900SSの車検を通しました。

愛機900SSを手に入れて、今年で30年になりました。
そんなアニバーサリーイヤーな本年は、14回目の車検でもあります。
今回は、思いのほか多額の出費となってしまいました。
それでも、愛機の調子が戻ったので満足です。

アイドリングが不調の状態での入庫でした。

愛機900SSを手に入れて、今年で30年になりました。
そんなアニバーサリーイヤーな本年は、14回目の車検でもあります。
2年ぶりに車体をノーマルに戻して、車検が切れる10日ほど前に入庫しました。

ところが我が愛機、アイドリングが非常に落ち着きません。
このような状態で入庫するのはすこし気が引けまずが、この際よく見てもらおうと思います。
900SSの様子をみたドカ屋さんに開口一番、「こりゃキャブだね」と言われました。
昨年オーバーホールしたと言ったら、ちゃんと部品組んだの?とまで言われる始末です。

部品はキチンと組んだハズとは伝えましたが、あきらかにどこかがおかしいようですね。
それでは一度キチンと見てもらいましょうということで、それから待つこと一ヶ月。
ようやく出来上がったとの連絡が来て、先日引き取りに行ってきました。

それで、結論からいうとキャブの再オーバーホールが必要だったようです。
ジェット類、特にスロー系は完全に目詰まり起こしていたとのことでした。
このあたり、素人整備ではなかなか難しいトコロあるみたいですね。

オーバーホールついでに、フロートやパッキン類もすべて新品に交換となりました。
購入してから30年ですが、まだ部品が手に入るのがうれしいですね。
私の900SSは国産のケーヒンキャブなので、そのあたりはだいぶ助かっています。

また、長らくの課題だったリアの空気抜けもバルブ交換で解決しました。

正直、今回の車検費用は半端なく高額でしたが、課題解決したので満足ですね。
もちろん、エンジンはセル一発で始動しますし、アイドリングも恐ろしいほど安定です。
正直、キャブに関しては敗北感もありますが、たまにはお金をかけることも必要ですね。

ひさしぶりに、ドカ屋さんと歓談を楽しみました。

整備内容の説明を受けて支払いを済ませた後は、しばしドカ屋さんと歓談です。
いつものように話に花が咲いで、ドカ屋さんがドカティに出会ったときのことを聞きました。

ドカ屋さん、かつではZⅡに乗っていたとのことです。
ところが、エコーラインでは、その大きくて重すぎる車体でまったく登らない。
そのときに、ヒラヒラとコーナーを抜けていくドカをみて、そこからは一筋とのことでした。

なるほど、これは生粋のドカティストという感じですね。
それに対して、私はCBやカタナのような重量級も好きだったりします。
このあたりは、感性の違いなのかもしれないですね。

もう、そろそろ歳だからというドカ屋さん。
最後の作品になるかもという、作りかけのカスタム900SSを見せてもらいました。

コンセプトは、NSRレベルの超軽量900S。
自作のハリス風カウルが、とても素敵な感じです。
出来上がりは、次回の車検のときぐらいでしょうか?
最終的にどのような仕上がりになるのが、いまからとても楽しみですね。

新しいBikeもいいですが、私はひきつづき900SSです。

今のBikeも知っておいた方がいいよというドカ屋さん。
お店にあったスクランブラーを試乗させてもらいました。

その見た目から、内心甘く見てたスクランブラーでしたが。
これが、とんでもないじゃじゃ馬でビックリです。
ドカ屋さん、スカイバレー最強と言ってましたが個人的にはすこし怖い感じがしますね。
とにかく、上体がのけぞるような加速で、とんだスパルタンマシンです。

しかも、エンジンのテイストはキチンとドカティで、本当によくできていますね。
技術というのは間違いなく進化しているモノだと、あらためてそう思いました。

そして、我が900SSを駆ってみると、これがまた何とものどかです。
加速もとてもまったりで、スクランブラーと30年の月日を感じますね。
でも、跨った瞬間から、やっぱりこれでないとダメだなぁって思いました。

ドカ屋さんの話によれば、次に壊れるのは燃料ポンプとのこと。
また、Fフォークもオイル滲みがあるようで、こちらもそのうち手入れが必要ですね。
でも、これらをクリアすれば、またあとしばらくは900SSとの走りを楽しめるでしょう。
ということで、またがんばってお金を貯めていきたいと思います。