ドットコムマスターを受験しました。
NTTコミュニケーションが実施しているドットコムマスターを受験しました。
首尾よく合格はできましたが、なかなかのボリュームでもありました。
今回は、その一部始終を書いてみたいと思います。
アドバンスタブルスター狙いで受けてみました。
NTTコミュニケーションが実施している、ドットコムマスターを受験しました。
これがなかなかのボリュームで、お正月休み明けからずっと試験勉強をしていました。
実は、このブログもすこし書き溜めしての缶詰対応でした。
このドットコム・マスターというIT系の資格、ぶっちゃけ、ほとんど何の役にも立ちません。
ただ、OCN(NTTがやってるISP事業)の在宅オペレーターには必須の資格だったりします。
いまのMicrosoftの仕事は最近ジリ貧で、今後はOCNも視野に入れなくてはいけない状態ですので、そうなったときのために取り合えず取っておくことにしたのでした。
内容的には、パソコンのネット絡みを中心とした試験になります。
ベーシックとアドバンスの2タイプがあり、OCNオペレーターにはアドバンス(難しい方)が必要です。そしてそのアドバンスにもシングルスターとダブルスターの2つがあり、シングルスターがあればオペレーターはできますが、どうせならとダブルスター狙いで準備を進めたのでした。
それで、一応これでもパソコンの、それもネットワーク系なら黒帯ぐらいの実力はあるとは自負はしています。自前のサーバーでapacheやnginxといったWebサーバーを立ち上げ、PostfixとDovecotでメールサーバーを運用し、BIND9でDNSを動かした経験のある私なら、この手の試験はお茶の子さいさいのハズでした。
ところが、問題に目を通してみると、WifiやBluetooshのバージョンごとの仕様の違いや、Microsoft Azure(企業系のクラウドシステム)の話とか、挙句は255.255.255.254といった、普通は使わないようなサブネットマスクの計算問題などがでるようです。
正直、このような知識がどこでどう役に立つのかは甚だ疑問ですが、しかしこれが資格試験というヤツなのでしょう。これは、本気で取り組まないと受験代の8,800円をドブに捨てることになると思い、必死で準備を進めたのでした。
一日4~5時間の勉強で、過去問を解きまくりました。
それで、この手はひたすら過去問を解くの一択ですね。
あまりお金はかけたくありませんでしたが、まずはAmazonで高評価の問題付き参考書を3,700円でゲットしました。参考書は年末には届きましたが、お正月期間はやる気になれず、勉強開始は休み明けの5日からになりました。
まずは、参考書のテキスト部分を斜め読みして、全体的な雰囲気をさぐります。
ここは、まだ肩慣らしのステージですので、無理に覚えようとはしないところがポイントですね。
一週間ぐらいで読み終わったら、次は参考書の200問ばかりある問題を解いてみます。
これが意外と解けなくて、一番心が折れそうになるステージですね。
でも、ここが踏ん張りどころです。
わからなかったり間違ったところを参考書で確認し、必要に応じてノートを取りながら丁寧に進めていきます。初見の用語は、参考書よりもネットで調べたほうが早く身につく感じですね。
ここまでで勉強開始から二週間、次にもう一回この200問の問題を解いてみます。
そうすると、今度は存外にスラスラと解けて、自信とやる気がでてきます。
ここまできたら、次は参考書特典の模擬テスト(70問×5セット)プラス、公認模擬テスト(70問×1セット、400円)をゲットします。今回は、これを各4回づつ解いてみました。
ここまでくると、もはや体育会系部活の反復練習と同じですね。
1回目のときはシングルでボーダー、ダブルは合格圏外でしたが、2回目以降はダブルスターも合格圏内に入ってきます。3回目は問題に直接〇をつけて、4回目はそれを見直すことで仕上げました。
そして、この必殺受験準備で臨んだところ、無事に合格と相成ったのでした。
ひさしぶりに受験生気分を味わいました。
受験会場は、駅裏の富士通オープンカレッジ、たぶんここ、普段はパソコン教室なのでしょう。
試験会場には8台のパソコンが並んでいて、試験もパソコンで行います。
持っていくものは身分証明書だけで、この辺りはなんともお気軽ですね。
受験者は私を含めて5名で、意外と需要があるようでした。
試験自体は、4回解いたた過去問と同じモノが半分近くということで楽勝です。
制限時間の半分の40分で試験を終えて、結果もすぐにわかります。
すぐに結果がわかるのは、精神衛生上とても助かりますね。
最後に、試験結果をプリントアウトしてもらって、会場を後にしました。
それにしても、今回はひさしぶりに勉強をしました。
仕事の合間も入れて一日4〜5時間を3週間、トータルで80時間はやっていると思いますね。
ある程度ネットに詳しくても、このぐらいの準備をしないとダブルスターは難しいようです。
大学受験のときも、ここまで勉強はしませんでした。
あのとき、このぐらい勉強したら人生が変わっていたかなと、邪な妄想をしてしまいましたね。
また、今回は絶妙なタイミングで配偶者がコロナに罹患したので、より勉強に集中できました。
それで、今回の成果ですが、まずは今まで分かったようで分かってなかった、IPv4のサブネットマスクが完璧に理解できたことと、現実にはあまり詳細を知る必要がないIPv6の知見ができたことと、あとはいろいろなサイバー攻撃の手法を知り、ダークサイトにアクセスする手立てを垣間見れたのがよかったです。
まぁ、本来の試験の趣旨とは異なるのかもしれませんが、トータル費用13,000円は無駄ではなかったと思いますね。もちろん、当初の目的であるOCNオペレータの資格も持てました。OCNについては、しばらく様子見の予定です。
いずれにしても、資格があれば精神的に楽ですし、いまは試験から解放されてとてもいい気分ですね。ひさしぶりにつかの間の、受験明けの受験生気分を満喫したいと思っています。