福島まで、カブの出張修理に行ってきました。
息子のカブが不調になりました。
そこで、息子が住む福島市まで出張修理にいってきました。
しかし、結論からいうと直すことができず引き揚げです。
それでは、その一部始終を書いてみたいと思います。
息子のカブが不調になりました。
息子と福島まで走った翌日、ガレージで珈琲焙煎中に、彼からLINEメッセージが入りました。
出先で、カブが動かなくなったようです。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2024/05/20240430_line.jpg)
すぐに通話にきりかえて話を聞くと、走行中に突然アイドリングが高くなったようですね。
通話の後ろでは、カブのエンジンが唸りをあげている有様でした。
確かにこれでは乗れないだろうと、応急処置でアイドリング調整をレクチャーです。
まずは、手持ちの10円玉で、左側のサイドカバーを外してもらいました。
その間に、私のカブのキャブレターを写真に撮って、LINEで送ります。
サイドカバーからドライバーを出してもらったら、あとは写真をみながらの操作案内ですね。
なんとかこちらの趣旨が伝わり、高すぎたアイドリングを下げることができました。
これで、取りあえず走れるようになったと思ったのですが、しばらくするとエンストです。
ガス欠を疑いリザーブにしてみましたが、回復しません。
チョークを引いたら一瞬復活したモノの、あとはもう沈黙でした。
結局、息子は出先からアパートまで、2時間ほどカブを引っ張ったようです。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2024/05/20240430-2_line.jpg)
これもまた、オートバイ乗りとしての貴重な体験のひとつではありますが。
しかし、乗り始めて3日目の彼には、ずいぶんと過酷な展開になってしまいました。
いずれにしても、息子が車載工具でどうこうできるレベルではありません。
連休後半はガンマをレストアする予定でしたが、急遽、福島まで出張修理になりました。
ジェットをきれいにしても直りません。
ということで、連休後半初日の3日は、朝の9時に自宅を出発です。
クルマには、考えられるだけの工具や機材、リペアパーツを積みました。
お昼前に現地到着で、さっそく作業を開始します
症状的には、昨年の私のカブの不調に似ていますね。
たぶん、長らくの放置状態から動かしたので、スロージェットにゴミが詰まったのでしょう。
そんな風にアタリをつけて、彼のアパートの軒下で店開きです。
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まずはキャブを外して、スロージェットを灯油に漬け置きです。
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そして、リード線でグリグリですね。
昨年、私のカブはこれで直りました。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2024/05/IMG_20240503_122901193_HDR-1024x771.jpg)
漬け置きしている間に、前回時間切れで取りつけできなかったトップケースを装着します。
ネットで購入したアイリス箱を、これまたAmazonで購入した荷造りベルトで取りつけました。
思いの外、時間がかかりましたが、しっかりと取りつけることができました。
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あとは、汚れの取れたジェットをキャブレターに組み込んでBikeに取りつけます。
そして、試運転で問題がなければ、出張修理はコンプリートですね。
ところが、予想に反して数キロほど走ると、プスプスとエンジンがストップです。
ここで初めてプラグをチェックしたら、真っ黒で完全にカブっていました。
原因はジェット詰まりではなく、逆に燃調が濃すぎるのが問題だったのですね。
セオリー通りにプラグを確認せず、思い込みで突っ走って大失敗してしまいました。
あらためてJNを確認すると、クリップ位置が上から2番目です。
薄めのセッティングでもカブるということで、頭の中が混乱してきました。
いずれにしても、この場でかんたんに解決できる状況ではなさそうです。
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しかも、何回もキャブを脱着していたら、燃料コックのパッキンが壊れてしまいました。
コックからガソリンがダダ洩れで、もはや万事休すです。
ここにきて雲行き最悪、出張修理はドハマりの様相を呈してきました。
結局、息子のカブは引き揚げになりました。
とにかく、パッキンを交換しないことにはどうにもなりません。
Googleマップ片手にBike屋さんを探しますが、どこも連休でお休みです。
やっとみつけたSBSには在庫がなく、取り寄せになるとのことでした。
ということで、ダメもとでこのカブを購入した地元のBike屋さんにSOSです。
そうしたところ、午後から米沢方面にツーリングだから、ついでに届けてくれるとのこと。
これには助かりましたね。マジメに地獄に仏でしたね。
一時間半ほど待って、息子のアパート近くのコンビニでパッキンを受け取りました。
もちろん、パッキンを交換することで、ガソリンは漏れなくなりました。
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その後も、スロースクリューなどを調整しながら試運転を続けますが、Bikeは落ち着きません。
気づけば、陽も落ちてあたりは真っ暗です。
結局、この状態では福島に置いてはおけないと、引き揚げを決意しました。
まずは、家族と遅めの夕食を食べて、息子のアパートを21時半に出発です。
この日は、日中はTシャツ一枚でよかったものの、夕方からはガクブルの寒さでした。
息子の真冬のコートを借りて走りましたが、芯まで冷えましたね。
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挙句、手持ちのヘルメットが半キャップで、両目がウサギのように真っ赤っ赤になりました。
それでも、不調のカブで立ち往生しなかったのはラッキーだったと思います。
ボロボロの体で夜中の12時に自宅にたどり着き、この日は泥のように眠りにつくのでした。
ということで、翌日から気合を入れて息子カブの修理です。
その詳細については、次の日記に書こうと思います。