隠れ集落探訪【ツーリング】
山形市の西側にある、作谷沢という集落の近辺をカブで走ってきました。
25万人都市の山形市にほど近いにも関わらず、田舎の面影を色濃く残した隠れ集落です。
そして、その集落近辺は、カブで走り回るに最適な県道が目白押しです。
山形市西側エリアは未開の地
暖かくなってきました。
スパイクだったカブのタイヤもノーマルに戻し、いよいよシーズンインです。
しかし、まだいけるところは限られています。
特に、奥羽山脈せまる東側エリアは雪深く、カブで走れる旧道はのきなみ通行止めです。
なので、最近はもっぱら西側エリアを走っています。
そして、この西側エリアが存外に未開の地なのでした。
もちろん、これまでもこのエリアは、何度も通過はしていました。
山形市から朝日町や白鷹町に抜けるのに、ここは最短のルートですからね。
なんとなくただの山道だと思っていたこのエリア、地図をよくみると集落があります。
それで、実際に走ってみても、途中に謎な集落があることを思い出しました。
具体的には、下の写真の集落です。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200314_094741-1024x784.jpg)
まぁ、謎の集落と言っては失礼ですが、本当にそんな感じです。
県道17号を西進し、県民の森を抜けるといよいよ山深くなってきます。
そんなところに、突如現れる集落なのです。
学生時分より、ここを通る度に気になっていた集落でした。
あらためて調べてみると、作谷沢という集落のようです。
なんと、集落のWebPageまであります。
専用のドメイン名というところに気合を感じますね。
作りはWeb1.0世代のそれですが、キチンと更新されているところが素晴らしいです。
そのWebPageによれば、ここはかつての慶長出羽合戦の主戦場のひとつなのですね。
写真の右側の小山が畑谷城で、そこが攻防戦の舞台だったようです。
2万を超える上杉軍に対し、畑谷城側は500人で戦ったといいますから、凄い根性ですね。
こんな山里でそんな戦があっとは、正に兵どもが夢の跡です。
作谷沢は、ひっそりとした集落です
県道17号から49号に右折すると、作谷沢の集落に入ります。
山形市の近郊にしては、小さな集落ですね。
似たような集落として、おもいでぽろぽろの舞台になった高瀬があります。
作谷沢は、そんな高瀬よりもずっと小さな集落です。
それでも、今春まで小学校と中学校が存在していました。
先ほどのWebPageといい、独立独歩の精神が旺盛な土地柄のようです。
集落のはずれに水車がありました。
水車のゴトゴトという音をBGMに、コーヒーをいただきました。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200314_095740-1024x768.jpg)
絵にかいたような、日本の田園風景ですね。
初夏から秋口にかけて、ほのぼのとした雰囲気が楽しめそうですね。
WebPageによれば、スカイランタンなどいろいろなイベントもあるようです。
作谷沢、気に入りました。
これからも、ちょくちょく遊びにきたいと思います。
ちなみに、作谷沢までの道中、県道17号線沿いに湧水があります。
コーヒーは、この湧水で炒れました。
コーヒーは、セブンイレブンのPBモノでしたが、最高の味わいでした。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200314_094457.jpg)
県道143号は快走路
作谷沢を探索した後は、ふたたび県道17号に戻って白鷹に抜けました。
道の駅白鷹ヤナ公園、通称あゆ茶屋の手前で、ちょっとナイスな場所を見つけました。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200307_122054-1-1024x768.jpg)
土手沿いを走り、ちょっと下ったところにある川べりです。
カブなら、こんなところにも躊躇なく入り込めますね。
最上川の川音をBGMにコーヒーブレイク、至福のひとときでした。
写真も良く撮れて大満足です。
よく撮れたついでに、ブログのTOP画像もこの写真をベースに変更しました。
その後は、県道143号で朝日町に抜けました。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200315_132612-1024x707.jpg)
この県道148号が、カブにおあつらえの快走路です。
場所によっては幅員が狭くカーブも急ですが、それが実にカブサイズですね。
小川沿いに、のどかな田園地帯を抜けていきます。
全行程も10kmほどで、ボリューム的にもちょうどいい感じです。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200315_133106-1024x554.jpg)
朝日町からは県道16号で山形市に戻ります。
こちらは、大型Bikeでも快適に走れる、よく整備された県道ですね。
この日の走りを反すうしながら、カブでポコポコと坂道を下っていきます。
山形の市街がみえてきました。
こうやってみると、山形市もなかなか大きい街ですね。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200307_133130-1024x347.jpg)
ということで山形市西側エリア、なかなか楽しめそうです。
東側エリアの解禁は、実質ゴールデンウイーク明けになります。
それまでは、いや、今年は西側中心で、カブでの走りを楽しみたいと思います。