子どもに将来の夢を語らせてはいけない。

2025年2月16日

以前、このブログに、子どもの将来についての記事を書いたことがあります。
そして、先日、朝日新聞のネット記事をみていたら、同じ意見がでていました。
やはり、世の中には同じ考えの人がいるものですね。
あらためて、若いうちからのキャリアプランには、何の意味もないと思います。

同じ意見の人がいました。

以前、このブログに、子供の将来についての記事を書いたことがあります。
結論からいうと、将来のことなどわからないのから考える必要はないという主張です。
中高生にキャリアプランなどを考えさせる風潮に、一石投じたくての記事でした。

そうしたところ、同じ意見を朝日新聞の記事でみかけました。
意見を述べているのは、内田樹さんという哲学の先生です。
私とはアプローチが違いますが、最終的な結論は同じという感じです。

内田さんは「弟子上手」ということで、他人から教えを乞うのが上手な方のようです。
そして、いろいろな方から教えを受けると、自分がいかに無知であるかがわかるようですね。
であれば、中学生の子どもが知っていることなど、ますますもってごくわずかのハズ。
それでキャリアプランを考えたところで、人生を限定させてしまうだけというお話でした。

まったくもって、その通りだと思いますね。
そもそも、大の大人でも3年より先のことは絶対にわからないモノです。
ましてや、経験値も乏しい中高生に何がわかるのかという話ですね。

もちろん、明確になりたいモノがある人なら、プランを立てて進むのもアリでしょうけど。
でも、ほとんどの人は中高生の時点でなりたいモノなど明確にはわからないと思います。
であれば、進路などよい意味であいまいなまま、間口を広く取っておくべきでしょうね。

天職とは、受動的に得られるモノ。

また、内田さんは、天職とは向こうから声がかかるモノとおっしゃられてます。
これもまた、まったくもってその通りだと思いますね。

たとえば、私の知り合いにフリーランスのデザイナーがいますが。
もともと、彼はバイク便の仕事をしていました。
そして、出入りしていたデザイン事務所の社長から声をかけられて現職に就いたのですね。

また、近所で工務店をしている人も、同じような感じでその道に入ったとのこと。
内田さんの話ではありませんが、私の周りにもそのような人は本当に多いです。
結局、自分の素質をよくわかっているのは第三者ということなのでしょうね。

であれば、ますます中学生のキャリアプランなど無意味だと思います。
プランを考えるヒマがあったら、いま与えられた課題に真剣に取り組む方が得策ですね。
そうすれば必ず、その真剣な取り組みをみていてくれている人がいるハズです。
そして、そこから天職への道が開けてくるのですね。

結局は、何事もまじめに取り組む姿勢が大切ですね。

しかし、この内田さんもおもしろい人ですね。
学者になれたのも、本業の研究実績よりも宴会の幹事役がよかったからだそうです。
でも、これも実際あるあるだと思いますね。

私も、過去に一生懸命検査装置を作っていたら、お隣の部門から声がかかりました。
そこでようやく、機械設計らしい仕事ができるようになりましたね。
そして、営業で腐っていたときは、誰からも声をかけてもらえませんでした。
まぁ、あたり前といえばあたり前の話ですね。

ということで、何事にも愚直に取り組む姿勢は大切だと思います。
特に、若いうちはですね。
そして、そこから第三者の力添えがあって道が開けるのだと思います。

また、内田さんも書いていますが、知ったふりをせず素直に受け入れる姿勢も大切ですね。
そうすることで、知見の他に人間関係も広がり、そしてチャンスが巡ってきます。
このあたり、私もなかなかできないところですが、意識していきたいところだと思いますね。

いずれにしても、中高生のキャリアプランは百害あって一利なし。
そんなことを考える暇がったら、もっともっと目の前の青春に真剣に取り組みましょう。
キャリアプランなどいつでも立てられますが、青春は一回だけですからね。
そして、悔いのない生き方をしていれば、いつか道は開けてくるのだと思います。