パーフェクトな秋走り- その結末。

連続の公休2日目に、牡鹿半島まで走ってきました。
松島までは大和町、富谷市と未踏のルートを走り、ひさしぶりのコバルトラインを満喫。
石巻からの帰り道は、思い出をたどりながらの走りでした。
そして、パーフェクトな秋走りの最後に、想定外の大トラブルなのでした。

パーフェクトな秋走り – 石巻から思い出の帰り道はこちら。

ガス欠の症状が止まらなくなりました。

牡鹿半島までの秋走り、帰り道は鳴瀬奥松島ICから高速です。
春日PAを15時すぎに出発して、仙台南道路~東北道~山形道と自宅に向かいました。

東北道に入ったあたりで、速度警告灯が点灯していないコトに気づきます。
このときは、球切れでも起こしたのだろうと思っていました。

その後、山形道の古関PAを過ぎたあたりで、突然Bikeがガクガクし始めます。
トリップメーターは200km超、予定通りにガス欠ですね。
すぐさまコックをリザーブにして様子を見ます。
このタイミングでリザーブなら、自宅までは問題なく走れるハズでした。

ところが、リザーブに入れてしばらくしてもガクガクが収まりません。
ちょっと想定外の展開に、最初はコック操作を間違ったのかと思いました。

というコトで、すこし焦り始めたあたりでガクガクが収まります。
ようやくキャブにガスが回ったのかと安心したトコロで、またガクガクがはじまりました。
速度もどんどん落ちて、60km/hをキープするのがやっとです。
辛抱たまらず、笹谷ICで一旦高速を脱出しました。

Bikeをチェックすると、完全に片肺状態です。
右側のサイレンサーからまったく煙が出ていないので、前バンク側が燃えていないようでした。
キャブレターがおかしくなったのか、燃料がまわらないのか、まったくもって謎現象です。

そもそも、燃えてないのが前バンク側というのが解せません。
このBike、カブるなら後バンクというのがお約束ですからね。
ともかく、ここでレッカーを呼ぶか自走するかの2択状態なのでした。

トンネルの中で煙が出ました。

あらためてBikeの様子をみると、片肺ながらもエンジンは止まらないようです。
学生時代、日光からの帰りに栃木のあたりで片肺になって、それで帰ったコトがありました。
であれば、なんとか峠を超えることはできるでしょう。
峠さえ越してしまえば、あとは最悪惰性で自宅まで戻れるハズです。

というコトで、笹谷ICから再び高速で峠越えを目指します。
だましだましトンネルまでの上り坂を走らせ、トンネルの中も80km/hで走行できました。

ところが、トンネル残り700mぐらいのトコロで完全エンストです。
しかも、強烈な煙がカウルの中からモクモク状態で、さすがにこれには参りましたね。
取りあえず惰性でトンネルを抜けて、Bikeを路肩に寄せて煙が落ち着くのを待ちます。
あとは下り坂を重力で降りて、なんとか自宅までたどり着くことができました。

帰宅後、とにかく発煙と片肺の原因が気になります。
さっそく、タンクを外してチェックしました。

最初に疑ったのは、エンジンの焼付きです。
最後にオイルを入れたのは5月ですし、もしかすると走行中にオイルが切れたのかもしれません。
オイル警告灯は点灯していませんでしたが、警告灯やセンサーの故障も考えられます。

そこでオイルを入れてみると、500mlぐらいしか入りませんでした。
オイルタンクの容量は1.1Lですから、オイルは十二分に入っていたようです。

プラグを外してみると、前はガソリンでベッチョリ、後はカチカチに焼けていました。
一応キックは降りますし、圧もかかるようです。
しかし、プラグを新品に変えていくらキックしても、エンジンが始動する様子はありません。
そして、プラグには、まったく火が飛んでいないようでした。

となると、怪しいのは点火系のようです。
この時点で時計の針は17時をまわり時間切れ、原因追求は次の公休日まで持ち越しになりました。

CDIユニットが逝ってました。

そして次の公休日、あらためてBikeをチェックします。
ちなみに、あのときの煙はプラスチック臭でした。
もしエンジンからの発煙なら、それはオイルが焦げる香ばしい匂いのようです。
であれば、やはり焼付きよりも点火系トラブルのセンが濃厚ですね。

ガレージから引っ張り出したガンマは、やはりほのかにプラスチック臭がします。
その出元を、クンクンと犬のように臭いを嗅いで追求しました。
そうしたトコロ、シート下のCDIユニットが溶けているのを見つけました。

取り外してみると、側面にモロに穴があいています。

隣接するバッテリーケースにも、溶けた樹脂がベッタリついていました。

このCDIユニットは、経年劣化でコイルが燃えるコトがあるようですね。
前兆としてはエンジンが片肺になるとかで、今回はまったくもってこれが原因なのでした。
もしかすると、速度警告灯が点かないのも、これが関係しているのかもしれません。

とにかく、今回はこれぐらいで済んでよかったです。
万が一、ガソリンに引火していたら大炎上するトコロでしたからね。
そして、エンジンが逝ったワケではなかったようで、そこはすごく安心しました。

長丁場の修理になりそうです。

とはいえ、修理は長丁場になりそうですね。
該当のCDIユニットはとうの昔に廃番で、中古を探すにもこの初期型タイプは超絶レア物。
サードパーティ製はお値段17万円で、ちょっとお話にならない感じです。

そもそも、中古で同じモノが見つかったとして、また同じように発煙する可能性があります。
であれば、対策されたモデルの電装系にスワップするべきなのか、そもそもスワップできるのか。
こちらはこちらで、とてもハードルが高そうですが、来春ぐらいまでを目標にのんびりですね。

というコトで、ガンマはしばらくお休みです。
今回、ひさしぶりにカバーを外したついでに、冷却水を補充しました。

ここも、存外に減っていたりするので油断できませんね。

最後に、今回の走りの汚れを取ってワックスをかけます。

一昨年に20年ぶりに復活したガンマ、これまでよく走ってくれました。
38年前のオールドBikeなのに、大きな故障ひとつなかったのが不思議なぐらいです。

そして、旅の最後は〆のメーター写真ですね。

8時間、346.1km、最後の最後に大ハマリの壮絶な秋走りでした。
でも、それはそれでたのしかったですけどね。

ガンマを洗っているとき、「ボク、直るのかな?」と彼がつぶやいた気がしました。
必ずや復活させるからと誓う、秋の一日なのでした。