春休みの料理でカステラを作ってみました。

春休みの料理で、カステラを作ってみました。
思いの外、かんたんに、そしておいしくできて満足です。
そして、カステラについての知見も増やすことができました。
それでは、ある春の日のカステラづくりを書いてみたいと思います。

カステラがおいしいので、作ってみることにしました。

ダイエットをしている影響なのか、最近カステラが無性においしいです。
きっかけは、仙台のスーパーでみつけたこちらのカステラでした。

広島のマルト製菓で作ってるカステラ、店舗でみつけて実においしそうで衝動買いです。
昼食代わりに一切れとか、ダイエット中にはいい感じの食品なのですね。
その後、地元の産直で農家の手作りカステラを見つけました。
カボチャ入りのそのカステラも、とてもおいしかったです。

そして、農家で手作りできるのなら、もしかしてカステラってつくれるのと思いました。
そこでググってみると、レシピがたくさんでてきます。
そんなに難しそうではなかったので、さっそくカステラ作りにチャレンジしてみました。

まずは、カステラの型をつくります。
我が家には四角の型がないので、ここはネットで紹介されていた新聞紙でトライしました。


6枚の新聞紙に切り込みを入れて箱をつくり、内側にクッキングペーパーを貼れば完成です。
組み立てには、ホチキスをつかうといいですね。
生地が漏れたりオーブンで燃えたりしないのか心配ですが、そのときはそのときです。

この型作りがなかなか手間で、これができればもう折り返し点ですね。
まずは砂糖と強力粉を100gづつ、砂糖は何でもよいみたいです。
今回は、キッチンの引き出しから出てきた三温糖でトライすることにしました。

砂糖と共に、電動泡だて器もキッチンの引き出しから取り出します。
この泡だて器、10年ぶり以上の稼働なので、まずは動くかどうかチェックしました。

泡だて器が大丈夫でしたので、次は調味料を準備します。
ハチミツ、みりん、オリーブ油をそれぞれ大さじ2つづ、湯煎した容器で混ぜ合わせます。

あとは、先ほどの新聞紙で作った型に砂糖を50gほどまぶしておきます。
本来、ここはザラメなのですが、今回は三温糖で代替しました。

ここまでで下準備が完了です。
そして、いよいよカステラの生地作りに取りかかります。

電動泡だて器で、はじめて生地をつくってみました。

まずは、常温状態の卵を4個、湯煎したボールにいれます。
これに、さきほどの砂糖100gを加えて、泡だて器で攪拌していきます。

この泡立て作業、実は30年越しのリベンジだったりします。以前、ケーキづくりにトライしたことがあるのですが、スポンジケーキをつくるにあたり電動の泡だて器がないため手動で挑んだのでした。

ところが、小一時間こねくり回してもムース状にならず、中度半端な状態で焼いたら、焦げて傾いた遺構のようなケーキになってしまったのですね。それ以降、いつか電動の泡だて器を入手してリベンジすると心に誓っていたのでした。

ということで、喜び勇んでムースづくりをはじめたのですが、電動泡だて器でもなかなかムースになりません。20分ちかく攪拌し続けてようやく、そして一気にムース化しました。ムースの塩梅は、レシピサイトにあった動画が非常に参考になりました。

ムース化したら、先ほどの調味料を入れて再度攪拌します。

ここで、先を見越してオーブンを180℃で予熱開始ですね。
そして小麦粉を投入して、こちらはへらで混ぜ過ぎないように混ぜ合わせます。

できあがった生地を新聞紙の型に入れて、型をトントンと10cmの高さから落としてエアー抜きします。生地が漏れだしたりしないか心配でしたが、これは杞憂で一安心しました。

あとは、予熱が終わったオーブンに投入して、おもむろに焼くだけですね。

一晩おいて、しっとり感を出しました。

焼き方は、最初に180℃で10分、その後140℃で30〜40分です。家中がカステラの香ばしい匂いに満たされたところで焼き上がり、ドキドキしながら型から取り出してみると、見事カステラができあがっていました。

半分に切ってみると、見た目は売り物のカステラのようでうれしいです。

さっそく、それっぽく切り分けてルイボスティーでいただきました。

それでお味の方は、まごうことなきカステラです。
ちょっとサクサクでしっとり感がないけれど、とても満足のいくできばえでした。
底面のザラザラとした砂糖の食感もナイスで、代替の三温糖は大当たりです。
家人にも好評で、取りあえず一発目としては大成功ですね

ただ、しっとり感がないのが気になってネットで調べると、ラップでくるんで一日寝かすと良いらしいです。そこで、残り1/2をラップでくるんで寝かせたら、バッチリしっとりが感でました。なるほど、カステラとはこのようにつくるのですね。

また、これも後から知りましたが、カステラは本来、木の型でつくるのだそうです。
金属の型では熱が伝わり過ぎて、上手に焼けないらしいのですね。
ですので、型は新聞紙製が正解とのことでした。
早まって、100均あたりで金属の四角型を買ってこなくてよかったです。

それと、ウィキによればカステラは和菓子ということで、これにもとても驚きました。
なるほど、だから調味料にはみりんが入るのですね。

いずれにしても、いろいろと勉強になった春休みの料理でした。
スイーツづくりでカステラは珍しいと思うので、このネタはいろいろと使えそうです。
これからも折を見て、カステラをつくってみたいと思います。