福島まで、カブの出張修理に行ってきました。
息子のカブが不調になりました。
そこで、息子が住む福島市まで出張修理にいってきました。
しかし、結論からいうと直すことができず引き揚げです。
それでは、その一部始終を書いてみたいと思います。
息子のカブが不調になりました。
息子と福島まで走った翌日、ガレージで珈琲焙煎中に、彼からLINEメッセージが入りました。
出先で、カブが動かなくなったようです。
すぐに通話にきりかえて話を聞くと、走行中に突然アイドリングが高くなったようですね。
通話の後ろでは、カブのエンジンが唸りをあげている有様でした。
確かにこれでは乗れないだろうと、応急処置でアイドリング調整をレクチャーです。
まずは、手持ちの10円玉で、左側のサイドカバーを外してもらいました。
その間に、私のカブのキャブレターを写真に撮って、LINEで送ります。
サイドカバーからドライバーを出してもらったら、あとは写真をみながらの操作案内ですね。
なんとかこちらの趣旨が伝わり、高すぎたアイドリングを下げることができました。
これで、取りあえず走れるようになったと思ったのですが、しばらくするとエンストです。
ガス欠を疑いリザーブにしてみましたが、回復しません。
チョークを引いたら一瞬復活したモノの、あとはもう沈黙でした。
結局、息子は出先からアパートまで、2時間ほどカブを引っ張ったようです。
これもまた、オートバイ乗りとしての貴重な体験のひとつではありますが。
しかし、乗り始めて3日目の彼には、ずいぶんと過酷な展開になってしまいました。
いずれにしても、息子が車載工具でどうこうできるレベルではありません。
連休後半はガンマをレストアする予定でしたが、急遽、福島まで出張修理になりました。
ジェットをきれいにしても直りません。
ということで、連休後半初日の3日は、朝の9時に自宅を出発です。
クルマには、考えられるだけの工具や機材、リペアパーツを積みました。
お昼前に現地到着で、さっそく作業を開始します
症状的には、昨年の私のカブの不調に似ていますね。
たぶん、長らくの放置状態から動かしたので、スロージェットにゴミが詰まったのでしょう。
そんな風にアタリをつけて、彼のアパートの軒下で店開きです。
まずはキャブを外して、スロージェットを灯油に漬け置きです。
そして、リード線でグリグリですね。
昨年、私のカブはこれで直りました。
漬け置きしている間に、前回時間切れで取りつけできなかったトップケースを装着します。
ネットで購入したアイリス箱を、これまたAmazonで購入した荷造りベルトで取りつけました。
思いの外、時間がかかりましたが、しっかりと取りつけることができました。
あとは、汚れの取れたジェットをキャブレターに組み込んでBikeに取りつけます。
そして、試運転で問題がなければ、出張修理はコンプリートですね。
ところが、予想に反して数キロほど走ると、プスプスとエンジンがストップです。
ここで初めてプラグをチェックしたら、真っ黒で完全にカブっていました。
原因はジェット詰まりではなく、逆に燃調が濃すぎるのが問題だったのですね。
セオリー通りにプラグを確認せず、思い込みで突っ走って大失敗してしまいました。
あらためてJNを確認すると、クリップ位置が上から2番目です。
薄めのセッティングでもカブるということで、頭の中が混乱してきました。
いずれにしても、この場でかんたんに解決できる状況ではなさそうです。
しかも、何回もキャブを脱着していたら、燃料コックのパッキンが壊れてしまいました。
コックからガソリンがダダ洩れで、もはや万事休すです。
ここにきて雲行き最悪、出張修理はドハマりの様相を呈してきました。
結局、息子のカブは引き揚げになりました。
とにかく、パッキンを交換しないことにはどうにもなりません。
Googleマップ片手にBike屋さんを探しますが、どこも連休でお休みです。
やっとみつけたSBSには在庫がなく、取り寄せになるとのことでした。
ということで、ダメもとでこのカブを購入した地元のBike屋さんにSOSです。
そうしたところ、午後から米沢方面にツーリングだから、ついでに届けてくれるとのこと。
これには助かりましたね。マジメに地獄に仏でしたね。
一時間半ほど待って、息子のアパート近くのコンビニでパッキンを受け取りました。
もちろん、パッキンを交換することで、ガソリンは漏れなくなりました。
その後も、スロースクリューなどを調整しながら試運転を続けますが、Bikeは落ち着きません。
気づけば、陽も落ちてあたりは真っ暗です。
結局、この状態では福島に置いてはおけないと、引き揚げを決意しました。
まずは、家族と遅めの夕食を食べて、息子のアパートを21時半に出発です。
この日は、日中はTシャツ一枚でよかったものの、夕方からはガクブルの寒さでした。
息子の真冬のコートを借りて走りましたが、芯まで冷えましたね。
挙句、手持ちのヘルメットが半キャップで、両目がウサギのように真っ赤っ赤になりました。
それでも、不調のカブで立ち往生しなかったのはラッキーだったと思います。
ボロボロの体で夜中の12時に自宅にたどり着き、この日は泥のように眠りにつくのでした。
ということで、翌日から気合を入れて息子カブの修理です。
その詳細については、次の日記に書こうと思います。