お風呂が凍りつきました。

2025年2月16日

今シーズンは、なかなか寒いです。
そのような中、自宅のお風呂が凍りつきました。
でも、キチンと対策しておけば防げた事故でもありました。
今後のためにも、顛末をブログに記しておきたいと思います。

三連休の初日に、お湯が溜められなくなりました。

事の発端は、1月の三連休初日です。
この日は前日からの寒波で、山形は最高気温が氷点下の真冬日でした。

また、折からの爆弾低気圧で、天気も大荒れです。
低気圧の影響で、頭痛持ちの配偶者の体調も、朝からいまひとつでした。

こんな日は、早めにお風呂に入って休むに限りますね。
さっさと夕食を済ませ、20時には入浴タイムです。
その日の一番風呂は、私でした。

いつものようにシャワーで体を洗い、いざ入浴とお風呂のふたを開けます。
そうしたところ、浴槽にお湯が一滴もなくて呆然としました。

もしかして、湯はりのボタンを押し忘れてしまったのでしょうか?
気を取り直し、あらためて湯はりを始めます。
そして、中途半端なシャワーで体がガクブルの中、お湯がはるのを待ちます。

しかし、待てど暮らせど循環アダプターからお湯が出てきません。
挙句、操作パネルに502といった怪しいコードが表示される有様です。

このようなコードが表示されてしまうと、もはやかんたんな回復は見込めません。
前代のエコキュートのときも、この手のエラーで散々泣かされました。

ということで、この日の入浴は、あきらめるしかありませんでした。
体調不調だった配偶者が気の毒でしたが、いたし方ありません。
バッドタイミングで給湯器が壊れるのも、世のお約束のひとつですね。

自力ではどうにもなりません。

さて、その日の入浴はあきらめたモノの、休日はあと二日続きます。
この極寒の季節に三日間もお風呂に入れないのは、ちょっと厳しいですね。

ということで、まずは自力でなんとかならないか、ネットでいろいろ調べてみました。
ちなみに、我が家の給湯器はリンナイのハイブリットタイプです。

リンナイ502は、すでにメジャーな検索ワードでした。
トップに出てきたのは、ご本家リンナイのページです。
502は湯はり不良のコード、考えられる故障個所はユハリミズコンとのことでした。

他にも、ガス屋さんのページなどがヒットしますが、概ね同じような内容です。
要は、お湯を出すための制御基板や電磁弁、あるいはポンプなどの故障ということですね。
しかも、修理代は2~4.5万円とのことですから、ちょっと凹みます。

リンナイのサイトには電源再投入で直るかもとありましたが、ダメでした。
本棚から取扱説明書を引っ張り出しましたが、こちらにもめぼしい情報はありません。

こうなったとき、一番頼りになるのは給湯器を設置してくれたガス屋さんですね。
しかし悲しいかな、ガス屋さんは連休明けまでお休みです。
ということで、まずはリンナイのコールセンターに電話してみることにしました。

修理は連休明けと告げられました。

給湯器の操作パネルには、コールセンターの電話番号が記載されています。
24時間365日対応しますとのことですから、頼もしいですね。

リンナイのフリーダイヤルに電話をして、10分少々でオペレータとつながりました。
時刻は夜の10時、私もコールセンターのオペレーターなので、この凄さはよくわかります。
こんな時刻にクレームの受電など、私にはとてもムリですね。

オペレーターは、親切でとても感じのよい女性の方でした。
状況をお伝えすると、とても恐縮し寄り添っていただきました。
しかし結論は、連休明けにあらためて修理の打ち合わせなのでした。

連休明けにあらためてでは、問い合わせた意味がないですね。
こうなったら、あとは腹をくくって連休明けにガス屋さんです。
オペレーターさんには丁重にお断りを申し出て、電話をおきました。

しかし、リンナイのコールセンターも大変ですね。
もちろん、中にはかんたんな操作の案内などもあるのでしょうけれど。
でも、お湯が使えずテンションMaxのお客様に、しばし待ての提案はキツすぎですね。
同業者として同情するとともに、深く敬意を表したいと思います。

それで、いろいろ調べた結果、入浴できる手立てはあることがわかりました。
要は、蛇口からお湯が出るのであれば、それで浴槽にお湯をためればいいのです。

ということで、我が家ではしばし、シャワーでお湯をためることにしました。
ちなみに、少しぬるめのときは追い炊きをすればいいそうです。
しかし、この追い炊きも、エラーコード632でできませんでした。

追い炊きができないとなると、あとは熱めのお湯でいくしかありません。
初日がぬるかったので、翌日は60℃にしてみました。
結果、見事な熱湯風呂でゆでだこ状態です。
お風呂のお湯を大量の水で埋めたのは、昭和における実家のお風呂以来のことでした。

あっという間に直りました。

そんなこんなで連休明けの朝、即行でガス屋さんに電話をしました。
湯だめと追い炊きができないことを伝えたら、開口一番「凍結です」と言われました。

「浴槽を空っぽにしていたでしょう?それだと、管が凍結するんですね。」

意外な展開に、ちょっとびっくりです。
また、寒い日に浴槽を空にしてはいけないというのも初耳でした。
しかし、百戦錬磨の地元のガス屋さんがいうことですから、まず間違いないでしょう。

「管を温めて凍結を溶かせば直りますよ」とはガス屋さんの弁。
「バーナーで炙ればいいんですか?」と答えたら、「後からいくから」と言われました。
たぶん、このままでは壊してしまうと思われたのでしょうね。

一時間後、ガス屋さんがきて、凍結した管に電熱ヒーターを巻いてくれました。
そして、二時間後に湯はりボタンを押したら、無事にお湯が出るようになりました。

やはり、経験値の高さは強いですね。
あれだけ悩んだ問題が瞬殺ですから、その手際の良さに感服です。

ちなみに、給湯器は常にお湯を循環させて凍結を防いでいるとのこと。
なので、冬場は浴槽のお湯を抜いてはいけないのだそうです。
最低でも、循環アダプターのところまで、お湯を入れておいてくださいとのことでした。

でも、そんな話は初めて聞いたのですけどね。
これまでは、浴槽が空っぽでも問題なかったですしね。

もちろん、タンクユニットの説明書には、その旨ちゃんと記載されていました。
でも、給湯器の取扱説明書を熟読する人など、私を含めあまりいないような気もします。
近年稀に見る厳冬が直接の原因とはいえ、お風呂に入れないのは不便で悲しいです。

やはり、このような重要事項は、浴槽にシールで貼っておいてほしいですね。
少なくとも、コールセンターの電話番号よりかは役に立つような気がします。

いずれにしても、思ったよりかんたんに復旧できてよかったです。
リンナイ給湯器の502エラー、冬場なら凍結の可能性も疑うべきですね。
そして、浴槽は空っぽにしないように、肝に銘じておきたいと思います。