カブのステッカーチューン

カブのレッグシールドを交換したので、ステッカーを貼りなおしました。
たかがステッカーされどステッカー、これもこだわり始めるとキリがないですね。
最終的には自作して、なんとか満足のいく形になりました。

こだわり抜いたモノをさりげなくがコンセプト

お気に入りのステッカーでドレスアップしていたカブのレッグシールド。
交換したので、プレーン状態に戻ってしまいました。
これはこれでシンプルで良いのですが、やはりステッカーを貼りたいです。


Bikeのステッカーは、オーナーの哲学とセンスが凝縮されたモノ。
たかがステッカーなのですが、いつも気合が入ってしまいますね。

コンセプトは、こだわり抜いたモノをさりげなくです。
また、あれこもれも貼りたくなる衝動を、どう抑えるかがポイントになると思いますね。

ということで、まずは素材を揃えていきます。
まずは、前のレッグシールドについていたエンブレム。
最初は要らないと思いましたが、よくみるとなかなか格好良いのですね。

ヤフオクで新品が出品されていますが、あのお値段なら古いモノを流用でしょう。
サンダー片手にBike屋さんに行って、前のレッグシールドから取り外してきました。

ブラシで汚れを取って、欠けた部分を接着剤で埋めて着色して。
本来はカシメ留めですが、次回のシールド交換を見越して両面テープ留めの予定です。

次に、ステッカーを準備します。
ちなみに、若かりし頃なら間違いなく、ここでHRCのステッカーをチョイスしていますね。
あとは、NGKやミシュラン、モチュールなど、こだわりのパーツメーカで固めるところです。

しかしこのカブ、使用しているパーツはほとんどが純正品です。
そもそも、この期に及んでパーツメーカーのステッカーでは面白みに欠けますね。
また、最近のカー用品店ではステッカーを売っていないという事情もあります。

そして結局、貼りたいステッカーがなかなか見つからなかったりするのですね。
ということで、今回貼り付けるステッカーは自作することにしました。

エーワンのラベルシールが素晴らしいです。

ステッカーの原案は、PowerPointで作成します。
お気に入りの画像を貼りつけて、切り出ししやすいようにレイアウトですね。

そして、それをエーワンのラベルシールに印刷します。
このラベルシールは、本当に優秀ですね。
インクジェットで印刷するにもかかわらず、耐久性は下手なステッカー顔負けです。

今回は、ウィングマークのステッカーも作ってみました。
もしかすると、前述したエンブレムの代わりになるかもしれません。

原紙が印刷できたら透明の保護シールを貼って、あとはカッターで切り出していきますね。
この手の作業ですが、なにげに得意だったりします。
過去には、900SSのガスケットを切り出したこともありました。
高校生のときは、書道で作品よりも手作りハンコが上手だと褒められたりもしました。

きれいに切り出すコツは、新品のカッター刃を使うことですね。
2時間ちょっとで、いろいろなステッカーができあがりました。

フォト

あれやこれやと検討します。

素材が揃ったら、いよいよお楽しみのレイアウト検討です。
弱粘の両面テープで仮留めしながら、いろいろと試してみます。
まずは、ダークホース的にスーパーカブ改のステッカーですね。

こちら、同じカブ乗りの友人からもらったモノですが、なかなか素敵ですね。
ただ、これだとサイズが多きすぎて、他に貼りたいステッカーが貼れません。
また、レッグシールドが消耗品と考えると、ちょっともったいない感じもします。

次は、1980年代風のウィングマーク。
まぁ、オーソドックスなところですね。

ちなみに、下二枚のステッカーは、私の友人が経営するBike屋さんのモノ。
この二枚は私のBike人生の象徴なので、絶対に外すことはできません。
なので、この二枚を基軸にレイアウトしていくことになります。

さて、お次はホワイトのウィングマークですね。
こちらはこちらで、ちょっとおしゃれな感じがします。

小さいウィングマークも、缶バッチ的で格好いいですね。

ちなみに、エンブレムは右側もアリかなと思いましたが。
しかし、もともとが左側用なので、ちょっと間抜けな感じになりますね。

それではエンブレムを左に、ステッカー群を右にしたらどうでしょう?

これはちょっとクドイですね。
左右にウィングマークというのがうるさすぎる感じです。

ということで、試せば試すほどわからなくなってきました。
まぁ、このあたりもステッカーチューンあるあるですね。

元のさやに納まりました。

そして、最終的にはこの形に落ち着きました。

結局、これまでと同じレイアウトです。
いったい、何のためにあんなにステッカーを作ったのかという話ですが。
でも、あれだけステッカーを作ったからこそ、この形にたどり着けたのでしょう。
そう考えて、自分を納得させることにしました。

なお、この機会に後ろのボックスもリニューアルです。
こちらはあれこれ悩まず、直感で決めました。

スーパーカブ改のステッカーを基軸に、イメージしたのは直角三角形。
左寄りのレッグシールドとバランスするように、こちらは右寄りです。

黒地に赤のスーパーカブ改ステッカーが、思いのほか渋くて満足ですね。
自作のウィングステッカーも出番があって、なんとか苦労も報われました。
少し貼りすぎた感もありますが、しばらくはこれで走りたいと思います。