桐生ツーリング2024 後編

先月の話になりますが、恒例の桐生ツーリングにいってきました。
今年は、RGC250ガンマでの参加です。
ひさしぶりのロングツーリングで、精神的にとても浄化されました。
今回は、その後編です。

桐生ツーリング2024 前編は、こちら

豪勢な料理のキャンプになりました。

今年の桐生ツーリングは、料理が豪勢だったの一言に尽きます。
まずは、川崎から参加の友人が作るスペアリブ。
川崎市の北部市場で仕入れたスペアリブを、秘伝のタレにつけて炭火で焼きます。
もう、おいしいに決まっている、定番の逸品ですね。

横浜の調理師免許を持つ友人が作ったパエリアも、間違いなしです。
味はもちろん、ルックスも最高ですね。

私の作った芋煮も好評で、ホッと一安心です。
これについては、カレーうどんに味変したバージョンが、大人気なのでした。

その他にも、新潟の友人が作る、ささにしき食堂顔負けのモツ鍋。
あまりのおいしさに、写真を撮り忘れてしまいました。

そして、今回の優勝は、茨城の友人が飯盒で炊いた白ご飯でしたね。
味付け濃い目の料理の中で、あのシンプルな白ご飯の味が、みんなの舌を鷲づかみです。
当初、「こんな何の変哲もない白ご飯、誰も食べないかも」と炊いた本人はイジケ気味でした。
ところが、一番最初に完食となって大笑いでしたね。

もちろん、お酒もおいしくいただきます。
川崎の友人がもちこんだ、海老名の地酒である桃色黒とんぼ。
想定よりもスッキリとした都会風の飲み口で、おいしかったですね。
また、ワインマニアの横浜友人が持ってきた赤ワインも、あまりのうまさに悶絶でした。

そして今回も、各人のBikeに対する熱い想いが聞けて、とても楽しかったですね。
夜も更けて冷えてきましたが、あまった薪で暖をとりながら宴は続きます。
薪も料理もお酒も尽きたところで、23時ぐらいにお開きとなるのでした。

翌朝は、Bike品評会です。

翌日は、遅めの7時すぎに起床です。
そして、Bikeの品評会が始まるのでした。

手前から、茨城の友人のGSX-R1000、私のガンマ、そして川崎友人のCD250Uです。
こうして並べると、科博でみた原人→旧人→新人の説明図のようですね。

とはいえ、ガンマとCD250Uは、1988年生まれの同い年です。
であれば、ここは進化の分岐が起きたと考えるべきなのかもしれませんね。

川崎友人が、究極の旅Bikeとして選んだCD250U。
実は、本来の持ち主は新潟友人で、川崎友人が3年限定で借りている形になっています。

250クラスのビジネスBikeというコンセプトでリリースされたCD250U。
スーパーカブ張りの、純正レッグシールドが渋すぎます。
友人がカスタマイズした布垂れ風防も、とても良い味を出していますね。
エンジンは当時のレブルと同じモノで、排気音がこれまた素敵なのでした。

私のガンマと比べて、リアタイヤのあまりの細さに驚いてしまいます。
レーサーレプリカ全盛の当時、このようなBikeが存在していたとは露知らずでしたね。

ということで、今回の変わったBike大賞は、このCD250Uが最有力候補でした。
ところが、ここで思わぬ伏兵が登場です。
それは、新潟友人がトランポに積んできた、こちらのBikeですね。

ヤマハのYD250、CD250Uからさかのぼること2年、1986年に発売されたビジネスBikeです。
私としては初耳のBikeで、とても驚いてしまいました。

なんでも、ヤマハ党の新潟友人が、CDに対抗するためにヤフオクで入手したとのこと。
実は、キャンプの前日に青森まで引き取りに行ってきたとのことで、その行動力にも驚愕です。
しかもこのBike、クラッチ付きでギアはロータリー式なのですね。
さらに、エンジンは単気筒なのにエキパイは二本出しです。

後にも先にも、こんなBikeは見たこともありません。
ということで、今回の変わったBike大賞は、このYD250に決定となりました。

やはり、ガンマは高速走行が最高です。

品評会のあとはマッタリと撤収、今年もつつがなく桐生に眠る友人に会ってきました。
そして、11時過ぎに流れ解散しながら帰還の途につきます。

狙いを定めた佐野ラーメン屋に向かう、ラーメンマニアの川崎友人と桐生市内で別れ。
関越方面に向かう茨城友人と太田桐生ICで別れ、あとは北関東道→東北道とひた走るだけですね。

しかし、ガンマはやはり高速走行が最高です。
11000rpmまでストレスなく吹けあがるエンジン、路面に吸い付くように走る車体。
宇都宮までの三車線、追い越しレーンを流れに乗って走るのがカイカンでしかありません。

ひさしぶりに、タンクにベッタリと上半身を伏せて肘を折りたたんでみました。
この姿勢で走り続けると、もうそれだけで精神が浄化されていきますね。
あらためて、中型Bikeはエンジンを目一杯回しきれるトコロが良いのだと再認識しました。

太田桐生から那須SAまで、一気に走って給油休憩です。
休憩ついでに家人へのおみやげを買って、コーヒーブレイクしました。

ここでLINEをチェックしたところ、川崎友人がおいしそうな佐野ラーメンをアップしています。
そのチャーシューのテカリ具合にやられてしまい、自分もラーメンを食すると決意するのでした。

そして、那須から小一時間ほど北上を続け、福島の吾妻SAに入ります。
もちろん、お目当ては幸楽苑ですね。

幸楽苑といったらこれ一択の味噌ねぎラーメン、染み入るおいしさに癒されました。

その後も、よいペースで走るGLとランデブーしながら北上を続けます。
ところが、国見SAを過ぎたあたりで、車線変更すると車体がブレるようになりました。
挙句、笹谷トンネルの手前で、想定外のガソリンリザーブです。

自宅近くで給油をしたら、燃費が13.9km/Lと劇落ちしていました。
もしやと思いリアタイヤを確認したら、エアーがほとんど抜けていて愕然です。
どうやら、エアバルブ周りが劣化しているようですね。

これについては、エアバルブを交換して様子をみることにします。
そんな小トラブルもありましたが、今回も無事に帰還することができました。
カウルの汚れが、高速走行の証ですね。

ガンマに芋煮鍋を括りつけて、2日間で644kmほどの走り、とても満足できました。

8月に、コールセンターの仕事がなくなると告げられて。
それから、いま一つ気持ちが晴れやかではない状態が続いていました。
今回の走りで、やっと気分がスッキリとしましたね。
おかげで、新しい派遣の仕事にも前向きに取り組めています。

やはり、オートバイ旅はよいですね。
あらためて、この機会を与えてくれた友人、そして家人に感謝です。
本当に、ありがとうの一言ですね。
そしてまた、このような走りをたのしみたいと思うばかりです。