転職顛末記-07

着台判定は5月の第二週末。その3日前から風邪をひいてしまい体調は絶不調である。鼻声だし頭も回らない。着台判定にはドリンク剤を4本飲んで臨んだ。こんなにドリンク剤を飲んだのは人生初、その日の夜はまったく寝付けなくて閉口した。(笑)

そんな状態で迎えた着台判定は、これもうロープレの千本ノックである。朝から夕方までトレーナーさんがつきっきりで次々にロープレしてくれる。まずは基本的なインストール、アカウント不明案件、紛失、トラブルと、一通りの事案をこなしていく。流石に一日続けていくと要領を得てくるというか体が反応してくれる感じになる。トレーナーさんは女性の方で相性はいい感じだ。最初に「Webikerさんはスキルが高いから期待していますよ!」と言われ、テンションと緊張が同時に高まる。てか、スキルが高いって…。

という感じで着台判定のロープレを一日こなして身も心もクタクタ。これはお相手してくれたトレーナーさんも同じだろう。そんなトレーナーさんのコメントは、「Webikerさんは応対が安定していますね。言葉遣いがカジュアルな感じですのでもう少し気を付けてくださいね。」との由。そして、着台判定の結果を案内いただくでもなく、「また来週も9時45分からよろしくお願いします。」で、着台判定の研修が終わってしまった。

おいおい、それで私は合格できたのか??

まぁ、来週もよろしくといわれたぐらいだから契約解除という最悪の展開はないであろう。ちなみにロープレ中、トレーナーさんの背後ではこんな会話があった。

「本日の結果からですとOJTに進めない可能性もございます。これから社内で検討いたしますが、そのような結果になる場合があることをご了承ください。結果は早々にご連絡いたします。」
「本人にも状況を伝え、OJTには進めない事もあると話をし了承いただいております。はい、はい、分かりました。それではそのように進めていきます。」

かなりハードでハードルの高いこの研修、やはり落伍してしまう人もいるのだろう。という事で、ちょっと悶々とするところもあったのだが、それよりも何よりも疲労困憊で突っ込み気力すらない。全ては翌月曜日以降という事で端末の電源を落とすのであった。

そして迎えた月曜日、「おはようございます!今日の担当のYです。よろしくお願いします~。」と元気いっぱいのトレーナ。それでは今日も頑張っていきましょう、、、ってその前に、私の着台判定はどうだったんですか?と聞いてみる。然るに、「え?、Webikerさんは着台判定OKですよ~。今日からいよいよOJTですっ!」って、、ええ~~!!?

ドリンク剤に頼りボロボロの体ながら、第四関門の着台判定に合格したのはうれしい。しかしOJT、つまり実際にお客様からのコールを取る心の準備まではできていないのですけれど…。

「それでは電話取ってみましょう。電話と端末と、それと心の準備はできましたか~?」とのトレーナーさんの掛け声の下、いよいよ受電となるのであった。

つづく

仕事

Posted by webiker