900SSキャブレターの連結解除に成功しました。

900SSのキャブレター整備、第二弾です。
結論からいうと、連結解除に成功ですね。
思いの外イージーでホッと一安心、そして、なんかとても楽しくなってきました。
※この記事の前記事はこちらです。

隙間時間にすこしずつ分解を進めます。

900SSのキャブレター整備を、休日の隙間時間にすこしずつ進めています。
今回は、エアクリボックスにつながるホースの修理からですね。
ここは外しずらくてマイナスドライバーでこじったりするのですが、完全に破れています。

たぶん、これも件のドカ屋さんの仕事と思われます。
まずは、ゴム用の接着剤で様子見ですね。

ホースの破れを直したトコロで、いよいよ本丸のキャブレターですね。
まずは、外せるジェット類をすべて外します。

ダイヤフラム側のジェットも、なんとか取り外しに成功しました。

しかし、このエアスクリューだけはどうにもなりません。

これについては、後日、専用工具を準備して再トライの予定です。

ネットの情報をもとに、バラせるトコロまでバラします。

ネットで調べると、このキャブレターはミクニのBDST38です。
900SSの他にヤマハのTRX、あるいは四発のFZRなどに使われている汎用品のようですね。
そして、この型番で検索すると、いろいろと情報が出てきます。
たとえば、スライドピストンのガイドが外せることも、今回ネットではじめて知りました。

まずは、JNを留めてるネジを外します。

ニードルバルブ受けのプラパーツには、謎の白い物質がついていました。

ジェットホルダーを、手でグニグニしながら外します。

あとは、JNを手で押せば、スライドピストンガイドを抜くことができます。

ここまでバラしたのははじめてですね。
ガイドとNJは固着しているのか、手で押しても外れませんでした。
ここはCRCを吹いて丸一日後、無事に取り外しに成功です。

外したガイドは、結構汚れていましたね。
また、スライドピストンとも、すこし引っかかりがあるようです。
もしかすると、スライドピストンは新品に交換するしかないかもしれません。

結局、連結を解除しました。

それでは、いよいよ連結解除にトライです。
まずは、アイドル調整のネジを外しました。
ここは、別パーツに換装予定です。

意を決して、同調用のネジを外します。

これを外したら、もう後戻りはできません。

そして、もう片側のバネを外せば、連結を外すことができます。
このバネを、飛ばして無くすと詰みになるようですね。
ということで、作業場所を自宅の玄関に変えて、マイナスドライバーで慎重に取り外しました。

同調部分のバネが外せたら、あとは連結を外していきます。

すこし難解なチョーク部分も、プラスチックのクリップを外せば楽勝ですね。

サクッと、連結外しに成功しました。

いくら連結外しがたいへんとはいえ、所詮は2連です。
以前、連結を外したCB750Fの四連と比べたら、1/10の労力でしたね。

ネット情報の通り、燃料パイプのゴムシールが劣化してボロボロでした。
これではガソリンが滲んでしまうので、この機会に交換です。

他のパーツも、磨き甲斐がありそうなぐらいに汚れていますね。

そして、これで念願のエアカットバルブの交換ができます。
ここまで分解したら、あとは一冬かけてジックリと取り組みたいですね。
思いがけず、寒い季節のたのしみができて、すこしうれしい週末なのでした。