梅ジャムを作ってみました。

2025年2月16日

SNSの友人が梅ジャムを作っていたので、私も作ってみました。
そうしたところ、これがとても美味しくてびっくりです。
基本的にジャムはあまり得意ではなかったのですが、その価値観が一変するほどでした。
それでは、そのジャム作りの顛末をご紹介したいと思います。

SNSの友人が作ったジャムが、とても美味しそうでした。

SNSの友人が、とても美味しそうな梅ジャムを作っていました。
彼は以前からジャム作りをしていましたが、ここ数年は忙しくジャムの話題はご無沙汰。
今回、ひさしぶりに美味しそうな梅をみつけたと、ジャム作りの記事がアップされました。
彼のジャムには以前から興味があったのですが、あらためてみると、とても美味しそうです。

その翌日、スーパーに買い物に行くと美味しそうな青梅が売られていました。

熊本県産で500gと、量もちょうどいい感じです。
さっそく購入して、梅ジャム作りに挑戦することにしました。

梅を切り刻んで、煮込んでいきます。

作り方は、友人のSNS記事を参考にします。
まずは、流水で表面のゴミを流し、ヘタを取ります。
ヘタの取り方は、梅酒作りのときに配偶者から指南を受けているので楽勝ですね。

友人の記事には、尻尾をペティナイフで削り取ると書いてあります。
あいにく、我が家にはペディナイフといった洒落たモノはありません。
そこで、普通に普段使いの包丁で取り除きました

その後、もう一度水で洗って刻み込むとのことですが、どんな感じで刻むのか詳細不明です。
たぶん、ジャムならみじん切りだろうと、ハンバーグに入れる玉ねぎの要領で刻み込みました。

次に、刻んだ梅を水に浸して、浸した水をすこし切って鍋に投入するとのことです。
しかし、具体的にどのぐらいの水量で煮るのか、よくわかりません。
これもたぶん、ジャムにするのだからヒタヒタといったトコロでしょう。
ということで、カレーを作るときぐらいの水量で煮込みを開始しました。

煮込み始めてしばらくすると、ぶわっとアクがでてきます。
こちらは芋煮のときの要領で、丁寧にアクをすくいました。

ここで、実を削ぎきれなかった種を投入します。
種の投入には、無駄なく実を使うことプラス、ペクチンでとろみを出す効果もあるようですね。
友人はネットを使っていましたが、ちょうどいいネットが手元にありません。
そこで、私はザルを使うことにしました。

種の入ったザルを鍋に入れて、しばらくお玉でゴロゴロかき混ぜます。
いい感じで、実が削げました。

ここまできたら、いよいよ砂糖を投入していきます。

砂糖の分量は、梅の40%前後です。

ジャムというのは、果物の砂糖煮です。
ですので、この砂糖投入が、ジャムづくりで一番の重要工程だと思われます。

友人の記事によれば、砂糖はグラニュー糖がお勧めのようですね。
しかし、我が家はきび砂糖一択で、ストックが2.6kgもあります。
そこで、きび砂糖でもジャムは作れるのかネットで確認すると、味は問題ないようですね。
ただ、見た目があまりよろしくないとのことでした。

基本的に、食べ物の見た目は後付けだと思います。
要は、美味しければ、どんな見た目でもよくみえるということですね。
そこで、今回はきび砂糖で作ることにしました。

あとは分量ですが、友人の記事には具体的な数値が書いてありません。
「酸味はあるけど、しっかり甘味が感じられるまで」と、実にあたり前のことが書いてあります。
しかし、自分の味覚にいまひとつ自信がない私としては、具体的な分量が知りたいトコロです。

そこで、ネットで調べると、ジャムの砂糖分量は一般的に材料の60〜80%とのことでした。
今回は500gの梅ですから、300gぐらいでしょうか。
さっそく、300gの砂糖を皿にとってみるけど、感覚的にすごい量でびっくりです。
すくなくとも、カステラを作ったときよりも多いのは間違いありません。

これはあきらかに多すぎると直感で判断して、まずは半分ほど投入してみました。
そして、煮汁を味見してみると、とてもよい感じです。
ただ、「しっかり甘みが感じられるまで」と言われると、すこし心もとない気もします。
そこで、50gほど砂糖を追加したところ、たいぶ甘くなりました。

ここで、近くを通りかかった配偶者に味見をしてもらったら、これで決まりと断言されました。
あとから確認すると、梅ジャムの砂糖分量は、材料の30~50%ぐらいのようですね。
今回は約200g、比率にして40%ほどで、ちょうどいい味になった感じです。

また、砂糖は30%よりすくないと、日持ちが悪くなるとのことでした。
ということで、砂糖投入はここまでで、あとはジャムになるまで煮込んでいきます。

今回は、すこし煮込みすぎてしまいました。

煮込む時間ですが、これも友人の記事には具体的な記述がありません。
「梅の煮汁がジャムになる手応えを感じるところまで」とのことで、なんとも感覚的ですね。
ということで、ジャムっぽくなるところまで、お玉で攪拌しながら煮込んでいきます。
しかし、水の量が多かったのか、なかなかジャムっぽい手応えになりません。

ここで、配偶者がひと言、「フライパンで煮ると早いよ」とのことです。
よくよく話を聞くと、若いときにジャム作りをしていたとのことでした。
であれば、もっと早く言ってほしかったですね。

ということで、煮汁をプライパンに移して、あらためて煮込んでいきます。
配偶者から「もういいと思う」と言われましたが、ジャムにしてはまだ緩い感じです。
フライパンに移して10分ほどで、ようやくジャムの手応えを感じられるようになりました。

ここで味見をすると、これが感動的な美味しさです。
梅の酸味にきび砂糖の優しい甘さがほんのりと、そしてほんの少しの苦みがアクセントですね。
これはたまりません。さっそく、ベーカリーでパンを焼いていただきたい気分です。

ジャム作りは大成功と鍋の火を止め、気をよくして入れ物を探しました。
そうしたところ、プライパンの余熱で想定以上に煮込まれて、ジャムが煮凝りのようです。
やはり、配偶者のアドバイスを素直に聞いて、まだすこし緩い時点で火から降ろすべきでしたね。
最後の最後にすこし失敗して、ちょっと残念な結果となりました。

とはいえ、味は抜群です。
すこし固めとはいえ、ジャムとしてパンに塗れないほどではありません。
初めてにしては上出来ということで、今回はこれで良しにしたいと思います。

夜、いつものヨーグルトに混ぜてみましたが、美味しすぎてたまりませんね。
そして週末、ベーカリーでパンを焼いて食べましたが、もう最高でした。

実のところ、ジャムはあまり得意ではありませんでした。
年少のころ、ヤマザキパンで売っていた、あの甘ったるいイチゴジャム。
あのイメージが、どうしても払拭できずにいたのですね。

しかし、このジャムなら、そんな私のジャム印象を根本から変えてくれそうです。
このような美味しいジャムを紹介してくれた友人に、感謝しかありませんね。
これからは、パンを焼く日が今まで以上に楽しみになりそうです。