神田沙也加さんに想う。

2025年2月16日

昨年末に、衝撃的なニュースが飛び込んできましたね。
彼女が聖子さんのお腹に宿ったときから知っている者としてもショックでした。

本件については、当初は記事を書くつもりはなかったのですが。
ネットのコメントなどをみていると、微妙に違和感を感じるモノも多く。
すこし、想うトコロを書いてみたいと思います。

沙也加さんの魅力は、その賢いトコロ。

昨年末に、衝撃的なニュースが飛び込んできましたね。
一報は、サンデージャポンを観ていた配偶者からでした。

「神田沙也加ちゃん、亡くなったみたいだよ!」、最初はなんのことか分かりませんでした。
彼女と死の概念が、あまりにも結び付かなかったからです。

彼女のイメージは、やはりアナ雪のアナですからね。
すこし憂いのあるエルザに対して、アナはいつも天真爛漫。
そんなアナのイメージに、彼女の歌声はピッタリでした。

そして、彼女の魅力はなんといっても、その賢さでしたね。
大スターの長女という、自分の立場をよくわきまえ。
周囲を気づかい、求められるモノにキチンと応え、そして実績を残す。

本当に正真正銘、【よくできた娘さん】でした。
さすがは聖子ちゃんの娘さん、いや、その賢さは親勝りだったといえるでしょう。
このあたりが、彼女が幅広い層から支持されていた一番の理由だと思います。

それゆえに、今回の件は本当にショックでした。
赤の他人の私でも、なにか実の娘を亡くしたかのような喪失感があります。
裏を返せば、やはり彼女は聖子ちゃんの娘という立場から逃れられない運命だったのですね。

ゆっくり休んでほしいと思うばかりです。

ネットには、「あんなに恵まれていたのに」といったコメントも散見されます。
でも、本当のところはどうなのでしょう。
すくなくとも私には、彼女がそんなに恵まれていたとは思えません。

もちろん、大スターの長女というコトで、経済的な不自由などはなかったでしょう。
美貌や才能にも恵まれていましたし、市井の庶民からすればたしかにうらやましい立場です。
でも、実際にあの立場になってみれば、それはもう大変だったろうと思うばかりですね。

ぶっちゃけ、彼女の母親はモンスターです。
そして周囲からは、いやがおうでも、その娘としての立ち振る舞いや実績が求められます。
すこしでもその立場を想像してみれば、これは生き地獄ですね。

でも、彼女はそれに対して一生懸命に応えていました。
本当に、真面目で心優しく、素直でまっすぐな方だったのだと思います。
そしてそれゆえに、夭折することとなったのでしょうね。

人生に必要な生命力の総和は、頑張りとそれに応じた時間の積分値です。
限界ギリギリのパフォーマンスを求められ続けた人が短命なのは、自然の摂理ですね。
これは、高性能なレーシングカーの寿命が短いのと、同じことだと思います。

生まれたときから高い頂を求められ続けた沙也加さん。
それに応え続けてきた彼女の生命力は、35年で燃え尽きてしまったのでしょう。
本件について、死因やそのトリガーをうんぬんしても心痛いだけだと思います。
ただただ、天寿を全うされた沙也加さんに、ゆっくり休んでくださいと祈るだけですね。

人生とは、ままならないモノ。

沙也加さんの母親の聖子さんについても、お気の毒なばかりです。
長年ファンをしている者としても、心苦しい限りですね。

あの強烈なバイタリティーで人生を切り開いてきた聖子さん。
欲しいモノはすべて手にしたかのようにみえた彼女でしたけど。
やはり、人生とは一筋縄ではいかないモノだと痛感させられました。

もちろん、彼女であれば、いつかはこの苦難も乗り越えてくれるとは信じてはいますが。
いまはゆっくりと、受けた傷を癒してほしいと思います。

本件については、ネットにも心優しいコメントが溢れているのが救いですね。
悲しみはシェアすることでしか癒されません。
そして、これもまた、沙也加さんの生きざまだったのだろうなと思うばかりです。

雑記神田沙也加

Posted by webiker