年明け早々、映画を観てきました。

年明け早々、映画を観てきました。
作品は、THE BIKE RIDERS、昨年から目をつけていた映画です。
こちら、MC(モーターサイクルクラブ)文化に興味があるなら一見の価値ありですね。
それでは、サラッとその感想を書いてみたいと思います。

雪かきから始まった2025年です。

今年も、年が明けました。
昨年末からの歯痛もだいぶ落ち着き、まずは一安心です。

それにしても、昨晩の紅白は、B’zが圧巻でしたね。
あれだけ感動したのは、数年前のサザンとユーミンのコラボ以来です。
紅白も、たまにあのような大当たりがありますから、見逃せないですね。

そんなこんなで、今朝は遅めの10時に起床です。
予報通りに積雪で、まずは今年一発目の雪かきをしました。

湿った重い雪で、寒さはまだ本番前という感じですね。
いずれにしても、がっつりと雪かきができて、新年からすがすがしい気分です。

午後からは、カブで映画を観に行きました

その後は、家族で朝食してお墓参り、そして、午後はカブで映画を観てきました。

お目当ての作品はこちら、THE BIKE RIDERSという映画です。
1960年代にシカゴに実在したMCをモデルにした本作、昨年から観たいと思っていました。

元旦というコトもあり、シアターはガラガラです。

お正月に一人で映画鑑賞は初めてですが、なかなかよいモノですね。
さて、期待通りの映画なのか、すこしドキドキしながら上映を待つのでした。

映画を通じて、人生の妙を感じました。

それで、映画の内容ですが、想定通りにとあるMCがモンスター化するまでの話です。
映画のコピーには栄華と破滅とありますが、正確にはギャング化するまでの必然話ですね。
その経緯を、メンバーの奥さん視点で、ドキュメンタリータッチに描いた作品です。

物語が進み、気づくとリーダーのジョニーがクルマにばかり乗っています。
個人的には、この時点ですべてが終わったと、もう、この一言に尽きますね。
「もう組織を制御できない」と彼はいいますが、本当に制御できていないのは己の信念でしょう。
ただ、彼のその人の良さゆえに組織があれだけ大きくなったワケで、そのあたりは皮肉です。

それで、誰しもが孤高のベニーに憧れるトコロではありますけど。
でも、だからといって誰しもがベニーになれるワケでもなく。
たぶん、私ならブルーシーの立ち位置でしょうね。
もちろん、あんな逝き方は絶対にしませんけどね。

ラストシーン、キャシーの腕の中で涙するベニーが愛おしかったです。
一番破滅的と思われた彼のあの着地点に、人生の妙を感じましたね。
そして、人生をやり切った老人のように空を見上げるベニーが印象的でした。

劇中では、決闘に行くジョニーに奥さんが「帰りに卵買ってきて」と言ったりします。
MCギャングとはいっても、まだまだのどかな時代だったのだと思いましたね。
なにはともあれこの映画、MC文化に興味のある人だったら、一見の価値ありかもです。

帰りは、バキバキに凍結した市内を、ベニー気分で帰還しました。
かつてのMCの連中に思いを馳せ、無事に初乗りも済んで、よき元旦でした。