青森と三陸にいってきました。後編

GWの話になりますが、青森と三陸にいってきました。
青森でも、今回は三八上北地方、要は八戸のある東側エリアを巡る旅です。
そして、ひさしぶりに三陸を、なめるようにまわってきました。
それでは、そんな家族旅行の前編です。

青森と三陸にいってきました。前編は、こちら

久慈の道の駅に立ち寄りました。

青森と三陸の家族旅行二日目も、まずまずのお天気でした。
宿の食堂から見える海が、とてもきれいでしたね。

この日はつらつらと、三陸道とR45で三陸を満喫しつつ、気ままに南下の予定です。
まずは、久慈の道の駅に向かいました。
昭和レトロ館なるモノが併設されていて、そこの映画ポスターに釘付けです。

「君よ憤怒の河を渉れ」って、すごすぎるタイトルですね。
あとから友人に聞いたら、中国でとても人気の作品とのコト、一度観てみたいと思いました。

売店では、マグロのカマがひとつ500円で売られてます。

買うか買わないかかなり迷いましたが、手に負えそうもないのであきらめました。
息子は、アワビつぶ貝なるモノを見つけて、喜んで買っていましたね。
このあたりの商品ラインナップは、さすが三陸の道の駅という感じです。

まったりと三陸を堪能します。

道の駅を楽しんだ後は、引き続き三陸海岸をなめるように南下します。
まずは、普代村の国民宿舎くろさき荘に立ち寄りました。

ここも、リーズナブルな良い宿で、若いときはよく利用してました。
いまはとても人気で、なかなか予約が取れないのが残念です。

そして、三陸といったらお約束の北山崎ですね。

今回は、海面際まで降りることができる736段の階段にもトライしてみました。
もちろん、20段ぐらい降りたトコロで戻りましたけどね。

今回は、鵜の巣断崖にもいってみました。
こちらも、ザ・三陸という感じです。

あらためて、三陸の海はすばらしいですね。

若いころは、本当に三陸が大好きで、年に一回はツーリングしていました。
ところが震災以降、なんとなく足が遠のいてしまって、やはりいろいろ変わりましたからね。
でも、それでもここの海は最高だと思います。

田老の防潮堤で、かつての集落に思いを馳せます。

普代から田野畑と南下して、田老の道の駅で小休止しました。
この道の駅のすぐそばには、かつて世界最強といわれた田老の防潮堤があります。

工期45年、工費も数十億円の防潮堤はX型をしていて、万里の長城と呼ばれていました。
明治と昭和の大津波で甚大な被害を受けた田老集落の、悲願の防潮堤だったのですね。
しかし、先の震災でこの最強防潮堤は木端微塵になり、集落にも大きな被害が出たのでした。

今回、はじめてその防潮堤の上にたってみました。
左側の崩れているのが、震災の津波で粉砕したX型の左上の部分です。
そして、その先には、新しく作られた高さ14mの防潮堤をみることができます。

Xの左下から右下にかけての防潮堤、ここは辛うじて残ったようですね。
防潮堤の右手は野球場ですが、震災の前までは集落が広がっていました。
あらためて、大自然の前には人間など無力なモノだと痛感しましたね。

田老を出た後は、宮古、釜石と南下を続け、こちらは大槌町にある風の電話の遠景です。
ここも、TVで観てから、ぜひ一度来てみたいと思っていたのでした。

宮古や釜石のような大きな町は、だいぶ復興がすすんだ感じがします。
しかし、それ以外のトコロは、もう変わり果てたままのような気がしますね。
そして、それはそれで、また新しい歴史を積み重ねていくというコトなのでしょう。

変わり果て感がマックスな陸前高田を抜ければ、三陸行脚もほぼ終点です。
気仙沼からは三陸道をひた走り、ゴールの道の駅上品で、ネギ味噌ラーメンをいただきました。

そして帰宅後、息子がつぶ貝を調理してくれました。
これをつまみに日本酒をチビリ、旅の疲れも癒されます。

やはり三陸は良いトコロ、今回もよい旅ができました。
次回はぜひ、十和田美術館をリベンジしたいと思います。