梅雨入り前に、ちらりと走ってきました。

梅雨入り前に、900SSとガンマで走ってきました。
すこしお疲れ気味でしたので、今回は無理をせずちらりと近場を巡る走りです。
ひさしぶりに二台まとめて乗って、900SSが癒しのBikeということに気づきました。
900SSに乗り始めて33年、まだまだあたらしい発見があるようです。

疲れているときは、ガンマがいまひとつシックリきません。

6月最初の週末は、朝から初夏を思わせるピーカンのよい天気でした。
そして、配偶者は休日出勤です。
となれば、もう走るしかないハズなのですが。
ここ数ヶ月、仕事が忙しすぎて、ちょっとBikeに向かう気持ちになれないのでした。

もちろん、このようなときは、Bikeには乗らないというのが定石です。
とはいえ、ガンマのニュータイヤや、900SSのスイングアームを試したい気もします。
気乗りはしないモノの乗ってみたい気もするという、なんとも微妙な心持なのでした。

ということで、この日はちらりと近場を流すことにします。
まずは、帯状疱疹の診察で、ガンマで診療所に向かいました。

診察が終わって薬をもらったあとは、R13を天童まで北上します。
そこから、山寺周りのワインディングをちらっと走ってみました。
期待のニュータイヤは、やはり良いのひと言ですね。
まずは、乗り心地が格段によくなりましたし、ラインも思ったようトレースしてくれます。

ただ、あいかわらずガンマは、ハンドリングがドッシリ系ですね。
というか、そのドッシリ感に、ますます拍車がかかったような気がします。
たぶん、タイヤが新しくなって、グリップが良くなったためでしょうね。

もちろん、このドッシリ感も、悪いというワケではありません。
すくなくとも、コーナーリング中は無双の安定感で安心です。
ただ、900SSのヒラヒラとしたハンドリングに慣れてしまうと、ちょっと違和感なのですね。

というか、この日はガンマ自体が、あまりシックリこない感じです。
とにかく、あの前傾ポジションと急かしてくるエンジン、そしてモチュール香がキツイのでした。
やはり、お疲れ気味でテンションの上がらない体に、2stレプリカはしんどいですね。
4月末に米沢にいったときは手足のようだったのに、なんとも人の体とは正直なモノです。

ということで、ガンマでつらつらと56kmほど走ったトコロで一旦帰宅です。
そして、900SSと選手交代しました。

ガンマがキツイと感じる体で900SSを駆るというのもどうかと思いますが。
ただ、この日を逃すと、今シーズンの900SS初乗りは、梅雨明け以降になりそうです。
ということで、本当に近場だけのつもりで、900SSをガレージから引っ張り出したのでした。

仙台環状コースを走りました。

梅雨入り直前の900SS初乗り、今シーズンは60021.5kmからのスタートです。

この日の900SSはセル一発始動、リアバンクのカブリもなしと絶好調です。
最寄りのガススタでガスを詰めて、あこやのランプからR13を北上します。
ただ、お疲れ気味ゆえに、900SSを駆ってもいまひとつテンションがあがりません。
そこで、この日はワインディングなどをがんばったりせず、高速を軽く流すことにします。

北インターから高速にあがり、5分ほど走って蔵王IC併設のPAに入りました。
まずは、自力で交換したスイングアームとその周辺が破綻していないことを確認します。

ETCも、脱落などの心配はないようでした。

ここで、高速を降りて自宅に戻るオプションもあります。
しかし、この日は900SSの調子がとても良くて、すこしテンションがあがってきました。
そこで、このまま東進して、仙台環状を一回りしてくるコトにしたのでした。

気づいたら、900SSが癒しのBikeになっていました。

それにしても、ひさしぶりの900SSは、すべてが大きいですね。
ハンドル幅も広く感じられて、セパハンなのにまるでバーハンのようです。
そして、意外なことにとても癒されるのでした。

昨シーズンは、ガンマに比べて凡庸で退屈という感じでしたが、この日は違いましたね。
大きい車体に身をゆだね、幅の広いハンドルでドコドコというエキゾーストに包まれ高速を流す。
これがとても心地よくて、日々の疲れやストレスが氷解しました。
900SSを33年乗り続けてきて、このような気持ちになったのは、はじめてのコトです。

やはり、物事は相対的なのですね。
CB750Fが手元にあったときは、900SSはアグレッシブBikeの立ち位置でした。
しかし、よりアグレッシブなガンマが復活して、その立ち位置が変わったのでしょう。
本当に、人間の感覚というのはフレキシブルなモノだと思いますね。

村田JCTから東北道を北上し、富谷JCTから北部道路へ。
途中、よい感じに飛ばしてるCB1300とのランデブーが楽しかったです。

北部道路からは利府JCTで東部道路、ここでも岩手ナンバーのヤマハとランデブーでした。
若林JCTで別れるときに、お互い手を挙げて挨拶、このような一期一会もよいモノです。
このような出会いがあったのも、この日の走りが脱力系だったからかもしれないですね。

南道路から仙台南ICで元の東北道に戻り、菅生PAにピットインしました。
ひさしぶりの菅生は、スマートIC化に伴うレイアウト変更で駐輪場の位置が変わっていましたね。
これまでは北側の端っこでしたが、いまは建物の前でナイスです。

愛機をながめながらのコーヒー、至極極楽のひとときですね。

30分近く、長めの休息をとったところで、そろそろ帰ることにします。
お隣は700CCぐらいのヤマハ、今のBikeはマフラーが短くて格好良いですね。
煙突みたいなマフラーの900SSとは隔世の感です。

ということで、2時間、176kmほどの、よき癒しの走りでした。

このあと、900SSはタイミングベルトを交換するまで、しばらくお休みですね。

なお、今回の仙台環状も、インター一区間分の料金で走ることができました。
ただ最近、各ジャンクションにETCらしきセンサーが次々と設置されているのが気になります。
もしかして、このような走り方ができるのも、今だけなのかもしれないですね。