アクションカメラの台座をつくりました。
900SS用に、アクションカメラの台座をつくりました。
材料は木材で、オートバイ用のパーツとしては意外なマテリアルかもしれません。
でも、これがなかなか使えるのですね。
今回は、その辺りのことをつらつらと書いてみたいと思います。
アクションカメラのステーが壊れてしまいました。
夏休みといったら、やはり工作ですね。
というわけでもありませんが、すこし木工をしてみました。
今回のお題は、900SSのアクションカメラ台です。
ドラレコ代わりのアクションカメラを、トップブリッジに据え置くための台座になります。
これについては、3年前に一度制作していたりします。
3年前の台座は、こんな感じで木片に穴をあけ、三脚用の1/4ネジを貫通させたものです。
仕上げに耐水用の塗料で塗装をして、トップブリッジにはタイラップで固定しました。
そして、アクションカメラに付属されていたステーで位置を出して使っていました。
かんたんに作れた割には風雪にも耐え、意外と使えて満足でした。
しかし、この方法ですと、走行中の振動でステーのネジが緩んでしまいます。
そして、3年目にしてステーの一部が壊れてしまいました。
壊れたステーをプラリペアで直す手もありますが、ちょっと心許ないです。
下手をすると、カメラがどこかに飛んでいってしまう可能性がありますからね。
ということで、この機会に台座をキッチリ作り直そうと思います。
パーツを新たに切り出しました。
作り直すにあたって、まずはこれまでの台座を流用しようかと考えました。
でも、板の真ん中に1/4ネジの大きな穴が開いているので、ちょっと難しそうです。
なので、あらためて木片で台座を切り出すことにしました。
今回は、カメラを載せるステーの部分も作ります。
まずは、トップブリッジの角度に対して水平を出す方法ですね。
これは中学校の図形の問題と同じで、結論からいうとキャスター角にすればOKです。
分度器でけがいて、念のために現物合わせしてみましたがバッチリですね。
あとは、ゼットソーでまっ直ぐに切断していきます。
台座を切り出したら、次はカメラを取り付けるネジの加工です。
こちらは、今まで使っていた1/4のネジ流用しました。
まずは、ネジの頭をサンダーで落としていきます。
次に、ステー代わりの板に、ネジを差し込む穴をあけます。
ここは、できるだけ垂直が出るように慎重に作業を進めます。
そして、最後にネジを差し込んで2液性のエポキシ接着剤で固定です。
ここで、カメラを固定したときに、カメラが正面を向くように位置決めするのがポイントですね。
ここは、本工作で一番の重要工程ですので、慎重に作業を進めました。
あとは一晩かけて、接着剤が固まれば完成です。
ねらい通りに、いい感じにできあがりました。
撮影位置があわないので作りなおしました。
組み立てができたら、あとは耐水のために塗装をしていきます。
塗装は、以前のトイレの床修理で使った水性塗料ですね。
水性とはいえ、乾けば十分な耐水性を発揮してくれます。
塗装が乾いたところで、さっそくBikeに取り付けてみます。
このときは、なかなか良い感じと思いました。
ところが、実際に撮影をしてみると位置がすこし低すぎたようでした。
正直、メーターと空しか映っていなくてがっかりです。
ということで、900SSがクラッチ修理でドッグ入りの間に作り直しです。
まずは、一度バラバラにして、以前の台座を流用してゲタをはかせました。
ボルトの角度も、水平から5度ほど前傾するように微調整です。
あとは、以前の台座に開いていた1/4ネジの穴をパテで埋めていきます。
パテは、これまた以前のトイレの床を直したときのウッドエポキシパテを使いました。
パテが乾いたら紙やすりで表面を整えて、水性塗料で再塗装すれば完成ですね。
最後に台座の裏に板ゴムを張り付けて、修理からあがった900SSに取り付けてみます。
さっそくテスト撮影してみると、今度はバッチリのようですね。
今度はステーレスなので、カメラの取り付けがとてもかんたんになりました。
また、締め込んだときにカメラが正面を向く仕様なので位置決めも超らくちんです。
それと、この木製台座ですが、あまり振動を拾わないのもいいですね。
ということで、あらためて木材加工は良いですね。
やはり、金属と比べて切った貼ったの加工がけた違いにやり易いですからね。
唯一の懸念事項である耐水性も、塗装をすればまったく問題ありません。
駆動系や足回りなど、本気で荷重がかからない部分なら木製パーツ大いにアリです。
すこし紆余曲折しましたが、いい感じでカメラの台座ができました。
あとは、いますぐにでも走りに行きたいところです。
ところが、まだちょっと事情があって走りにいけない状態です。
この900SS絡みのネタ、もうすこし続きます。