クラシックカーレビューに行ってきました。

前の会社の先輩に誘われて、高畠町のクラシックカーレビューにいってきました。
この手のイベントに参加するのははじめてでしたが、とても懐かしさを感じましたね。
また、先輩とも旧交を深めることができました。
それでは、その様子を書いてみたいと思います。

早起きして、南蔵王を走りました。

前の会社の先輩に誘われて、高畠町のクラシックカーレビューにいってきました。
この手のイベントに参加するのははじめてです。

この日の出動は、900SSです。
5時半起床、6時半出発で、待ち合わせ場所である七ヶ宿のファミマに向かいました。

R286を笹谷トンネル経由で東進し、R457で青根を抜け、遠刈田から県道51で七ヶ宿です。
南蔵王の牧草地を走る県道51は、独身時代のお気に入りコースでした。
気温6℃でガクブルの中、若かりしころを思い出しながら懐かしく走ります。
待ち合わせ場所には、7時半前に到着しました。

ツナマヨのおにぎりとコーヒーで腹ごしらえしていると、まもなく先輩が登場です。
先輩の駆るいすゞ ベレットGT TypeR、30年ぶりの再会でした。

ここからクラシックカーレビューの会場である高畠まで、先輩のベレGとランデブーです。
このランデブーを、お誘いを受けたときから心待ちにしていたのでした。

念願のランデブーが叶いました。

ここで、すこし先輩の紹介をします。
先輩は、社会人一年生で配属された開発課の、八歳上のエレキ屋さんでした。
生粋のカーマニアで、乗ってるクルマはBMW320。
社内のクルマ好きな連中にとっては、ヒーロー的存在でした。

また、先輩はブランド物の服をさりげなく着こなすお洒落さんで、とてもやさしい独身貴族。
一見優男風情ながら骨っぽいところもあり、誰にも媚びず、誰とも群れず。
24時間戦えますかのご時世に、アンチ・仕事マンセーな生き方を淡々と貫いていたのでした。
そんな彼に配属早々"なついて"しまい、在籍中はとても可愛がってもらったのです。

その後、先輩とは16年前の事業譲渡で別会社になり、年賀状のやり取りも途絶えてしまいました。
もう、会うことはないと思っていたのですが、二年前の飲み会で再会です。
そこでLINE交換して再び連絡を取り合うようになり、そして今回、お誘いを受けたのでした。

ちなみに、カーマニアの先輩がもっとも愛するクルマが、今回の主役であるベレGです。
社用で外出したときに、バイパス沿いの中古屋で投げ売り状態なのを見つけ、その場で契約。
あんなボロ車を60万円で買った変わり者ということで、社内では伝説でした。

私が入社した頃は、ちょうどベレGのレストア真っ最中でしたね。
その年にいただいた年賀状は、ベレGのエンジンをOHしている写真です。
私もいつか、このような年賀状を出してみたいと思ったモノでした。

その数年後、ベレGは見事復活し時は流れ、先輩は57歳で早期退職です。
今はベレGと、優雅な旧車生活を送っていらっしゃるのですね。
そして今回、クラシックカーレビューにエントリーした先輩に、お誘いを受けたのでした。

ということで、ファミマでしばし歓談後、8時過ぎに高畠に向けて出発です。
「ベレGは有鉛仕様で、後ろを走ると目が痛くなるから先行してね。」
こんな先輩の気遣いが懐かしく、うれしかったですね。


上の写真は、先輩がベレGの車内から撮ってくれたものです。
そして、あこがれのベレGとのランデブー、感無量でした。

先輩と、クラシックカーレビューを堪能しました。

高畠の会場には、8時半に到着しました。
受付を済ませたら、展示場所にクルマを移します。
今回、はじめてベレGに乗せてもらいましたが、ぶっちゃけ遊園地のゴーカートでしたね。

古びた車内の匂い、細いウッドステアリング、目の前でピコピコ動くアンメーター。
そして、チャンネルスイッチが5個並んだカーラジオ。
すべてが懐かしいです。
年少時分のクルマは、みんなこのような感じだったことを思い出しました。

「ステレオなんかをつけるのは邪道、エキゾーストノートとキャブの吸気音があれば十分さ」

そううそぶく先輩が、とても微笑ましかったですね。
先輩のベレGはステッカーのセンスといい、とてもお洒落で人目を惹きます。
道行く人も、みんな足を止めて写真を撮っていました。

エンジンルームもピカピカですが、34年前の年賀状とくらべて年季も感じられます。
ガンガン乗り込んでいることがみて取れて、うれしくなりましたね。

その後、先輩と会場をそぞろ歩きしました。
参加車両を肴に、クルマの話や近況、あるいは昔の思い出話に花が咲きます。
本当に楽しいひとときでした。

気づけば、時計の針はお昼過ぎです。
午後からは配偶者と週末の買い物なので、先輩とはここでお別れになりました。
次回は蔵王の露天風呂、もしくは仙台の先輩のマンションというコトで、会場を後にします。

帰り道は、県道268の柏木峠、途中で念願のオド6万も達成しました。

ということで、とてもよい秋の日曜日でしたね。
しかし、このあとに、すこしきびしい展開が待っているのでした。
やはり900SSは、一筋縄ではいかないオートバイです。