既に使われているプロダクトキーと表示される。
2台まで使えるハズなのに!?
本日もOfficeのお話です。
これも、お問い合わせが多い事案です。
通常、これは再インストール、あるいは2台目へのインストールで発生します。
まずは、最初の時のようにoffice.com/setupのサイトで、プロダクトキーを入力します。
そうすると、「これは既に使われているプロダクトキーです」という衝撃のメッセージがでて先に進めません。
一体全体、どういうこと??って感じですね。
「2台まで使えるハズなのに、既に使われているとは何事だ!」
怒り心頭でお電話いただく場合も多々あります。
でも、落ち着いてください。
初回と二回目以降では、手順が違うだけのお話です。
ちゃんとした手順を踏めば、Officeは無事にインストールできます。
それでは、その手順をご案内しましょう。
初回と二回目以降では手順が違う
マイクロソフトアカウントに紐づけされるOfficeは、初回と二回目以降でセットアップの手順が異なります。
端的に言えば、初回はアカウントへの紐づけが必要ですが、以降は不要ということです。
結論を申しましょう。
二回目以降の場合は、こちらのページにアクセスしてインストールしてください。
サインインは、初回セットアップ時に紐づけした(登録した)マイクロソフトアカウントで行います。
すると、登録されているOffice製品がズラッとでてきます。
あとは、インストールしたいOfficeの「インストールする」リンクをクリックするだけです。
インストールの画面が出て、15~20分で完了します。
インストールが完了すれば、すぐにOfficeが使えます。
プロダクトキーの入力などは必要ありません。
紐づけが終わっているので、プロダクトキーの入力はいらないのですね。
なお、インストールしたいOfficeが出てこない時は、アカウントが違っています。
あらためて、正しいアカウントでサインインし直してください。
どのような理由で「既に使われている」なのか
まず、お手元のカードのプロダクトキーは、マイクロソフトアカウントにOfficeを紐づけするための引き換え番号です。
ユーザーは、このプロダクトキーで製品をアカウントに紐づけします。
つまり、既に使われているとは、既にアカウントに紐づけされているということなのです。
なので、 基本的に紐づけが完了したらプロダクトキーのカードは不要になります。
紐づけ後は、マイクロソフトアカウントでOfficeを管理していきます。
もっというと、プロダクトキーのカードだけがあってもインストールはできません。
あくまで、大切なのは紐づけしたマイクロソフトアカウントなのですね。
ただ、プロダクトキーのカードは、のちのち製品の確認をしたりサポートを受けたり、あるいは他人に譲渡する際の重要な物証になりますので、捨てずに保管をしてください。
これがないと、サポートを受けられなかったり譲渡ができなくなったりします。
紐づけされるOfficeとは?
基本的に、2013以降のOfficeは、すべて紐づけタイプです。
例外は、以下の3つのモデルです。※2019年4月現在
- プロダクトキーのカードが白色の2013
- プロダクトキーのカードが四つ折りの2016
※四つ折りタイプにはPremiumもあるので注意してください。
Premiumは紐づけされるOfficeです。
どちらなのかは、折りたたんだ時の表紙に書いてあります。 - プロダクトキーのカードが二つ折りで、Officeの文字色がグレーの2019
※Officeの文字色がオレンジのモノは紐づけタイプです。
※surfaceに付属のOffice2019は、二つ折りではなくめくるタイプです。
これも紐づけするしないの切り分けは、Officeの文字色になります。
すべて、プレインストールモデルです。
この紐づけされないタイプは、プロダクトキーのカードがないとインストールができません。
プロダクトキーのカードは、絶対に無くさないようにしましょう。
マイクロソフトアカウントが大切
くどいようですが、そういうことです。
これが分からないと、、、お買い直しです。
アカウントを覚えておかなくてはいけない、ちょっと面倒な感じもします。
でも、この紐づけタイプのOfficeは、アカウントとネットさえあれば、いつでもどこでもインストールができるということでもあるのです。
要は、昔のインストール用のディスクが、アカウントに置き換わったのですね。
そして、アカウントが分からなくなったというのは、インストールディスクをなくしたのと同じことになるのです。
アカウントは、個人の製品やサービスを管理する、個人情報の最たるものです。
忘れてしまったアカウント、泣こうが喚こうがマイクロソフトは絶対に教えてくれません。
そして、紐づけされるタイプのOfficeにとって、これは再重要な情報なのです。
ということで、紐づけタイプのOfficeを使っている人は、プロダクトキーのカードにアカウントとそのパスワードをメモしておきましょう。
アナログな対策ですが、これが一番間違いのない方法です。