息子が作ってくれたペペロンチーノ
息子がペペロンチーノを作ってくれました。
料理などをするようなキャラではなかったので、ちょっとびっくりです。
できたペペロンチーノは、いかにも学生の料理で微笑ましいモノでした。
そして、あらためて人は成長するモノだと、しみじみとそう思いました。
息子がペペロンチーノを作ってくれました。
春休みで帰省中の我が息子、殊勝にも最近は料理にハマって人並みに自炊しているそうです。
特にパスタがお気に入りで、生ニンニクでペペロンチーノというから驚きました。
たしかに、学生にとってパスタはナイスな食材です。
安くておいしくてお腹がいっぱい、かつ手間もそんなにかからない、理想の食材ですからね。
私も、学生時代はずいぶんと食べたモノです。
ただ、私の場合は、ソースはすべてレトルトでした。
それも麺と一緒に茹でたりして、麺がビニールくさくなるのもご愛敬でしたね。
ところが、息子はソースから手作りするとのこと、これはぜひ食べてみたいです。
ということで、息子にお願いして、ご自慢のペペロンチーノをで作ってもらったのでした。
一口コンロで作るところがポイントです。
作り方としては、まずはオリーブオイルでニンニクを炒めて、あとは塩コショウで味付けです。
このあたりは、まぁ定番ですね。
息子は、隠し味にコンソメを投入していました。
そして、ここからが彼のオリジナルです。
ソースの元ができたところで、そこに水を注いでグズグズと煮立たせます。
そこに生パスタを投入して、あとは茹で上がればできあがりです。
なるほど、ペペロンチーノってこんな風にも作れるのかと、目から鱗なのでした。
ちなみに、息子は一口のIHコンロしか持っていません。
どうせ料理はしないだろうということで、それしか持たせなかったのです。
そして、その一口コンロで作るために編み出されたのが、上記の手法のようなのでした。
なお、上記レシピの参考テキストはYouTubeです。
なんでも、ネットには一口コンロレシピのカテゴリーがあるようですね。
この辺りは、さすが今の人だなと思いました。
実に学生の料理らしい、素朴な味わいでした。
今回は鷹の爪がなかったので、キムチ用の唐辛子で代用したようです。
そして、出来上がったペペロンチーノがこちらです。
三人前を作ったのは初めてだからとは、息子のエクスキューズ。
すこしニンニクが焦げていて、固いパスタも数本ありました。
でも、きちんとペペロンチーノになっていて、おいしかったですね。
いかにも、学生が好きそうな味と量、そして手軽さって感じの一品でした。
息子は、麺を別に茹でられる二口コンロがあればと言っています。
でも、あえて不便のなかで、いろいろと工夫するところが楽しいのですよね。
ということで、学生時代は一口コンロでがんばってもらおうと思ってます。
そして、次回はすこし焦げたトマトスースパスタにチャレンジするとのことです。
YouTubeにおいしそうなレシピがあるようで、こちらもぜひぜひ期待したいですね。
それにしても、息子が料理を作ってくれたことには感無量でした。
19年前は、乳を飲んで寝るだけの赤ん坊だったのですけどね。
あらためて、人とは成長するモノなのだと、しみじみと感じ入った初春の候でした。