ゲーミングパソコンをつくることになりました。

ゲーミングパソコンをつくることになりました。
発起人は大学生の息子、そして私がオブザーバーです。
先月からの一大プロジェクトで、先日ようやく完成したのでした。
それでは、その様子を3回に分けてご紹介したいと思います。

発端は、息子からのLINEメッセージでした。

ゲーミングパソコンをつくることになりました。
発起人は大学生の息子、そして私がオブザーバーです。
先月からの一大プロジェクトで、先日ようやく完成となりました。

事の発端は、10月末に送られてきた息子からのLINEメッセージです。

妙なことを尋ねると思い、くわしく話を聞いたら、ゲーミングPCが欲しいとのこと。
20万円の予算に対してすこし資金不足のため、いろいろと検討していたようです。
ゲーミングPCの入手は、大学入学当初からの彼のテーマでした。
あまりメカに詳しくない息子は、BTOの購入を考えているようです。

もちろん、数万円レベルなら、親ローンもアリです。
しかし、この手のパソコンなら、もっと安くあげる方法がありそうですね。
たとえば、同じスペックのパーツをヤフオクで集めて組むのも一つでしょう。

実際、調べてみると、同スペックの完成品が、15〜6万円ぐらいで出品されています。
そこで、オクでの購入を提案したところ、保証がないから嫌だとの回答でした。
しかし、自作ならやってみたいとのことです。
このあたりの判断基準は、我が息子ながらいまひとつよくわかりませんね。

たぶん、ゲーマーの世界には、自作はエライというヒエラルキーでもあるのでしょう。
ということで、ここは一発自作してみるということで話がまとまったのでした。

まずは、ターゲットのグラボを決めます。

ちょうどこの頃は、900SSのスイングアームで頭がいっぱいでした。
そこに舞い込んできた、ゲーミングパソコンの自作話です。
春まで乗れないBikeはいったん棚上げして、今回は息子のパソコンに軸足を移すことにしました。
年内完成を目標に、ゲーミングパソコン自作プロジェクトは動き始めます。

まずは、何はともあれの仕様決めですね。
ゲーミングPCの要は、なんといってもグラボ(グラフィックボード)です。
かつては、パソコンの主要パーツだったグラボ、私もMATROXなどをよろこんで使っていました。
ところが、オンボード版が主流になってからは、グラボなどとんとご無沙汰でしたね。

しかし、高い画像能力を求められるゲーミングPCの場合、高性能グラボは絶対的なパーツです。
ぶっちゃけ、これでほぼすべてが決まる感じですね。

そして、ゲーミングのグラボといえば、昔からNVIDIAのGeForceと相場が決まっています。
さっそく、近況をリサーチしたところ、最上級モデルの4090が39万円で腰を抜かしました。
その下の4080が20〜25万円、そのもう一つ下の4070が13〜17万円、すごい世界です。
グラボは2〜3万円という感覚の世代からすると、隔世の感ですね。

一体、こんなグラボを何に使うのかと思ったら、ゲームのほかには生成AIでの画像作成との由。
なるほど、世の中は歩みを止めることなく、進化し続けているようですね。

グラボを基軸に、主要な仕様がきまりました。

ここで、息子と話をしたところ、4090などは完全にオーバースペックとのことでした。
彼がやりたいゲームなら、あそこまでの能力は不要のようです。
というか、すねかじりの大学生が求めてよいレベルのモノではないですね。

あらためてリサーチすると、20万円台のBTO機なら4060がトレンドのようです。
フルHDでは最強と言われる4060、8GBなら5万円前後と価格も現実的ですね。
息子としてはtiの16GBを奢りたいそうなので、そこをターゲットにしました。

グラボが決まればCPUもおのずとで、ここはAMDのRyzen 5700Xに決定です。
いまから2世代前(=2年前)のCPUで値ごろ感が抜群、ネットの評価もとても高いですね。

ちなみに、いまはインテルよりもAMDのほうが高性能とのこと。
それが、インテル苦境の大原因とのことで、すごく納得しました。

そして、CPUが決まればマザーボードも決まります。
マザボは、ASUSのTUF B550-PLUSをチョイスしました。
選定理由は、このCPUを使うにあたって、最もメジャーなボードだからです。
自作パソコンを成功させるコツは、一にも二にもメジャーなパーツを使うに限るですね。

メモリーは32GB、それに1TBのSSD(M.2タイプ)の布陣であれば十分でしょう。
それプラス、簡易水冷クーラーとミドルタワーケースの仕様で見積もってみます。

ちなみに、キーボードとマウスは、私が仕事で使ってた余剰品を進呈です。
モニターもすでにあるので、ザクっと15~6万円に収まりそうでした。
なお、長らくパーツ箱で寝ている、1TBのHDDとDVDドライブも使ってもらう予定です。

この仕様なら、ちょっとかっこういいパソコンができそうですね。
さっそく、息子にLINEしたところ、この内容で進めてほしいと返信がきました。
ということで、ヤフオクを駆使してのパーツ集めが始まったのです。

ゲーミング―パソコンのパーツ集めをしました。に続く。