北山崎まで走ってきました。

ひさしぶりに、三陸の北山崎まで走りました。
この日は転職先との面接前で、いまひとつのテンションながらも走りを楽しめました。
やはり、あの展望台から眺める太平洋は格別ですね。
それでは、そんな秋の一コマを書いてみたいと思います。

目的地を決めないで走り始めました。

プチ走りを楽しんだ翌日の土曜日は、配偶者は休日出勤でした。
そして、この日はなかなかの秋晴れとの予報です。
いつもなら、迷わず走りに出るコンディションですね。

しかし、この日は転職先との面接前で、ちょっとテンション上がらないのでした。
とはいえ、ガレージのシャッターを開けると気持ちは高ぶります。
ということで、チラッと走ることにしました。

マシンは、900SSをチョイスです。
ガンマも捨てがたいのですが、来月のツーリングまでタイヤを温存しなくてはいけません。
また、900SSは車検明けから、ほとんど乗っていなかったのでした。
900SSはセル一発でエンジン始動、メーター写真を撮ってガスを詰め、8:40に出発です。

この時点で、行先はまだファジーでした。
当初は、高速で関東方面に飛んで、首都高を数周するプランなどを考えていました。
ところが、この日の首都圏はあいにくの雨模様です。
そこで、西か北にむかうことにしました。

ここで西だと、笹川流れを走って、酒田のバッカナリアでおいしいピザとコーヒーになります。
しかし、このパターンは、ここのところ連続していますね。
そこで、まずは北に向かって、湯沢のあたりでどうするか決めることにしました。

R13を北上して秋田に入れば、まもなくR108との分岐です。
ここから由利本荘経由で酒田に抜けるのもナイスなコースですね。

しかし、なぜかこの日は日本海の気持ちになれませんでした。
西の空に厚めの雲が立ち込めていたコトもあり、分岐を過ぎてそのままR13を北上します。
雄勝こまちICから高速に上がり、無料区間が終わる湯沢ICで高速を降りました。
そして、インター近くのセブンイレブンで小休止です。

結局のところ、この日は岩手の気分なのでした。
この時点で10時半すぎですので、盛岡までは足を伸ばせそうです。
横手からR107で西和賀、そこから超絶快走路の県道1号を走って、盛岡着が12時半でした。

盛岡ICの手前でガスを詰めて、ここから高速に乗れば16時前には帰還できそうです。
しかし、ここまでくると欲が出ますね。
せっかくなのでと、北山崎まで走ることにしました。

北山崎からの太平洋が格別でした。

ということで、盛岡市内を抜けてR455から三陸方面を目指します。
これまた超絶快走路のR455は、しかし今回は路面が荒れ気味で残念でした。
とはいえ、盛岡までの県道1号と同様、交通量がほぼ皆無です。
このクルマのすくなさが、岩手路の一番によいトコロですね。

盛岡から二時間ほど、気持ちの良い走りを堪能して14時半に北山崎に到着しました。
以前、ここに来たのは2019年の5月ですから、5年ぶりですね。

あいかわらず、ここから眺める海は最高です
やはり、この日は太平洋が正解でした。

秋味濃厚な北山崎を堪能したところで、とんぼ返りです。
駐車場で隣に停まっていた川口ナンバーのCB1100、オーナーに話しかけられました。

さわやかな白髪の60歳男性、この度無事に定年を迎え、東北独り旅とのことです。
1週間前に千葉を出てここまでたどり着き、ここからまた2〜3週間かけて東北をまわるとの由。
なるほど、仕事をしっかりがんばった人は、贅沢なツーリングができるのですね。
日帰り河童の自分とは大違いで、ちょっと笑ってしまいました。

CBの彼としばしの懇談のあと、お互いの無事を祈って再び走り出します。
5年前と同じ構図で写真を撮って、帰還の途につきました。

最後にすこしトラブったモノの、よい走りでした。

帰り道は、いつもなら久慈に出て、そこから八戸&東北道です。
今回は、全線開通したばかりの三陸道で帰ることにしました。
田野畑北ICから高速に上がって一発目の標識、仙台まで278kmとのことです。
意外と距離があるのに、すこし驚きました。

Googleマップによれば、自宅までは3時間40分とのこと。
時計の針は15時で、夕方までに帰ることができるか微妙なラインです。
取り急ぎ、基本片側一車線の三陸道をひた走りました。

三陸道には、ガソリンスタンドのあるSAが存在しません。
途中、釜石中央ICで降りて給油をしました。
ここならスタンドがありそうだという、野生の勘でした。

今回は勘があたり、ICを降りてすぐにコスモがあったのはラッキーでしたね。
三陸道でロングをするときは、事前に給油地点のリサーチが必要です。
その後も走ること3時間弱で仙台着、18時前に菅生PAまでたどり着きました。

ここで、お土産にかもめの玉子を買って、うまくいけば18時半前に帰宅できそうです。
ところが、ここで痛恨の立ちゴケ、しかも、このときキルスイッチが半端にオンになったらしく。
笹谷トンネルの手前で謎にエンジンストップ、最初はガス欠かと思ってJAFに電話の有様です。
結局、キルスイッチオンで復活して、なんとか19時前に帰宅できました。

725km、10時間ほどの日帰りラン、最後に少々トラブったモノのたのしい走りでした。

この日の晩御飯は、インスタントのカレーうどん。
レモンサワーと共に、程よく疲れた体に染み入りましたね。

ということで、ひさしぶり、いや、今年初の900SSでのロングでした。
まずは、900SSの調子が良いのに一安心です。
この感じなら、シーズン中にあともう一回ぐらいロングができそうですね。
そして、年内にオド6万キロを達成したいと思っています。