コーヒーの自家焙煎

コーヒーを自家焙煎してみました。
ハードルが高いと思っていた焙煎ですが、意外とかんたんだったりします。
自分でコーヒー豆を煎ってみたい人の参考になれば幸いです。

コーヒー豆の焙煎にチャレンジしました。

毎朝の食事後に欠かすことのできないコーヒー。
我が家では長らく、藤田珈琲のオリジナルブレンド深煎りを愛飲しています。
クセがあまりなく、長い間飲み続けても飽きが来ないのがいいですね。

Amazonで800g1350円、生協だと年に数回特売するので、いつもまとめ買いしています。
でも、飲みきる前に賞味期限が過ぎてしまったり、あるいは豆を切らしてしまったり。
また、一袋800gもあると、最後の方はどうしても風味が落ちてしまたり。
そのあたりが、ちょっと悩みどころなのでした。

そんな折、仕事仲間にコーヒーを自家焙煎している人がいて。
その人の話によると、Amazonで売っている焙煎道具が、なかなか良いとのことです。

豆も生で買うと安くて、しかも1年ぐらい保存ができるようですね。
なるほど、それなら風味の良いコーヒーを、毎日リーズナブルに楽しめそうです。
ということで、ここ一年ぐらいコーヒーの自家焙煎を考えていました。

コーヒー屋さんで手ほどきを受けました。

そのような中、近所に焙煎を売りにしたコーヒー屋さんができました。
そして、コーヒー豆を買いがてら、いろいろと話を聞いてきました。

こちらのお店でも、なんと前述のAmazonで売ってる道具を使って焙煎していました。
そして、この焙煎道具も悪くないけど、一番良いのは100均のザルとのことでした。
Amazon焙煎道具の価格にちょっと躊躇していた私に、これはとても朗報でしたね。

店主さんのお誘いで、実際に道具を借りて焙煎体験もしてみました。
なるほど、確かにAmazonの道具だと、素人でもいい感じに焙煎できます。
でも、100均ザルのほうが、よりムラなく煎ることができますね。

ただ、100均ザルの場合、チャフ(コーヒー豆の皮)が散乱します。
もし屋内で焙煎するなら、Amazonで売っている焙煎道具一択になるでしょうね。

ということで、今回は100均ザルでトライすることにしました。
我が家は屋外でも作業ができますから、チャフの件はまったく問題になりません。
さっそく、お店で売っていた自家焙煎キットを1,200円で購入しました。

いよいよ、焙煎にチャレンジです。

焙煎するにあたって、まずはコールマンを引っ張り出します。
先般、ポンプカップを交換したばかりので、ストーブ自体は絶好調。
添加物満載の赤ガスで煎るのはすこし気が引けるので、今回は白ガスを使いました。

キットに入っている豆は三種類です。

それでは、順番に煎ってみることにします。
まずは、100均のザルに一袋分の豆を入れて、最大燃焼状態のコールマンにかざします。

あとは、かごを左右にスナップさせて、まんべんなく熱を加えていきます。
10分ぐらいで一ハゼの音がバチバチと、そして二ハゼ目がはじまったぐらいで完了ですね。

火から離しても余熱でどんどん焙煎が進むので、すぐさま別のザルに移して冷却します。

お店で手ほどき受けたときはフレンチロースト仕立てでしたが、今回は中炒です。
今回も、なかなかうまくできたようで満足ですね。

コーヒーの風味を存分に楽しみました。

煎ってすぐの豆は、なぜかまったく香りがしません。
もしかして失敗したかと思いますが、でもしばらくするとちゃんと香りがでてきます。
そして、そのまま2~3日熟成させれば飲み頃となります。

あとは、実家からサルベージしたミルで、ゴリゴリゴリと豆を挽きます。
いつものフレンチプレスでコーヒーを淹れて、いよいよ運命の試飲ですね。
味は、これまでの藤田珈琲に負けていません。
そして、風味が、やっぱり煎りたて挽きたては違いますね。

豆は、3日分ぐらいをまとめて挽いてタッパーに保存することにしました。
これなら、朝の忙しい時間帯でも、いままでと同じ工数でコーヒーが淹れられますね。
そして自家焙煎は、ひと月に1~2回のペースで十分でしょう。

これで、いつでも風味のあるコーヒーが楽しめるようになりました。
生豆をストックしておけば、豆切れで困ることもありません。
なによりも、リーズナブルなのがうれしいです。

いずれにしても、コーヒー豆の焙煎は、そんなに難しくはないですね。
専用の機械がなくても、100均のザルでまったく問題なしです。
この記事が、自家焙煎を考えている人の参考になれば幸いです。