転職することにしました。
突然ですが、転職することにしました。
とはいっても、いまお世話になっている会社に継続で契約です
ただ、仕事の内容は大きく変わりますね。
それでは、その紆余曲折について書いてみたいと思います。
マイクロソフトの仕事が終焉を迎えました。
今月に入り、タイトルの件ですこしバタバタしていました。
自己紹介にも書いてある通り、今の私の仕事はコールセンターのオペレーターです。
NTTコムチェオという会社と業務委託契約を結んで、一受電いくらで稼いでいます。
私が契約しているNTTコムチェオは、NTTコミュニケーションの子会社です。
元々は、NTTコミュニケーションのISP事業であるOCNのサービス部門でした。
それが独立して、本業のOCN以外のサポートも受諾するようになって今に至る会社です。
20年近く前から在宅オペレーターで運営していて、その分野ではパイオニアかもしれません。
そして、ここ数年はマイクロソフトのサポートを受託して事業を拡大させてきました。
その流れで私も在宅オペレーターに応募し、今日に至るワケです。
さすがはマイクロソフトということで、電話はひっきりなしに鳴ります。
完全在宅で稼ぎもそこそこ、NTTコムチェオのサポートも手厚く、なかなか美味しい仕事でした。
ところが、2年前に突然、マイクロソフトが電話受付をやめてしまいます。
問い合わせ方法が、ネットからのコールバックリクエストだけに変わってしまったのでした。
そしてそれを機に、これまでの上客だったリテラシの高くない年配者からの入電が激減です。
このときは、私の収入も1/3ほどになりました。
ただこのときは、他のオペレーターが辞めたりしたことで、3ヶ月ぐらいで収入は復帰しました。
しかし、昨秋ぐらいから、マイクロソフトが新しい受託会社と取引を開始し、そちらへの移行が始まった煽りで、またもや受電数が激減、もう一日のほとんどが待ち時間の状態になりました。
その打開策で、Officeの他にWindowsの仕事もするようになりましたが焼け石に水です。挙句、今春からはエントリー枠に制限かかり、フルで働けなくなりました。エントリーの履行率や応対品質によっては、まったく仕事を入れることができません。しかも、エントリー以外の受電には委託費を払わないということで、これまでの自由な働き方がほとんどできなくなってしまったのです。
ここまでくると、もう泥船なのは明白ですね。
事業の終わりを何度か経験している者として、潮時というのがとてもよくわかります。
ただ、今さらサラリーマンはしたくありませんし、どうしたものかと思っていたのでした。
オペレーター仲間から、お誘いを受けました。
そんな折、同じオペレーター仲間から転職のお誘いを受けました。
彼が所属するIBM系のコールセンター会社で、今と同じく完全在宅です。
仕事の内容は、スマホやタブレットの操作案内や修理受付とのことでした。
しかも、この仕事は業務委託ではなく雇用契約です。
要はサラリーマンなので、健康保険などの福利厚生が充実しているところが魅力的でした。
ただ、完全シフト制で土日祝日も基本出勤、その代わりに平日が休みになります。
かつ、月の1/3は遅番で12〜21時までの勤務とのことでした。
ですので、家族と休みを合わせることができないのがネックですね。
もちろん、お休みするためには有給などの申請も必要になります。
とはいえ、この期に及んで背に腹は代えられません。
それに、平日休みや午前中が自由な遅番制というのも、Bike乗りとしては悪くない条件です。
そこで応募したところ、知り合いの紹介ということもありサクッと内定をもらったのでした。
内定がもらえれば、あとは転職に向けて粛々と準備を進めるだけですね。
まずは、転職の旨をNTTコムチェオのNさんに報告しました。
Nさんには契約当初からお世話になっていたので、ここは仁義を通さなくてはいけません。
そうしたところ、Nさんから激しく引き留められてしまいました。
結論から言うと、今回は引き留めを受けてNTTコムチェオに残ることにしました。
仕事は、いまのマイクロソフトからNECのPCサポートに移動です。
NECのオペレーターが応募中だったので、そこに入れてもらうことになりました。
Nさんの話によれば、NECは受電があるのでそこそこ稼げるらしいです。
うまくいけば、内定をいただいた会社よりも収入は5~10%ほど多そうです。
そしてやはり、NTTコムチェオの業務委託という形態に惹かれますね。
稼ぐも休むも自分次第という自由なところが一番の魅力です。
これを知ってしまうと、やはりサラリーマンに戻るのには抵抗がありますし、それにサラリーマンに戻ってしまったら、ブログのタイトルから書き直しですからね。
ただ、今回のマイクロソフトのように仕事がなくなったらハイお終いというリスクはあります。それを考えるとサラリーマンも悪くはありませんし、年齢的にもなれるのはラストチャンスでしょう。ここはものすごく迷うところでしたが、今回はNさんの尽力に報いたい想いもあり、引き留め提案を受けることにしたのでした。
両天秤状態で半年ほど様子をみます。
内定をいただいた会社には、すぐに辞退のメールを送りました。
引き留められたとは紹介してくれた仲間に対しても言いづらいので、理由は家の都合にしました。
そうしたところ、今度はこちらからも引き留め要請です。
当初の入社が無理なら、最長9月まで待ちますとの提案を受けたのでした。
ということで、想定外の両天秤状態になっています。
これについては、いろいろと考えた結果、すこし道義に反するのかもしれませんけど、しばらくは両天秤状態にしておくことにしました。まずは本命のNTTでNEC仕事をしてみて、もしそれが微妙そうだったら9月から別会社に合流しようと思います。
4回目の転職にして、我ながらしたたかになりましたね。
最初の転職のときは20社ちかくからフラれましたから、それとくらべると雲泥の差です。
これについては、この5年でコールセンターオペレーターとしてのキャリアを積めたのが大きいですね。あとは、そこで培った人脈に非常に助けられました。あらためて、キャリアと人脈は大切にしなければいけないと痛感するばかりです。
なお、今回の転職ではウェブライターへの転身も考えましたが、やはり現実的ではなかったです。
このあたりのことについては、また別の機会に書きたいと思います。
ということで、今週から新しい仕事の研修が始まっています。
研修は6月中旬までの予定で、そこそこハードな内容になると思われます。
それでも、オペレータとしてズブシロだった5年前と比べれは気は楽ですし、またNECのサポートはPC全般にわたるものなので、その部分についてはすこし楽しみでもありますね。
内定をもらった時点では、いまの仕事は来月中旬までで、月末は仕事を入れずBike三昧などと甘ったるいことを考えていました。それゆえに、まだすこし気持ちがついてこない部分もありますが、まずは今年の前半はこんな感じで仕事をがんばりたいと思います。