ガンマのキャブレターを外しました。
36年前に手に入れたオートバイのレストアをしています。
オートバイはスズキのRGV250ガンマ、実家で長らく放置状態でした。
今年の1月から作業をはじめて4か月、ようやく最終章のキャブレター編に突入です。
まずは、キャブレターの取りはずしと分解ですね。
この前記事は、こちら。
燃料ホースがガチガチに硬化していました。
今年の1月から始まったガンマのレストアですが、ようやくキャブレターまでたどり着きました。
オイルとクーラントの交換が終わったところで、まずはキャブレターを取りはずします。
最初にタンクから燃料ホースを外そうとしたところ、ホースがボロッと折れてしまいました。
ガソリンが通るホースは、軒並みガチガチの状態ですね。
さっそくネットでサイズを確認すると、内径7mm、外径11mmとのことです。
その場で、スマホからAmazonに発注しました。
レストアをしながら部品が手配できる、本当に便利な世の中ですね。
タンクを外したらエアクリーナーボックスのふたを開けます。
そして、33~4年ぶりにスポンジのエアフィルターと対面しました。
うわさ通り加水分解がすすんで、ちょっと触れただけでボロボロと崩れ落ちる状態です。
この、すこしオカルト状態なスポンジを、慎重に除去します。
なんとか、キャブレター内に落としたりすることなく、除去することができました。
このエアクリーナーのスポンジは、汎用のスポンジから切り出そうと思っていました。
ところが、ネットをみてみると、ヤフオクで新品が出品されていたのでその場でポチリです。
エアフィルターの加水分解問題は、思っていたよりもかんたんに解決して一安心ですね。
気持ちがガス欠になりました。
エアフィルターの問題はクリアしましたが、それを抑える板もグニャグニャに変形しています。
このまま使えなくもない感じですが、どうするかすこし考えたいと思いますね。
エアクリーナーボックスを外して、ひさしぶりにキャブレターと対面しました。
ホースやケーブルをかき分けながら、キャブレターを外します。
ここまでくると、いよいよゴールがみえてきた感じがしますね。
ところが、ここにきて気持ちがちょっとガス欠気味なりました。
1月からがんばってきたので、精神的な疲れがでたようです。
ひがな一日のつもりでしたが、この日は早めの16時に作業を切り上げました。
翌日、まったりとキャブレターを分解しました。
そして、レストアはしばらくお休みにしようかなと思いました。
ところが、翌日取り外したキャブレターをみていたら、またやる気がムクムクとわいてきます。
そこで、あまり無理はせず、まずはまったりとキャブレターを分解してみました。
このキャブレターは、以前分解したときにボディのネジをすべて六角穴付きに換装しています。
ですので、分解はウルトラスムーズでした。
これについては、33〜4年前の自分を褒めてあげたいですね
フロート室ですが、前シリンダー用の右側キャブは次第点です。
下側も、想定の範囲内の汚れ方ですね。
ところが、後シリンダー用の左側キャブレターが重症です。
なんと、NJの頭の部分が折れてフロート室に転がっていました。
実はこのオートバイ、この左側キャブレターがウィークポイントです。
新車で買って半年ほどで、後シリンダーがカブリやすくなりました。
そこで、キャブレターを分解したら、ピカピカの右側に対して左側は緑青だらけでびっくりです。
たぶん、左側は構造的に水分が溜まりやすいのだと思いますね。
そして今回、その左側はNJが自然折損していました。
ということで、折れたNJが外せるか焦りましたが、ペンチで挟んで回して除去に成功です。
ジェットなどの部品についても、なんとか破損させずに分解することができました。
無事に分解ができれば、キャブレターのオーバーホールも峠を越したようなモノです。
あとは、分解したパーツをきれいに洗って組み立てるだけですね。
今回は、リペアパーツも入手済みですので、主要なパーツはすべて新しくなる予定です。
ようやく、本当にようやくゴールが見えてきました。
この連載も、あと2~3回で終わることができるでしょうか。
ガンマのレストアは、あともうしばらく続きます。
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