アジアハイウェイを走ってみたい。
アジアハイウェイという道の存在を知りました。
なんでも、東京からイスタンブールまで、総延長2万キロを超えるハイウェイです。
地図を見て、ひさしぶりに胸が高鳴りました。
なんらかの形で、ぜひ完走してみたいと思っています。
イランの地図を眺めていて見つけました。
6月に、米軍がイランの核施設とやらを攻撃したときのことです。
あらためて、イランの地理を確認したく、Googleマップを眺めていました。
首都のテヘランはカスピ海側にあること、国土で緑色なのは北辺のカスピ海側ぐらいなこと。
あとは、ほとんどが茶色の砂漠や山岳地帯であることを、つらつらと確認していました。
そうしたところ、アフガニスタンやパキスタンに通じる道を見つけました。
その気になれば、アジア側から陸路でイランに入ることができるのだと、すこし新鮮な驚きです。
この国境近辺、一体どのようなトコロなのだろうと、ひさしぶりに旅情を掻き立てられました。

地図によると、アフガニスタンに通じるのはイラン国道36号線のようです。
どのような道路なのかを知りたく、イランの高速道路でググってみました。
そうしたトコロ、アジアハイウェイなるモノを見つけました。
アジアハイウェイとは、これも初めて目にした言葉です。
そこで、今度はアジアハイウェイでググったら、本当にアジアハイウェイでびっくりしました。
このような道路が世の中にあったとは、生まれて初めて知りましたね。
その壮大な道路網の存在に、心が高鳴りました。
ウィキによれば、アジア32カ国を横断する全長14.1万kmにわたる幹線道路網との由。
提唱されたのは、1959年ということです。
まず、このような壮大な構想が、私が生まれる以前から存在することに驚きですね。
このアジアハイウェイ、主要幹線として1号線から8号線まであるようです。
その中で一番長いのが1号線で、起点が東京で終点はイスタンブールとのこと。
首都高の日本橋に、起点の標識があることにもびっくりです。
そして、その総延長は2万キロ越えというコトで、ひさしぶりに心が震えました。

もちろん、ルートもすごく、東京の日本橋から首都高、東名、名神、山陽道と西進。
福岡からフェリーで釜山に渡って朝鮮半島を北上し、中国を4000kmほど南進してのベトナム。
ベトナムを縦断してホーチミンからカンボジア経由でタイに入り、ミャンマーからインドです。
その後、一旦バングラデシュに入り、再びインドに戻りその北辺を西進。
パキスタンからアフガニスタン経由でイランに入り、そこからトルコに至るようですね。
終点のイスタンブールからは欧州自動車道路経由で、最終的にはリスボンまで行けるみたいです。
もはや、地図でルートを追うだけでも、なかなかのボリュームでした。
そして、このハイウェイ、通過する都市がまた、どれもこれも素晴らしすぎます。
ソウル、ピョンヤン、北京、広州、深セン、ハノイ、ホーチミン、プノンペン。
バンコク、ヤンゴン、ダッカ、ニューデリー、イスラムバード、そしてテヘラン。
ここまでくると、下手な世界一周クルーズなど真っ青ですね。
あらためて、アジアハイウェイはすごいです。
銀河鉄道999でアンドロメダにいくレベルの、大ロマン紀行だと思いますね。
オンラインで完走してみたいと思います。
地図でここまで胸躍ったのは、小学生のときに手にした5万分の一の白地図以来でした。
Bike乗りを標榜する者として、ぜひこのルートを死ぬまでに一度は完走してみたいモノです。
しかし、現実に完走するのは、現時点ではかなり困難のようですね。
一番は政情的な都合で、ミャンマーやアフガニスタンを走るのはかなりリスキーでしょう。
インド-パキスタン間に跨るカシミール地方も、かなりヤバい感じがします。
そして、最大難関は北朝鮮というコトで、実情は完走不可能なハイウェイのようですね。
しかし、それでもなんとか、通しで走り切ってみたいモノです。
それも、できたらオートバイで。
ここは、なんとか早く、世界平和が訪れないモノでしょうか。
アジアハイウェイを知って以来、このような感じで、ずっと妄想し続けています。
もちろん、世界平和以前に、資金的に家庭的に仕事的に、このような冒険は不可能ですけどね。
ただ、オンラインなら、もしかすると私でも完走できるかもしれないと思いつきました。
ストリートビューのようなサービスを駆使すれば、なんとかバーチャル体験できそうです。

それでも、北朝鮮のようにハードルの高いエリアもありますが、そこはなんとか情報を集めて。
そして、年内中にバーチャル完走を目指したいと思いますね。
ということで、ひさしぶりに未知の彼方に胸躍り、ワクワクしている今日この頃です。
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