コロナウィルスと闇営業
ここ数日、世間を賑わせている新型コロナウィルスと闇営業事件のその後です。
どちらも、人間の本質をまじまじと見せつけてくれる事件ですね。
結局は、誰もが死を恐怖しながら好き嫌いで生きているってことだと思います。
パンデミックでみえてくるもの
今月に入って顕在化した、武漢発の新型コロナウィルス騒動。
現在、爆発的ともいえる勢いで感染が広がっているようです。
WHOが緊急事態宣言をだすぐらいですから、そこそこシビアな状態なのでしょう。
しかし、感染していても無症状の人がいるとのことですからね。
これでは、素人目にも水際対策など不可能のように思います。
勝ち筋の見えない戦いに挑まれている医療機関や政府関係者の皆さん、本当にお疲れ様です。
一個人としては、早くこの嵐が過ぎ去ることを祈るのみですね。
それにしても、感染者排斥のニュースが興味深いです。
具体的には、以下のようなことが全世界的に発生しているようです。
- カナダのトロントでは中国系カナダ人が差別
- タイでは中国人の食習慣をあざける投稿
- ベトナムでは中国人を宿泊拒否
- フィリピンでは感染者がいる国からの観光者の訪問も禁止
- フランスをはじめ欧州でも、中国系住民が偏見に晒される。
そのような中、日本では「がんばれ中国」というコメントがネットにあふれているとの話もありますが、実際はこんなモノがSNSに流れてくるありさまです。
結局は、誰もが「死ぬのは嫌だ、死ぬのは怖い」ワケなのですね。
先般、私がここに書いたことが、正に実証されているようです。
ま、この期に及んで感染者やそれを疑われる者の排斥をヒステリックに喚きたてるのもアリでしょう。
やっぱり、病気になって死ぬのは誰でも嫌ですからね。
人間、誰しもが悟りの境地にたどり着けるワケではありません。
命が危険にさらされ追い詰められれば、恥も外聞もなくただの醜い修羅となるのは、これは致し方のないことです。
ただ、今回、これだけ死にたくないと喚くのだったら、金輪際もういつ死んでもいいとか自然に美しく安らかに死にたいとか、そんな綺麗ごとは口にしないで欲しいですね。
ちなみに、この手のウィルスは、ハマる人はハマるという感じでしょうから。
その時は己の運の悪さを嘆き、あとは自身の回復力を信じて祈るだけですね。
基本、どんな病気も免疫力が全てだと思います。
よって、大切なのは栄養と睡眠、それとできるだけストレスのない生活。
あとは、手洗いとうがいの徹底でしょうか?
私はこれらに気を付けて、淡々とやり過ごす予定です。
何が問題なのか分からない闇営業問題
新型ウィルスの間隙をぬって、今度はロンブー復活のニュースが流れてきました。
あの意味不明な騒動から、半年の月日が経ったのですね。
それにしても、私はいまだに、あれの何が問題なのか理解不能です。
あの話を要約すれば、以下の通りですね。
- 芸人が副業した
- そのお客が反社だった
- でも、反社とは知らなかった。
これだけの話で、どうしてあそこまで糾弾されなくてはならなかったのでしょう。
芸人はお客が反社とは知らなかったワケですから、何の問題もないハズです。
「もらい事故」といった人もいましたが、正にその通りだと思いますね。
犯罪で得たお金を受け取ったのが悪いという人もいます。
もちろん、これは善意の第三者ひとつ知らない無知蒙昧のたわ言ですね。
こんなことを言い出したら、反社にから揚げを売ったコンビニや髪を切った床屋さん、彼らを乗せたタクシーの運転手にJRに航空会社にと、世の全ての業者は糾弾されることになってしまいます。
こんなこと、少し論理的に考えればすぐに分かりそうなモノですが、相変わらず世の中には、雰囲気と感情に流される思考停止した人ばかりということなのでしょう。
この問題の本質は、芸能事務所側として、芸人に副業されては困るの一点に尽きます。
芸人に副業されては、事務所の生命線であるピンハネがゼロになりますからね。
それで、見せしめのために当該の芸人が吊るされたというのが事の真相だと思います。
それにしても、ただの副業を闇営業と言い換えたのは凄いですね。
本質であるピンハネをオブラートするがための、なんとも狡猾なやり口です。
このやり口は功を奏し、芸人側にはすっかりダークなイメージがついてしまいました。
無知蒙昧な世間の後押しもあり、これで勝負あったの感じでしたね。
もちろん、副業禁止の契約があったというのなら話も少しは分かりますけれど。
実際は、事務所と芸人の間には明文化された契約書ひとつなかったようですね。
いずれにしても、これは事務所と芸人の話です。
彼らとは無関係の第三者があれこれ言ったところで、完全に筋違いです。
あの時は、テレビやネットで訳知り顔でコメントする方々がたくさんいました。
それらをみるにつけ、本当に意味不明でしたね。
結局、世の中は好きか嫌いかで回っている
そして、あれだけ大騒ぎした闇営業事件もほとんど忘れられたころに、今回の復活劇です。
まさに、ほとぼりが冷めたタイミングというヤツですね。
本当に、世間というのは適当で無責任だと思います。
ロンブーは、いい感じで復活できたようですね。
元々、この方々は見た目と違い、意外とマジメでストイックなキャラが人気でした。
昨夏の会見でも、ロンブー良い人感が全面的にでていましたし。
やはり、人から好かれるというのは、世の中を渡るための最強のウェポンですね。
それと比べて、宮迫さんは低迷しているようです。
この人は、見た目ちょっとうさん臭い雰囲気がありますからね。
それ故に、闇営業のイメージがドンピシャハマってしまったのでしょう。
そうなってしまった以上、もはやいい人路線でいくのは無理があると思います。
逆に、開き直って「闇営業の何が悪いんじゃ、ゴルァ!」の方がウケるのでは?
それを、ちょいマイナーなネット動画で流せば、いい感じになると思います。
世の中、私のような考えの人は決して少なくないハズです。
ニーズがあれば、そこに活路アリですね。
でも、宮迫さんには、そんなダークなキャラは無理なのかもしれません
ホリエモンはYouTubeで、彼のことを脇が甘いといってましたけど。
その裏を返せば、人が良くて頼まれたことは断れないタイプ。
そして、誰からも慕われてる人なんだろうなぁって思います。
それ故に、世知辛い世間のスケープゴートになったのかと思うと、なんとも気の毒ですね。
いずれにしても、世の中は好きか嫌いかで動いているワケです。
それが世間の本質だと、改めて痛感させてくれるニュースでした。
世間から、かなり嫌われてしまった宮迫さん。
なんとかそれを逆手にとって、ロンブーとは違う形での復活を見せて欲しいと思います。