カブで朝日鉱泉に行ってきました。後編

ひさしぶりに、カブで朝日鉱泉付近を散策してきました。
このエリアは走り込んでいるつもりでしたが、また新たな発見がありました。
近場で冒険エリアを見つけることができるのは、小さいBikeの特権ですね。
それでは、目的地のナチュラリストの家に到着してからの続きを書いてみたいと思います。

カブで朝日鉱泉に行ってきました。前編はこちら

ナチュラリストの家は、とても賑やかな山小屋でした。

朝日鉱泉ナチュラリストの家は、食事もできるようです。
さっそく中に入ってみると、ペンションの食堂のようなお店でした。

もちろん、普通のカフェのようにコーヒーなどが飲めます。
また、自家製の手打ちそばが食べられるようですね。

ここで、件のロングライダーとはお別れしました。
私はお店のデッキで、ゆったりとコーヒーを堪能です。

コーヒーを飲んでる間も、登山者がひっきりなしに出たり入ったりしています。
入り口にあるパネルをみると、このお店は正真正銘、朝日連峰の玄関口のようですね。

蔵王や月山と違って、朝日連峰には整備された自動車道がありません。
登山の話もほとんど聞きませんし、すごい秘境で登山者はあまりいないモノだと思っていました。
しかし、好きな人はここまできて登るのですね。
ゲートの前にもクルマがたくさん停まっていましたし、朝日山について認識を新たにしました。

古寺キャンプ場は、すごく賑やかでした。

コーヒーを飲んだところで、朝日町に向けてとんぼ返りです。
なお、この山道をどこまでも進むと、愛染峠を抜けて白鷹町にでるようですね。
ネットで確認すると、奥只見のコンパクト版みたいなところです。
この愛染峠については、いつか仕切り直しでトライしてみたいですね。

帰り道は下りということもあり、スピードがのります。
途中で、先般のロングライダーをパスして20分ほどで分岐点まで戻りました。
そこから、春に雪渓で難儀した峠を越えて古寺キャンプ場に向かいます。
今回は、ここで野営ごっこをしようと思っていたのでした。

ところが、いつもは閑散としているキャンプ場が、すごい人と賑わいです。

このキャンプ場、年に一回音楽イベントが開催されるとネットで見た記憶があります。
偶然にも、ちょうどその日にあたってしまったようですね。
会場にはズンチャンズンチャンと音楽が流れていて、静かに野営ごっこの雰囲気ではありません。
残念でしたが、今回はそそくさとキャンプ場を後にしました。

さて、問題は朝日町のスーパーで買った霜降りの牛肉です。
どこで焼いて食べようかと思いながらカブを走らせ、県道27号とのT字路を右折しました。
いつもは左折して大井沢経由で帰りますが、今回は大江町経由で帰る予定です。

ここは、いつも雪で通行止めで、いつかコンプリートしようと思っていました。
途中にいい感じの温泉があるので、そこも堪能するつもりです。

空き地を見つけて、野営ごっこもできました。

県道27号のT字路を右折して、すぐにいい感じの空き地を発見しました。
今回の野営ごっこは、ここですることにします。

さっそく、コールマンのストーブで肉を焼きます。

焚火もしたいところですが、あいにく薪になりそうなモノがありません。
これについてはまた、次の機会にですね。

ちなみに、お肉は激ウマです。
長らく、ステーキ肉はアメリカ産の歯ごたえあるタイプが一番だと思っていました。
それに対して、霜降り肉はとてもやわらかいのですね。
しかも、そんなに脂っこいワケでもなく、なるほど高いだけのことはあると感心しました。

愛機のカブを眺めながら、食後のコーヒーをいただきます。

ひさしぶりに、癒されるひとときですね。

気づけば、時計の針が15時を回っています。
秋の日はつるべ落とし、そろそろ帰りたいと思います。
県道27号は抜群の眺め、眼下には大井沢の集落が見えました。

途中、柳川という集落で渋い小学校をみつけたので立ち寄ってみます。
こんな風に思いつきで寄り道できるのも、カブの魅力のひとつですね。

小学校を後にして、温泉に向けてふたたびカブを走らせます。
そうしたところ、いつのまにか大江町についてしまいました。
予定していた柳川温泉は、いったいどこにあったのでしょう?

帰宅後、Googleマップで確認すると、温泉はあの小学校の手前にあったようです。
完全に見落としてしまったようで、すこしショックですね。

ただ、この日は寒かったので、温泉に入ったら風邪をひいたかもしれません。
そうかんがえて自分をなぐさめて、いつかリベンジしたいと思います。

今回の走行距離は121.6km、5時間ほどの走りでした。

やはり、朝日鉱泉エリアはおもしろいですね。
今回は、愛染峠を知ることができたのが最大の収穫です。
こんな風に、近場で冒険スポットがみつかるところが、カブの大きな魅力ですね。

それでは、次回は愛染峠アタックです。
日増しに寒くなる中、なんとか雪が降る前には決行したいトコロですね。
ただ、他のツーリングやCB1000Rの試乗もしたいです。
今年の秋は、なかなかいそがしくてうれしいですね。