イノシシ肉でジャーキーをつくってみました。

友人からイノシシ肉をたくさんいただいたので、ジャーキーをつくってみました。
これが、意外とかんたんでおいしくて、とても楽しめます。
そして、これを機に燻製器もつくってみました。
しばらくは、燻製作りにハマりそうです。

イノシシ肉を、たくさんいただきました。

イノシシ狩りにハマっている友人から、イノシシ肉を3kg弱ばかり分けてもらいました。
ぶっちゃけ、たくさんあり過ぎて処理に困っているようです。
1/3ぐらいは知り合いに分けましたが、それでも2㎏弱ぐらいは手元に残りました。
取り合えず、100gぐらいのブロックにして冷凍庫に保存です。

これだけのイノシシ肉、焼き肉にするだけでは芸がありません。
そこでネットをみてみると、なんとジャーキーがつくれるようです。
レシピをみるとそんなに難しそうではなかったので、さっそくトライすることにしました。

まずは、冷凍したブロック肉2つを半解凍して5mm厚ほどにスライスします。
冷蔵庫で24時間かけて半解凍したイノシシ肉は、見た目がカツオの刺身のようですね。

スライスした肉を、50℃の塩水で血抜きします。
その間に、しょう油、酒、塩、砂糖、コショウ、そしてチューブのにんにくでだしを作ります。
そして、血抜きした肉にだしをいれてよく揉んで、そのまま冷蔵庫で24時間ほど漬け込みます。

翌日、肉をキッチンペーパーで拭いて水気を取り、金網に並べて干していきます。
今の季節、並べただけでは乾かないので、扇風機で風を当てました。

3日ぐらい乾かすと、いい感じの干し肉になります。
ここまでで下準備は完了、いよいよ燻製にしていきます。

ブリキのバケツで燻製器をつくりました。

市販の燻製器もいろいろありますが、まずは身の回りのモノでトライです。
キッチンで余っていたステンレスのボウルを2個使い、あとはいつものコールマンですね。
温度計は、Amazonで730円ほどでゲットしました。

結論からいうと、ジャーキーができあがりました。
ただ、だしの分量を間違えてしまったので、ものすごくしょっぱいです。
また、燻製したときの火力が強すぎて、ちょっと固目の仕上がりでした。

ということで、だしの分量と燻製装置を見直してリベンジです。
正しい分量は、肉300gに対してしょう油、酒、ニンニクが小さじ1、塩が小さじ2/3、砂糖とコショウが小さじ1/3です。そうしたところ、とても良い感じの干し肉になりました。

そして燻製器の方は、まずはAmazonでブリキのバケツを780円でゲットです。
取っ手はいらないので、ドリルでリベットを外して取り外しました。

次は、手持ちのゴム丸棒とボルトナットでステンレスボウルに取っ手をつけます。
そして、φ4.5の穴をあけて温度計をセットできるようにしました。

これで、バケツ燻製器が完成です。
費用はバケツと温度計で1,500円ほど、制作時間は30分でした。

ステンレスボウルのときとくらべて、今度はチップが燃える位置がずいぶんと下の方になります。
これならば、燻製温度が高すぎてジャーキーが固くなる心配もなさそうですね。

おいしいジャーキーができました。

さっそく、完成したバケツ燻製器で燻製していきます。
そうしたところ、コールマンに直置きだと熱すぎて、レンガに載せると冷えすぎのようです。
その後も、コールマンの下にレンガを置いたりといろいろな調整をして、なんとか60〜80℃で燻製できるようになりました。

そうしてできあがったイノシシジャーキーがこちらです。

今度は、味も固さも絶妙で大成功でした。
このイノシシジャーキー、すこし脂っこくて、そしてとても野性味に溢れていておいしいです。
ビールはもちろん、日本酒のおつまみなどにも最高ですね。

燻製用のチップがあまったので、味玉とチータラも燻製にしてみました。

こちらも、めちゃくちゃおいしいですね。
次は、手羽元を燻製にしてみたいと思います。

燻製は下準備にすこし手間がかかりますが、それも含めておもしろいですね。
どんな食べ物も、魔法にかかったようにおいしくなるので楽しいです。
この先しばらくは、燻製作りにハマりそうな予感です。