タイヤ交換と機械いじりの極意
ひと月ほど前の話になりますが、CX-3のタイヤを交換しました。
あらためて、タイヤ交換には機械いじりの基本が詰まっていると思います。
これまで、タイヤ交換について詳しくブログに書いたことはないのですが。
あらためて、私個人のこだわりのタイヤ交換を、ご紹介したいと思います。
まずは、安全第一が基本です。
ひと月ほど前の話になりますが、CX-3のタイヤを交換しました。
あらためて、タイヤ交換には機械いじりの基本が詰まっていると思います。
これまで、タイヤ交換について詳しくブログに書いたことはないのですが。
あらためて、私個人のこだわりのタイヤ交換を、ご紹介したいと思います。
今回紹介するのは、学生時代にバイト先のガソリンスタンドで教えてもらった方法です。
一応、その道のプロに聞いたやり方ですから、間違いはないと思っています。
まずは、なにはともあれの服装ですね。
気兼ねなく作業に没頭できる服装が、成功の第一歩だと思います。
この日はタイヤ交換の他にも、オートバイなどの整備作業が目白押しでした。
ということで、ひさしぶりにクシタニのワークスーツ(布ツナギ)に袖を通します。

いくら汚れても大丈夫な格好になったトコロで、いよいよ作業開始です。
まずは基本①、車両をシッカリ固定ですね。
ギアを入れて(ATならPにする)、サイドブレーキもガッツリかけましょう。
これは安全に直結する部分ですので、絶対に怠ってはいけません。

車体が固定できたトコロで、ジャッキをかけます。
もちろん、ジャッキは車体下の指定位置に合わせてですね。
変なトコロにジャッキをかけると、クルマが壊れるばかりが事故にもつながるので要注意です。

ここで、私はインパクトドライバー使うので、タイヤが浮くまで一気にジャッキアップします。
ただ、車載工具のレンチを使うときは、レンチを足で蹴飛ばすことになるでしょう。
しかし、タイヤが浮いた状態でレンチを蹴飛ばすのはとても危険です。
ですので、まずはタイヤがギリギリ接地するトコロまでジャッキアップしましょう。
そこでナットをある程度緩めて、そこからタイヤが浮くまでジャッキアップするのが正攻法です。
なによりも安全第一、特にジャッキアップは慎重にですね。
ネジ締めは、すべての機械いじりに共通します。
タイヤが浮いたら入れ替えて、そしてナットで固定です。
ここで基本②、締め込むネジにはCRCですね。
もちろん、これは固着防止のためです。

次に、基本③、ネジは手で絞めこみます。
ここで横着して工具を使い、ネジを壊す人が多いですね。
最初から工具を使うのは、ネジをナメる可能性があるので絶対にご法度です。

手で絞められるだけ締め込んだら、インパクトで対角線上にバビュンバビュンと締め込みます。
ここで基本④、いくらインパクトで締め込んでも、最後に必ず手で増し締めですね。

インパクトは強力なようで、意外とそうでもなかったりします。
というか、このような場面で機械を信用してはいけません。
大切なトコロは必ず、自分の手で確認です。
増し締めは、私はトルクレンチを使いますが、持ってない人は車載工具を使いましょう。

車載のレンチは、大の大人が手で締めると適正トルクになるように柄の長さが設計されています。
これで、すこしの余力を残して締めるのがコツですね。
タイヤのナットは、多少緩くても外れるコトはまずありません。
それよりも、締めすぎてネジを壊してしまう方が厄介です。
もちろん、レンチを蹴飛ばして締めるのは、絶対にやってはいけませんね。
なお、増し締めは、タイヤが回らないぐらいに接地させて行いましょう。
このとき、ナットには100N・mほどのトルクがかかります。
タイヤが浮いた状態ではジャッキが外れることもあり、とても危険ですね。
また、増し締め中にレンチが外れると、頭を打ったりなど大けがの可能性もあります。
力がかかる作業は、とにかく十分に注意して行いましょう。
このネジの締め方は、タイヤ交換に限らず機械いじり全般に共通します。
とにかく、締める前にCRC、最初は手締めで締めすぎ注意、これさえ守れば大丈夫ですね。
最後に、タイヤを洗って作業終了です。
増し締めのあとジャッキを外したら、最後にエアを調整します。

エア圧は、車体のどこかに必ず書いてありますね。

このエアー調整も、タイヤ交換したときの必須項目です。
万が一、エア圧が低い状態で走り続けると、最悪バーストの可能性もありますからね。
コンプレッサーがないときは、ガソリンスタンドで必ず調整しましょう。
ということで、この作業を4セットほど。
慣れれば、交換自体は15分ぐらいで終わるでしょう。

夏タイヤになると、気分も上がります。
これでやっと、長かった冬が終わったという感じですね。

このような感じで、交換自体はサクサクです。
しかし、タイヤ交換は、前準備と後片付けがめんどうなのですね。
特にめんどうなのが、交換したあとのタイヤの洗浄です。

とはいえ、半年後に気持ちよくタイヤ交換するためにも、この洗浄は絶対に外せません。
ブラシでひと冬の汚れを落とし、ウエスでタイヤとホイールをふき取ります。
ビニール袋に入れてガレージに収めて、これでようやくタイヤ交換コンプリートですね。

今回は、なんだかんだで1時間半ほどの作業でした。
雪に追われながらの秋のタイヤ交換と比べ、春はのんびりと交換できるのがよいですね。
いずれにしても、タイヤ交換には機械いじりの基本が詰まっていると思います。
本記事が、なにかの参考になれば幸いです。
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