900SSのチェーンを締結しました。
900SSのスイングアームが交換できたので、次はチェーン締結です。
ぶっちゃけ、チェーン締結は苦手ですが、今回はスムーズにできました。
やはり、よい仕事にはよいツールですね。
これで、やっとチェーン交換に自信が持てたような気がします。
最後の難関、チェーン締結にチャレンジです。
900SSのスイングアームが交換できたトコロで、次はチェーン締結です。
ぶっちゃけ、チェーン締結は苦手なので、すこし気が重いですね。

今回は、これまでのチェーンをもう一回つないで使います。
カシメジョイントという名のチェーンひとコマ分を、アマゾンで957円にて購入しました。
袋にはチェーンひとコマとシール、そしてグリスが入っています。

袋には、締結方法がくわしく書いてありました。

それでは、ボチボチ作業開始です。

まずは、締結用のコマにオイルシールをセットします。

つぎに、チェーングリスを取り出します。
グリスの袋には、「食べられません」と書いてありました。
確かにこれ、キッチンにおいていたら、ドレッシングと間違える人がいるかもしれません。

この食べられないグリスを、これでもかというぐらいにピンに塗りたくります。
まさに、シールチェーンのシールチェーンたるトコロですね。

そして、チェーンをつなぎます。

ここまではお茶の子さいさいですが、この後の圧入とカシメが地獄ですね。
3年ぶりにかし丸君が登場です。
ここで、3年ぶりにチェーン脱着工具のかし丸君が登場です。
正直、このかし丸君が再登場するとは、3年前は思ってもいませんでした。

かし丸君は、以下の4ピース構成です。
これらをいろいろと組み合わせて、チェーンを切ったりつなげたりします。

まずは、締結部分にプレートを圧入します。
プレートを圧入するときは、この組み合わせですね。

そして、このような感じでチェーンにセットします。

あとは、グイグイと締め付けてプレートを圧入ですね。

それでこの圧入、やりすぎるとチェーンが固着して一発アウトです。
もちろん、やり直しはできないのでとても気を使いますが、そこはD.I.D純正のかし丸君。
抑えの部品がストッパーになっていて、圧入し過ぎないようになっています。
ですので、ここは締め付けられるだけ締め付ければOKですね。

今回も、いい感じに圧入できました。

念のため、寸法をチェックしましたが、問題なしです。

プレートが圧入できたトコロで、いよいよ最大難関のピンカシメです。
とてもうまく締結することができました。
チェーン締結で一番の難関は、このピンのカシメです。
これも、ズレたり圧入しすぎたりすると一発アウトですから、とても緊張しますね。
とにかく、やり直しができないトコロが、なんともキビシイと思います。
ピンをカシメるときのかし丸君は、この組み合わせになります。
プレートを圧入するときの長方形の部品を外した形ですね。

プレート圧入のときより半コマ分オフセットして、かし丸君をチェーンにセットします。

あとはグイグイ締め付けるだけですが、3年前はこの加減がわからなくて苦戦しました。
何度も寸法を確認しながらの作業になってしまい、3時間もかかってしまったのですね。
それ以来、チェーン締結は、なんとなく苦手になってしまったのでした。
ただ、3年前の経験から、かなり締め付けなくてはいけないことはわかっています。
ですので、今回は最初から、ガンガン締め上げてみました。
まずは、15分ほどで1つ目のカシメをクリアです。
寸法も+0.5mmでバッチリですね。

そして、このピンカシメも、抑えのピンがストッパーになっていることに今回気づきました。
ですので、あまり気を揉まず、締め付けられるトコロまで締め付けるで大丈夫なのでした。

ということで、2つ目は一発でカシメに成功です。
作業時間は3分弱、もちろん寸法もバッチリですね。

ぶっちゃけ、3年前よりも出来上がりがよくて大満足です。

やはり、かし丸君を買ったのは正解でしたね。
1回ぽっきりの作業に12,000円の工具ということで、3年前に買うときはとても逡巡しました。
でも、よい仕事にはよいツールというコトを、今回身に染みて感じましたね。
かし丸君、D.I.D純正というのは伊達ではないと思います。

今回の作業で、チェーン締結にはずいぶんと自信が持てるようになりました。
これからは、チェーン交換は自分でやりたいと思います。
そして、900SSの復活もまもなくです。
このあとは、ETCとエアホースをフィッティングする予定です。