カステラの木枠をつくってみました。
カステラをつくるときの木枠をつくってみました。
最初は、単純に升のような枠をつくればよいと思いました。
ところが、想定外の大失敗で愕然です。
それでは、カステラ木枠の顛末について書いてみたいと思います。
カステラの木枠をつくってみました。
今年に入って、カステラつくりを楽しんでいます。
これまでは、新聞紙で型枠をつくっていました。
ところが、この型枠つくりがカステラ本体をつくるよりも面倒だったりします。
この先もカステラをつくるのであれば、恒久的な型枠があった方がいいですね。
そもそも、カステラは木枠でつくるらしいです。
ということで、カステラ用の木枠をつくってみました。
材料はガレージに転がっていた16mm厚の木材です。
これで、内寸法 15cm×15cm×7.5cm の木枠をつくりました。
この寸法ですと、30cm幅のクッキングシートがドンピシャです。
カステラの生地も、ドンピシャで収まりました。
木枠ができれば、あとは焼いてみるだけです。
カステラつくりはこれまで失敗したことがないので、ここまでは自信満々でした。
自作の木枠で焼いたら大失敗しました。
これまでは、180℃で10分焼いたあと、140℃で40~45分ほど焼いていました。
ただ、これだとすこし焼け過ぎの感じなので、今回は気持ち5分ほど短めに焼いてみます。
見た目は、とてもいい感じに仕上がりました。
ところが、幸せだったのはここまででした。
木枠からカステラを取り出してみたら、中がぜんぜん焼けていなくて玉砕です。
ゲル状のカステラ生地で大洪水のキッチンを眺めながら、愕然としました。
あきらかに、失敗の原因は木枠ですね。
ここであらめてカステラ木枠でググってみると、本物は木枠だけのようです。
升のような形をしているモノと思い込んでいましたが、完全に違っていました。
また、この期に及んでオーブンとグリルの違いも確認してみました。
そうしたところ、焼き網のグリルに対してオーブンはサウナ室とのことです。
であれば、型が新聞紙から厚み16㎜の木枠になれば、うまく焼けるワケがないですね。
しかも、今回は杉材を使ったので、オーブンで焼くと家中に檜風呂のような香りが充満します。
もちろん、カステラも杉材で燻製されたような状態で、これはもうダメダメですね。
そこで、あらためて木枠を造り直しました。
つくり直した木枠で、なんとかうまく焼けました。
まずは、焼いても香りの出ない集積材を使うことにします。
手持ちの材料でつくりたかったので、側面部は木片を継ぎ足す形になりました。
本物のカステラ枠は、枠だけのようです。
しかし、それでは使いづらいので、今回は底の部分をすのこ状にしてみました。
底材は5mm厚のモノにしたので、今度は問題なく熱が通ると思います。
枠を作り直したところで、さっそくリベンジしてみました。
前回の大洪水がトラウマで、リベンジ版は10分ほど長めに焼いてみました。
今度は杉材の香りがつくこともなく、いい感じに焼きあがったようです。
そして、ドキドキしながらカステラを取り出してみると、大成功でした。
しかも、今回のカステラは、木枠から取り出しても縮みません。
あとは、半分に切ってラップでくるんで一日寝かせればできあがりですね。
ということで、思いの外デリケートだった、カステラの木枠つくりでした。
やはり、素人は新聞紙の型でつくるのが、かんたんで間違いがないようですね。
だた、この木枠があれば、毎回新聞紙で型をつくらずに済むのでうれしいです。
今後は、この木枠を使って、がんがんカステラを焼いていきたいと思います。
今回はすこし焼き過ぎたようで、しっとり感がいまひとつでした。
この木枠を使いこなすためには、もうすこし焼き時間の調整が必要なようです。
だた、ここにきて、家人からしばらくカステラはいいというクレームが入りました。
ということで、カステラつくりの総仕上げは、もうすこし先のお話になりそうです。