900SSのチェーンを切断しました。

スイングアームを交換する予定の愛機900SS。
その前哨戦として、チェーンを切断しました。
なんとか切断できましたが、やはりチェーンは難しいですね。
そして、本命のスイングアーム交換は、来春以降に持ち越しになりそうです。

やりたくないチェーン切断にトライしました。

スイングアームにクラックが入ってしまった、我が愛機の900SS。
先般、代わりのスイングアームをヤフオクでゲットしました。
すぐに交換したいトコロですが、その前にいろいろと下準備があります。
その中でも一番厄介なのが、チェーンの脱着ですね。

900SSのチェーンは、スイングアームの閉回路部分を通過しています。
ですので、アームを交換するためには、チェーンを切断しなくてはいけません。


スイングアーム自体は非常にシンプルな構造ながら、とんだトラップです。
さすがは、イタリアンといった感じですね。
はじめてこの事に気づいたときは、泣きそうになりました。
チェーンの脱着は、Bikeメンテナンスの中でも難易度MAXの作業ですからね。

とはいえ、これを避けてはスイングアームの交換はできません。
ということで、二度とやらないと誓ったチェーンの脱着にトライです。
まずは、Amazonで再接続用のコマを入手しました。

これさえあれば、チェーンは元通りにつながってくれるハズです。
準備が整ったトコロで、まずは切断にチャレンジですね。

かし丸のピンを折ってしまいました。

切断するにあたり、チェーン専用工具のかし丸くんを工具箱から引っぱり出します。
二度と使うことはないと思っていたのですが、三年で再登場となりました。

次に、チェーンのカシメ部分をサンダーで落とします。
三年前に、二時間半もかけてカシメたトコロですが、もう泣く泣くですね。

しかもこのカシメ落とし、他の部分を削らないようにサンダーを当てるのが至難の業です。
慎重に慎重にサンダーを当てて、なんとかカシメを落としました。

あとは、かし丸くんでピンを抜けばチェーンが切断できます。
しかし、カシメ落としが甘かったのか、かし丸くんのピン抜きを折ってしまいました。

これについては、以前にも同じ過ちを犯しています。
そのときの反省を活かして、今回は慎重に作業を進めたつもりだったのでショックでしたね。
とにかく、このピン抜きが折れてしまっては、これ以上作業は進められません。
この日は、スマホからAmazonにピン抜きを注文して、作業はいったん保留となりました。

二度目のトライで、やっとチェーンが切断できました。

このあと、いろいろと野暮用が重なり、次のトライは二週間後となりました。
手元に届いたピン抜きで、気を取り直してチェーン切断に挑戦です。

まずは、あらためてサンダーを当てて、カシメを徹底的に落としました。

次に、かし丸くんを慎重にチェーンにセットします。
前回は、このセットも甘くてピン抜きを折ってしまったのでした。

しっかりセットできたトコロでボルトを締めあげ、チェーンのピンに圧を掛けていきます。
今度はピン抜きを折ることなく、チェーンのピンを抜くことができました。
二回目のトライで、なんとかかんとかチェーン切断に成功です。

今回は、チェーンを使いまわす予定なので、もう片側のピンも抜いておきます。

これでようやく、スイングアーム交換の下準備が終わりました。
それでは、いよいよBikeを吊って、サクッとアーム交換したいトコロです。
しかし、気づけばもう師走、しかも、今年は極寒で雪が多そうな雰囲気ですね。
900SSはこのまま越冬で、本丸のアーム交換は来春以降に持ち越しになりそうです。