ドラレコは中華製で十分です。

2025年2月16日

2年ほど使っていたドラレコが壊れました。
ということで、サクッと買って付け直しです。
前後カメラのタイプも、慣れればすぐに取り換えできますね。
となると、ドラレコも使い捨ての中華製で十分かなぁと思うこの頃です。

ドラレコが壊れてしまいました。

先日、配偶者とクルマで買い物に出た際に、ドラレコが壊れてしまいました。
突然、画面に何も映らなくなり、それっきりです。
電源ボタン長押しやケーブル抜き差ししても、まったく反応がありません。
完全に死亡したようです。

このドラレコ、2年ほど前にAmazonから購入した中華製です。
あらためて注文履歴を見ると、2,818円でした。
前後カメラタイプでこの価格ですから、激安ですね。
当時は、クルマが2台体制だったので、このドラレコも2つ購入しています。

そのうちの一台は、1年ちょっとでおかしくなりました。
そして今回、残りのひとつも壊れたということになります。
でもまぁ、お値段から考えれば妥当といったところでしょうか。

ドラレコは、知人が追突事故されたのをきっかけに導入しました。
たとえもらい事故でも、これがあれば事故処理がとてもスムーズのようです。
我が家でも、転んだ時のお守り替わりということで、ドラレコを導入したのでした。

ただ、ドラレコも、国産の有名メーカー品ですと数万円もします。
GPS連動など高機能ですが、ぶっちゃけドラレコで数万円は高すぎる感じですね。
片や、Amazonを覗いてみると、中華製が数千円からラインアップされています。

正直、ドラレコは写ればいいのスタンスですので、このAmazon中華製で十分ですね。
しかも、2,818円なら使い捨て、これで2年も使えたのなら上出来だと思います。
ということで、今回もAmazonで数千円の中華製をチョイスしました。

コンパクトで格好いいドラレコです。

購入したのは、こちらのドラレコです。
APEMANのC420D、他のモノと比べてコンパクトな筐体が決め手になりました。
商品案内によれば、Amazon英国ランキング大賞とのことです。

ポチった翌日に、ブツが手元に届きました。
なかなか高級感のある梱包箱です。
中華製ドラレコも、着実に進化しているなぁと思いました。

お値段は、4,980円です。
前回のモノより、ちょっと高額です。

ただ、今回のモノには32GBのMicroSDカードがついていました。
SDカードも、買えばそこそこのお値段だったりします。
そう考えると、コスト的には前回のモノと同等かもしれません。

それでこのドラレコ、セットアップ自体に難しいところはありません。
本体に、電源ケーブルとリアカメラを接続すれば完了です。
問題は、車内の配線をどうするかだけですね。

実際、ドラレコを取り付けるにあたっての課題は、この配線にあったりします。
特に、リアカメラのケーブルを、どこにどう通すのかというところですね。
それだけのために、数万円かけてプロにお任せする人も多いと思います。

でも、ちょっと難しそうなこの車内配線も、慣れれば実に簡単だったりします。
それでは、実際に我が家のマツダ2に取り付けたときの徹末を、ご案内したいと思います。

ドアのパッキンを外せばすぐです。

綺麗に配線するためには、まずは内装を取り外す必要があります。
でも、すべての内装を取り外す必要はありません。
基本的には、助手席側のAピラーとグローブボックスが外せれば十分です。

それで、外し方については、車種とAピラーでネット検索すればいくらでも出てきます。
というか、ほとんどのクルマははめ込み式ですので、引っ張って外すだけです。

まずは、助手席側のゴムパッキンを外します。
これは、手で引っ張るだけで簡単に外すことができます。

パッキンを外したら、Aピラーの内装カバーと車体の間に指を入れてバキッと外します。
車体側の板金が鋭角ですので、怪我をしないように注意してください。

エアバックとの兼ね合いで、マツダ車のAピラーカバーは、完全な取り外しが難しいです。
でも、ドラレコの配線なら、これだけ外れてくれれば十分ですね。
あとは、Aピラーの内側に電源ケーブルを通していきます。

Aピラーからグローブボックスの裏側経由で、最終目的地はシガーライターソケットです。
このとき、グローブボックスも取り外すと、作業が容易ですね。

グローブボックスも、はめ込み式です。
両脇をちょっと押してストッパーを外せば、簡単に取り外すことができます。

しかし、工具ひとつ使わずに、これらの内装パーツが取り外せるのは素晴らしいですね。
これも、生産性アップに日々邁進した、名もなきエンジニアたちの努力の結晶なのでしょう。
そして、このような努力の積み重ねで、日本の工業製品は世界を席巻したのですね。
かつての機械屋の端くれとして、あらためて感服するばかりです。

リアカメラを取り付ければ完成です。

電源ケーブルの配線が終わったら、次はリアカメラですね。
こちらも、取り付けはとても簡単です。
まずは、助手席ドアとリアドアのパッキンを外します。

あとは、パッキン下の空間を使ってケーブルを通していきます。
BピラーやCピラーの部分も、つなぎ目の間から押し込んでいけば大丈夫ですね。

付属の両面テープでリアハッチにカメラを取り付けて、位置調整すれば完了です。
一見、面倒臭そうなリアカメラの配線ですが、実際は電源ケーブルよりも簡単でした。

配線が終わったら、Aピラーのカバーやグローブボックスを元に戻します。
最後に、ドアパッキンをはめ込めば作業終了ですね。

なお、今回のカメラは高感度タイプで、夜間用の赤外ライトがありません。
ということで、以前のドラレコの赤外ライト用の電源ラインは不要になります。

不要になった電源ラインは途中から切断し、ギボシのメスをつけておきました。

この電源ライン、取り付けにちょっと苦労したので、取り外しはちょっと残念ですね。
でも、ギボシ化しておけば、また何かのときに利用できるということで、自分を慰めます。

以上で、無事にドラレコを取り付けることができました。
今回の作業工数は、2時間ぐらいです。
壊れたドラレコの取り外しと、リアライトのギボシ処理に、思いの外時間がかかりました。
これがなければ、1時間ぐらいで完了したと思います。

いずれにしても、5,000円弱でドラレコが装着できて満足ですね。
お守り代わりのデバイスですから、個人的にはこれぐらいの価格が妥当のように思います。

それにしても、今どきの中華製は、性能もなかなかですね。
前後撮影ができてサイズもコンパクト、かつ赤外なしでもクリアに夜間撮影ができます。
これでSDカードもついて5,000円未満ですと、やはり数万円の国産ドラレコはないですね。

そして、これを自分で取り付ければ、さらにリーズナブルです。
作業も、ドアパッキンを外すぐらいなので、クルマを致命的に壊すリスクもありません。
興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。