900SSのブレーキホースとハンドル交換 その4

愛機900SSの、ブレーキホースとハンドルの交換をしています。
当初はホースとハンドルの交換だけの予定でした。
しかし、実際に作業を始めてみるといろいろと課題が出てきます。

ということで、不足の部品などを追加手配して仕切り直しです。
そして、部品が揃ったところで、あらためて交換作業にチャレンジしました。

900SSのブレーキホースとハンドル交換 その3はこちら

追加で、いろいろと部品を手配しました。

先月の初めからコツコツ進めていた900SSのハンドルとブレーキホースの交換作業。
ハンドルの交換がなんとかうまくできたので、いよいよ本丸のホース交換にチャレンジです。
ただ、それに向けていろいろと不足の部品が出てきたので、再手配をしました。

まずは、パラレルタイプのバンジョーボルトとグリップ、これはネット購入です。
グリップエンドとグリップ用の接着剤は、仙台の南海部品でゲットしました。

ちなみに、汎用のエンドグリップは、ハンドルの内径によってパーツを組み合わせるのですね。
今回交換したハンドルは内径φ17になるので、右側の写真の組み合わせになります。
ネジを締めるとテーパーのついたナットで外筒が開いて固定になる構造ですね。

パーツの確認が終わったところで、いよいよブレーキホースの交換に取り掛かります。

マスター周りを仮組みして、ブレーキフルードを抜きます。

まずは、ブレーキのマスター周りを仮組みします。
バンジョーボルトには、オイル漏れ対策を兼ねてモリブデングリスを塗布しました。

次は、キャリパーのブリーダバルブからブレーキフルードを抜いていきます。
フルードが塗装面などにつくと大変ですので、ここはキチンと受け容器を準備します。

この受け容器については専用品もあるのですが、今回はペットボトルを使うことにします。
まずは、フタにφ8の穴をあけて、ホムセンで買った内径φ6のチューブを刺せば完成ですね。

ブリーダーバルブを緩め、ブレーキレバーをニギニギするとフルードが抜けてきます。
フルードが抜けたら、いよいよマスターシリンダの取り外しになります。

ブレーキランプのスイッチケーブルを新設します。

ただ、マスターシリンダを取り外すためには、もうひとつ関門があります。
それは、ブレーキランプのスイッチケーブルですね。
NISSINのスイッチは平型端子なので、同じサイズの端子をホムセンでゲットしました。

そしてノーマルのブレンボマスターを確認すると、なんとなんとの半田付けでした。
しかも、思いっきりのイモ半田で、ちょっと笑ってしまいましたね。
やはり、このあたりは大らかなイタリア製品なのかもしれません。

最初は、このケーブルに直接平型端子をカシメようと思いました。
しかし、ケーブルの長さやスペースの問題で、それはすこし難しそうです。
工具箱にいい感じのリード線が転がっていたので、今回はそれを流用することにしました。

短く切ったリード線に平型端子をカシメて、それを半田付けします。
今度はイモではなく、きれいに半田付けできました。

ブレーキランプのスイッチケーブル、細かいところですが意外と手間がかかります。
ただまぁ時間をかけただけあって、納得できる形に仕上げることができました。
ここまでくれば、マスターシリンダ(ブレーキレバー)が交換できるようになります。
気分的にも、ようやく折り返し点を過ぎた感じになってきました。

900SSのブレーキホースとハンドル交換 その5につづく。