ドラレコは中華製で十分です。

2年ほど使っていたドラレコが壊れました。
ということで、サクッと買って付け直しです。
前後カメラのタイプも、慣れればすぐに取り換えできますね。
となると、ドラレコも使い捨ての中華製で十分かなぁと思うこの頃です。

ドラレコが壊れてしまいました。

先日、配偶者とクルマで買い物に出た際に、ドラレコが壊れてしまいました。
突然、画面に何も映らなくなり、それっきりです。
電源ボタン長押しやケーブル抜き差ししても、まったく反応がありません。
完全に死亡したようです。

このドラレコ、2年ほど前にAmazonから購入した中華製です。
あらためて注文履歴を見ると、2,818円でした。
前後カメラタイプでこの価格ですから、激安ですね。
当時は、クルマが2台体制だったので、このドラレコも2つ購入しています。

そのうちの一台は、1年ちょっとでおかしくなりました。
そして今回、残りのひとつも壊れたということになります。
でもまぁ、お値段から考えれば妥当といったところでしょうか。

ドラレコは、知人が追突事故されたのをきっかけに導入しました。
たとえもらい事故でも、これがあれば事故処理がとてもスムーズのようです。
我が家でも、転んだ時のお守り替わりということで、ドラレコを導入したのでした。

ただ、ドラレコも、国産の有名メーカー品ですと数万円もします。
GPS連動など高機能ですが、ぶっちゃけドラレコで数万円は高すぎる感じですね。
片や、Amazonを覗いてみると、中華製が数千円からラインアップされています。

正直、ドラレコは写ればいいのスタンスですので、このAmazon中華製で十分ですね。
しかも、2,818円なら使い捨て、これで2年も使えたのなら上出来だと思います。
ということで、今回もAmazonで数千円の中華製をチョイスしました。

コンパクトで格好いいドラレコです。

購入したのは、こちらのドラレコです。
APEMANのC420D、他のモノと比べてコンパクトな筐体が決め手になりました。
商品案内によれば、Amazon英国ランキング大賞とのことです。

ポチった翌日に、ブツが手元に届きました。
なかなか高級感のある梱包箱です。
中華製ドラレコも、着実に進化しているなぁと思いました。

お値段は、4,980円です。
前回のモノより、ちょっと高額です。

ただ、今回のモノには32GBのMicroSDカードがついていました。
SDカードも、買えばそこそこのお値段だったりします。
そう考えると、コスト的には前回のモノと同等かもしれません。

それでこのドラレコ、セットアップ自体に難しいところはありません。
本体に、電源ケーブルとリアカメラを接続すれば完了です。
問題は、車内の配線をどうするかだけですね。

実際、ドラレコを取り付けるにあたっての課題は、この配線にあったりします。
特に、リアカメラのケーブルを、どこにどう通すのかというところですね。
それだけのために、数万円かけてプロにお任せする人も多いと思います。

でも、ちょっと難しそうなこの車内配線も、慣れれば実に簡単だったりします。
それでは、実際に我が家のマツダ2に取り付けたときの徹末を、ご案内したいと思います。

ドアのパッキンを外せばすぐです。

綺麗に配線するためには、まずは内装を取り外す必要があります。
でも、すべての内装を取り外す必要はありません。
基本的には、助手席側のAピラーとグローブボックスが外せれば十分です。

それで、外し方については、車種とAピラーでネット検索すればいくらでも出てきます。
というか、ほとんどのクルマははめ込み式ですので、引っ張って外すだけです。

まずは、助手席側のゴムパッキンを外します。
これは、手で引っ張るだけで簡単に外すことができます。

パッキンを外したら、Aピラーの内装カバーと車体の間に指を入れてバキッと外します。
車体側の板金が鋭角ですので、怪我をしないように注意してください。

エアバックとの兼ね合いで、マツダ車のAピラーカバーは、完全な取り外しが難しいです。
でも、ドラレコの配線なら、これだけ外れてくれれば十分ですね。
あとは、Aピラーの内側に電源ケーブルを通していきます。

Aピラーからグローブボックスの裏側経由で、最終目的地はシガーライターソケットです。
このとき、グローブボックスも取り外すと、作業が容易ですね。

グローブボックスも、はめ込み式です。
両脇をちょっと押してストッパーを外せば、簡単に取り外すことができます。

しかし、工具ひとつ使わずに、これらの内装パーツが取り外せるのは素晴らしいですね。
これも、生産性アップに日々邁進した、名もなきエンジニアたちの努力の結晶なのでしょう。
そして、このような努力の積み重ねで、日本の工業製品は世界を席巻したのですね。
かつての機械屋の端くれとして、あらためて感服するばかりです。

リアカメラを取り付ければ完成です。

電源ケーブルの配線が終わったら、次はリアカメラですね。
こちらも、取り付けはとても簡単です。
まずは、助手席ドアとリアドアのパッキンを外します。

あとは、パッキン下の空間を使ってケーブルを通していきます。
BピラーやCピラーの部分も、つなぎ目の間から押し込んでいけば大丈夫ですね。

付属の両面テープでリアハッチにカメラを取り付けて、位置調整すれば完了です。
一見、面倒臭そうなリアカメラの配線ですが、実際は電源ケーブルよりも簡単でした。

配線が終わったら、Aピラーのカバーやグローブボックスを元に戻します。
最後に、ドアパッキンをはめ込めば作業終了ですね。

なお、今回のカメラは高感度タイプで、夜間用の赤外ライトがありません。
ということで、以前のドラレコの赤外ライト用の電源ラインは不要になります。

不要になった電源ラインは途中から切断し、ギボシのメスをつけておきました。

この電源ライン、取り付けにちょっと苦労したので、取り外しはちょっと残念ですね。
でも、ギボシ化しておけば、また何かのときに利用できるということで、自分を慰めます。

以上で、無事にドラレコを取り付けることができました。
今回の作業工数は、2時間ぐらいです。
壊れたドラレコの取り外しと、リアライトのギボシ処理に、思いの外時間がかかりました。
これがなければ、1時間ぐらいで完了したと思います。

いずれにしても、5,000円弱でドラレコが装着できて満足ですね。
お守り代わりのデバイスですから、個人的にはこれぐらいの価格が妥当のように思います。

それにしても、今どきの中華製は、性能もなかなかですね。
前後撮影ができてサイズもコンパクト、かつ赤外なしでもクリアに夜間撮影ができます。
これでSDカードもついて5,000円未満ですと、やはり数万円の国産ドラレコはないですね。

そして、これを自分で取り付ければ、さらにリーズナブルです。
作業も、ドアパッキンを外すぐらいなので、クルマを致命的に壊すリスクもありません。
興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。