Cube PC
4年間、ほぼ放置状態で、今夏ついに壊れてしまったPCがこちらである。
iDEQ 210V Cube型PC。
購入したのは確か2005年の秋だから、ほぼ11年選手である。
自宅を新築した際に、PCも新築したのだった。
というか、Cube型PCといえば、やはりこれ。
Power Mac G4 Cube。
これを仙台のヨドバシカメラで初めて見た時の衝撃は大きかった。
ああ、なんて格好いいPCなんだ。
私がPCに求めるイメージを、完璧に具現化したデザインだった。
ただ如何せん、WindowsユーザーとしてはMACを買っても用を足さない由。
まぁそのウチと思っていたら案の定、このG4 Cubeもどきのベアボーンが続々と登場してきた。
そして、新築のリビングにオフィスホワイトのATX互換ケースは無粋だろうと、念願のCubePC購入と相成ったのだ。
ちなみに、このモデルを選んだのは手持ちのCPUがAMDのAthlonだったから。
AMDのAthlonが使えるCubeは、当時は確かこれしかなかったハズ。
お値段は15,700円、この手にしてはリーズナブルだったと思う。
購入先は懐かしのPC-SUCCESSである。
まぁ、実機をみるにG4 Cube の格好良さには遠く及ばないモノの、あのDOS/∨事始め時代の自作PCの野暮ったさと比べれば雲泥の差。
結婚して苦節5年、ようやく配偶者が、リビングへのPC設置を認めてくれた。
250GBのHDDにTVチューナーボードなど組み込んで、レコーダー兼PCとして我が家に地デジがやってくるまで活躍してた。
2010年にメインPCをノートに切り替えた時点で現役引退、その後、2012年にサーバーとして復活したのであった。
サーバー化にあたってはRAID構築のためHDDを二機装着。
この筐体にHDDを二機入れると結構窮屈。
放熱が心配だったので、3.5インチベイ用のファンコントローラーを取り付けていた。
で、ちょっと熱めの感じではあったモノの、サーバーとしてはなかなか良いデキで。
コンパクトな筐体と相まって設置性も良く、これはクールなサーバーと自画自賛していたのであった。
ところが、昨年末ぐらいから電源が入りづらいという現象が出始めて。
しばらくコンセントを抜いておくと復活するので良しとしていたのだが、今さらながらネットで調べてみると、こうなったら余命ひと月状態との事。
それで半年持ったのだから、この手にしては丈夫なPCではあったのだろう。
それでも、一般的な日本メーカー製PCと比べたらやはり短命だ。
これの前のサーバーはヤフオクで9,000円で落とした日立のリースアップPCだったけど、5年は余裕で動いていたしね。
しかもこのCube、壊れた電源が専用品で、電源だけの交換できなかったのが致命的だった。
やはり、サーバーは頑丈で冗長性に優れていなくてはいけない。
中継ぎのcubeも、ひと月弱でM/Bがイカレル有様だし。
今回は、なんだかんだで一週間もサーバーを停めてしまった。
その間、メールが全くできないのは痛すぎた。
という事で、クールなCubeサーバーに未練はたらたらだったのだけど、四代目となる自宅サーバーは通常のタワー型とする事にした。
やっぱ、これだと落ち着くね。電源にしろM/Bにしろ汎用的な部品が使えるというのが安心だ。
さて、これにて四代目となるこのサーバーは、この先何年頑張ってくれるのか。
WordPressでブログまで始めたんだから、今度はそう簡単に壊れてもらっては困る。
目標は10年、、、というか今度こそ、末永く大切に使っていきたいと思っている。