイなるモノを見つけました。

アジアハイウェイとは、これも初めて目にした言葉です。
そこで、今度はアジアハイウェイでググったら、本当にアジアハイウェイでびっくりしました。
このような道路が世の中にあったとは、生まれて初めて知りましたね。

その壮大な道路網の存在に、心が高鳴りました。

ウィキによれば、アジア32カ国を横断する全長14.1万kmにわたる幹線道路網との由。
提唱されたのは、1959年ということです。
まず、このような壮大な構想が、私が生まれる以前から存在することに驚きですね。

このアジアハイウェイ、主要幹線として1号線から8号線まであるようです。
その中で一番長いのが1号線で、起点が東京で終点はイスタンブールとのこと。
首都高の日本橋に、起点の標識があることにもびっくりです。
そして、その総延長は2万キロ越えというコトで、ひさしぶりに心が震えました。

もちろん、ルートもすごく、東京の日本橋から首都高、東名、名神、山陽道と西進。
福岡からフェリーで釜山に渡って朝鮮半島を北上し、中国を4000kmほど南進してのベトナム。
ベトナムを縦断してホーチミンからカンボジア経由でタイに入り、ミャンマーからインドです。

その後、一旦バングラデシュに入り、再びインドに戻りその北辺を西進。
パキスタンからアフガニスタン経由でイランに入り、そこからトルコに至るようですね。
終点のイスタンブールからは欧州自動車道路経由で、最終的にはリスボンまで行けるみたいです。
もはや、地図でルートを追うだけでも、なかなかのボリュームでした。

そして、このハイウェイ、通過する都市がまた、どれもこれも素晴らしすぎます。
ソウル、ピョンヤン、北京、広州、深セン、ハノイ、ホーチミン、プノンペン。
バンコク、ヤンゴン、ダッカ、ニューデリー、イスラムバード、そしてテヘラン。
ここまでくると、下手な世界一周クルーズなど真っ青ですね。

あらためて、アジアハイウェイはすごいです。
銀河鉄道999でアンドロメダにいくレベルの、大ロマン紀行だと思いますね。

オンラインで完走してみたいと思います。

地図でここまで胸躍ったのは、小学生のときに手にした5万分の一の白地図以来でした。
Bike乗りを標榜する者として、ぜひこのルートを死ぬまでに一度は完走してみたいモノです。

しかし、現実に完走するのは、現時点ではかなり困難のようですね。
一番は政情的な都合で、ミャンマーやアフガニスタンを走るのはかなりリスキーでしょう。
インド-パキスタン間に跨るカシミール地方も、かなりヤバい感じがします。
そして、最大難関は北朝鮮というコトで、実情は完走不可能なハイウェイのようですね。

しかし、それでもなんとか、通しで走り切ってみたいモノです。
それも、できたらオートバイで。
ここは、なんとか早く、世界平和が訪れないモノでしょうか。
アジアハイウェイを知って以来、このような感じで、ずっと妄想し続けています。

もちろん、世界平和以前に、資金的に家庭的に仕事的に、このような冒険は不可能ですけどね。
ただ、オンラインなら、もしかすると私でも完走できるかもしれないと思いつきました。
ストリートビューのようなサービスを駆使すれば、なんとかバーチャル体験できそうです。

それでも、北朝鮮のようにハードルの高いエリアもありますが、そこはなんとか情報を集めて。
そして、年内中にバーチャル完走を目指したいと思いますね。
ということで、ひさしぶりに未知の彼方に胸躍り、ワクワクしている今日この頃です。