eSIMは難しい?

スマートフォンのキャリアを変更しました。
そして、それに伴い、SIMをeSIMにしました。
しかし、このSIM、すこし取り扱いが難しいですね。
今回は、そのあたりのことを書いてみたいと思います。

IIJmioから日本通信SIMに切り替えました。

スマートフォンのキャリアを変更しました。
今回は、IIJmioから日本通信SIMへの切り替えです。
IIJmioに変えて半年ですから、これまでで最速のキャリア変更になりますね。

元々は、日本通信SIMが希望でした。
ただ、スマートフォンも新しくしたかったので、一旦、IIJmioにしたのです。
IIJmioの新規契約ですと、モトローラのスマートフォンが市場価格の半額で買えますからね。

もちろん、IIJmioはすぐに解約でもよかったのですが、それはちょっとえげつないので。
割引がある半年間だけ利用して、割引期間が終わったところで乗り換えです。
そして、気づけば今年も半分が過ぎ、割引が終わる6月にバタバタと手続きをはじめたのでした。

ということで、まずはIIJmioのサイトでMNP予約番号を払い出します。
ただ、これも後から知ったのですが、いまはワンストップ方式があるのですね。
これを使えば、払い出しまで一日待つ必要はありませんでしたがなんともです。
申し込んだ翌日の23時に、ようやくMNP予約番号が払い出しされました。

MNP予約番号が払い出されたら、日本通信SIMのサイトにアクセスして申し込みですね。
プランは、月額290円からのシンプルプランです。
私は1GB/月、配偶者は3GB/月にしました。

日本通信SIMの場合、使わなかったパケットの翌月繰り越しはありません。
ただし、3GBの契約でも、1~2GBしか使わなかった場合は、使った分だけの支払いになります。
繰り越しがなくても、こちらのほうが合理的で良心的な料金設定だと思いますね。

はじめて、eSIMにしてみました。

今回は、はじめてeSIMにしてみました。
メリットとしては、SIMのスロットルがひとつ空くことですね。
海外旅行で、使い捨てのSIMを使うときは便利かもしれません。
また、スマートフォンのカバーやSIMトレイを外さず乗り換えできるのもナイスです。

ただ、eSIMのメリットは、正直この二点ぐらいしか思いつきません。
あとは、ぶっちゃけ興味本位で使ってみるといったトコロです。
ちなみに、配偶者は通常のSIMにしました。
彼女はiPhoneとAndroidの2台使いなので、物理的に入れ替えできる方が便利ですからね。

SIMの種類が決まったトコロで、いよいよ申し込みです。
これも、通常のSIMとeSIMでは、手順がすこし異なるのでした。

通常のSIMは、住所、氏名、電話番号、支払い情報などの外に、MNP予約番号も入力します。
それに対して、eSIMは、MNP予約番号を入力する必要がありません。
MNP予約番号は、開通のときに住所コードと一緒に入力になります。

要は、通常SIMはすべてのデータをSIMに組み込んでの発送なのでしょう。
それに対して、eSIMは開通の直前にオンラインで組み込んで、それをダウンロードなのですね。

ですので、eSIMの方が開通までの期間が短いような気がします。
しかし、日本通信SIMの場合は、eSIMでも住所コードの到着を待たなくてはいけません。
結局、開通までの日数は通常のSIMとほぼ同じで、やはりeSIMのメリットはよくわからないです。

セットアップに失敗して、SIMを再発行しました。

申し込みから一週間ほどで、ようやくSIMと住所コードが届きました。
IIJmoの残パケットを使うだけ使い、乗り換えは月末に行います。

まずは、通常SIMの配偶者スマホから手続きをしました。
こちらは、SIMカードを入れ替えて、プロファイルを組み込んだら完了です。

次に、私のeSIMです。
こちらも、電源を落としてIIJmioのSIMを取り出すところまでは同じですね。
次に、eSIMをダウンロードするための準備、つまり開通手続きをします。

まずは、日本通信SIMのサイトにアクセスしてアカウントでログインですね。
そして、以下の情報を入力します。

  • 日本通信SIMから郵送されてきた住所コード
  • IIJmioから払い出されたMNP予約番号
  • スマートフォンに内在するEID

ここで、EIDの確認方法がわからず、すこし手間取りました。
Androidは、機種によって画面推移が微妙に違うトコロがよくないですね。
結論からいうと、*#06#に電話をかけて確認しました。
これが、EIDを確認する、もっとも手っ取り早くて確実な方法だと思います。

EIDが確認できたら、この長ったらしいコードを打ち込みます。
なぜか、私のスマートフォンではコピペができず、老眼に鞭打ってコードを打ち込みました。

コードを打ち込み開通手続きが済んだら、いよいよeSIMをスマホにダウンロードします。
マニュアルによれば、途中でQRコードを読ませるようです。
これで、SIM情報を特定するのでしょう。
しかし、なぜかコード入力が求められず、組み込みが完了してしまったのでした。

しかも、組み込み後はエラーで通信できず、契約内容は、1GB/月のところ2GBとの表示です。
ここで、APNを設定してみるべきでしたが、違うデータを組み込んだと思い込んでしまいました。
そして、eSIM情報を削除、今度は「別のデバイスで使用中です」でダウンロードができません。
eSIM情報を削除したら詰みと知っていたのに万事休す、結局1,100円で再発行になりました。

しかし、照合用のQRコードが不要だったのは、いまだに謎です。
いったい、どこでどのように照合しているのか、完全にブラックボックスですね。
たぶん、一元的に管理しているサイトで、EIDを用いて照合しているのでしょう。
いずれにしても、あまりにイージーで、逆に混乱するシステムですね。

eSIM再発行の1,100円は、授業料だと割り切ることにしました。
そして、eSIMには、これらの知見を得た以上のメリットが感じられません。
そもそも、機種変更のたびに再発行の費用がかかるのが微妙です。
次回は、通常のSIMに戻そうと思います。