珈琲問屋ができました。
私が住む街に、珈琲問屋ができました。
このお店には、ありとあらゆる珈琲の生豆が売られています。
自家焙煎派としては、とても助かりますね。
それでは、お店のレビューを書いてみたいと思います。
先週末も、珈琲焙煎にいそしみました。
先週末は、珈琲焙煎にいそしみました。
ここのところは、月に1~2回のペースで焙煎を楽しんでいます。
元々は、おいしい珈琲をすこしでも安くと思って始めた自家焙煎。
それまでは、既製の挽かれた豆を800g単位で買って使っていました。
しかし、封を切ってしばらくすると、どうしても風味が落ちてしまいます。
そんな折、仕事仲間から、生豆なら一年は保存できるという話を聞きました。
そして、近所のコーヒー屋さんから、焙煎のやり方を教えてもらったのですね。
そんなこんなで自家焙煎を始めて、まもなく3年目になろうとしています。
ところが、この珈琲焙煎、一向に極められる気配がありません。
同じように煎ったつもりでも味のバラツキが大きく、安定には程遠い状態です。
やはり、おいしいモノを安くというのは、虫が良い話なのでした。
ただ、それはそれとして、珈琲焙煎は非常におもしろいです。
豆の状態を目で追い、ハゼ音を聞きながらザルを振り、ここぞのタイミングで煎り上げる。
この五感を研ぎ澄まる感覚が、オートバイライディングにも通じてとてもたのしいのですね。
いまでは、月に数回の焙煎が、精神的癒しとなっています。
生豆は通販で買うしかありませんでした。
最近は、焙煎する豆の種類も増えました。
まずは、スタンダートとなるブラジルサントス。
これに、インドネシアのマンデリンと、タンザニアのキリマンジャロの布陣ですね。
それぞれに、ベストの焙煎深度が違うトコロがまた、焙煎魂を掻き立ててくれます。
ただ、自家焙煎をたのしむにあたってネックなのが、生豆の入手です。
残念なことに、私の住む街には珈琲の生豆をあつかっているお店はほとんどありません。
あっても値段が結構よくて、本末転倒な感じです。
そこで、これまではネット通販を使って生豆を入手していました。
ところが、このネット通販もピンキリです。
最初に買ったAmazonのショップは、ぶっちゃけスカな豆でした。
その後も、いろいろなところから豆を買って、ようやくマトモなショップを見つけた次第です。
ただ、通販ですと1kg単位での購入になりますし、送料がかかるのも残念ですね。
そんな折、生豆を扱うお店ができたらしいと、配偶者が職場で聞きつけてきました。
なんでも、珈琲好きにはたまらない感じのお店のようです。
いったいどんなお店なのか、さっそく突撃してきました。
ラインナップの多さとリーズナブルな価格に満足です。
お店の名前は珈琲問屋、最初は倉庫街にある卸売業者のイメージでした。
ところが、これがまた小ぎれいなコーヒーショップでびっくりです。
店内に入ると、世界中の生豆が、こうズラーッと!
と、思わずカリオストロの銭形になった気分で叫んでしまうほどのラインナップでした。
しかも、お値段がかなりリーズナブルです。
これなら、いつも利用している通販サイトと比べてもそん色ありません。
割高にはなりますが、100g単位で販売してくれるのもうれしいですね。
これなら、いろいろな豆を気軽に試してみることができます。
ということで今回は、何はともあれのブラジルサントスを、500gほど購入してみました。
この豆で問題がなければ、次からの仕込みはここにしようと思います。
横浜に住む友人の話によると、元々このお店は小さい街の焙煎屋さんだったようですね。
そこから、珈琲のサードウェーブに乗じて事業を拡大してきたとのこと。
ビジネス的な側面では、職人気質な既存の焙煎屋さんと相容れない部分もあるようです。
とはいえ、基本的にはしっかりしたお店ではないかとの友人談でした。
個人的に興味深いのは、仙台を差し置いて山形と福島に出店しているところでしょうか。
なかなかしたたかに、ビジネスされている印象を受けますね。
いずれにしても、このようなお店が近くにできるのはうれしいばかりです。
ぶっちゃけ、これだけの生豆需要が我が住む街にあるのかは微妙ですけど。
ただ、地方の自家焙煎派としては、長く続いてほしいと願うばかりですね。
そして、私も引き続き、たのしみながらの珈琲焙煎研鑽を積んでいきたいと思います。