右翼は宗教、左翼は科学。
SNSなどで、勢いづいた極右の言動が目立つ今日この頃です。
そのような中、右翼の本質は宗教であることに気づきました。
昨今の極右の隆盛は、これが原因かもしれませんね。
右翼の本質は宗教であることに気づきました。
参院選以降、参政党を筆頭とする極右の隆盛が目立ちます。
個人的に、戦争の原因は彼らにあると思っているので、看過するワケにはいきません。
最近は、XをはじめとするSNSで、極右批判をしています。
そのような中、右翼の本質は宗教であることに気づきました。
例えば、参政党の、「美しい日本を取り戻す」といったスローガン。
日の丸を敬い、君が代を歌い、特攻隊を英霊と崇め奉る。
正に、お念仏を唱えれば極楽浄土にいけるレベルの宗教に他なりません。
そこにあるのは、信仰と祈りからくる安楽と熱狂だけです。

振り返れば、イランやタリバンのような極右政権。
あるいは、アーリア人至上主義のナチスや八紘為宇を謳った戦前の日本などなど。
この世の極右と呼ばれるモノは、すべて宗教なのでした。
なるほど、ですから、あれだけの人がハマって熱狂するのですね。
長らく、極右のような非論理的なモノに人が惹きつけられる理由がわかりませんでしたが。
確かに宗教なら、それも致し方ないと納得です。
左翼は、根本的に科学です。
それに対して、左翼は科学です。
生物学的に人間はすべて同じという科学的見地に立ち、平等と自由の理念が育まれました。
そこから、夫婦別姓やジェンダーフリーといった概念が導き出されるのも自明のコトですね。
観念的な右翼と違い、理性的で論理的に筋が通っているのが左翼のスタンスです。
ただ、それで人民の心を捉えることができるワケでもないのが、世の中の難しいトコロですね。
得てして、左翼は小難しい理屈をこねくり回す、慇懃無礼な上から目線のイメージです。
そして、最も致命的なのは、極右のような宗教的エクスタシーが皆無のトコロですね。

大挙して日の丸を掲げ、美しい日本を守るために外国人は出ていけと叫ぶ。
このような、高校野球の応援にも似た麻薬的な快楽は、左翼のスタンスにはありません。
昨今、SNSのような空間で右翼優勢・左翼劣勢なのは、これが原因だと思いますね。
それでも、昭和の頃までは、まだ軍国主義に対するアレルギーがありました。
それゆえに、進歩的な左翼が持ち上げられる場面も多々あったのでしょう。
ところが、時代とともに、かつての軍国主義アレルギーは薄まってしまいました。
このあたりも、極右隆盛の一要因のような気がしています。
科学でしか、世の中は進歩しません。
さて、かくいう私は、ごくごく普通のリベラルです。
世界革命を考えるほど過激ではありませんが、搾取という言葉は肌感覚で感じます。
右か左かと問われれば、左になるのでしょうね。
ですので、昨今の左翼劣勢には、少々忸怩たるモノを感じています。
ただ、最終的に世の中を進歩させるのは、いつも科学的な見地に立った合理的な判断です。
人類の長い歴史で、懐古主義的な極右宗教が、世の中を進歩させた例はありません。
そして、世の中はいつも、三歩進んで二歩下がりながら進歩してきました。
現在は、その二歩下がる局面なのだと、基本的には楽観視しています。

極右が嫌うグローバリズムは、非可逆性の必然ですからね。
彼らが何をどう喚こうと、自然の理に則った流れは、だれにも止めることはできません。
とはいえ、一歩間違えれば、ナチスドイツの悲劇と紙一重なのも現実です。
宗教は、一個人が生きていくのに必要なモノではあります。
しかし、それを政治的解決に持ち出すのはタブーですね。
これからも抜かりなく、監視の批判を続けていきたいと思います。
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