クルマを契約しました。

マツダ2 スカイアクティブDを契約しました。
そして、私と配偶者の2台体制から、1台体制に変更することにしました。
それでは、今回の契約に至るまでの顛末を、書いてみたいと思います。

一通のダイレクトメールがきっかけでした。

事の発端は、山形マツダからの一通のダイレクトメールでした。
なんでも、今乗ってるアクセラを高価下取りしますとのことです。
いつもなら、この手はゴミ箱に直行なのですが、今回は思うところがあって留め置きました。

我が家のアクセラ、今年で購入から7年目、来年の春には3回目の車検です。
スタイルに惚れて購入した、BM系のアクセラです。
つい先日に購入した気でいましたが、月日の流れは早いですね。
走行距離は6.8万キロ、そして今回、夏冬両方のタイヤが交換時期だったりします。

アクセラのホイールサイズは18インチ、タイヤもそれなりのお値段になりそうです。
このタイミングでタイヤを交換したら、車検との絡みであと2年は乗ることになるでしょう。
しかも、仕事が在宅になってからは、アクセラにはほとんど乗らなくなりました。
ふた月近く動かさないこともあり、乗る前にはクモの巣を払うようなありさまです。

これに年間39,000円の自動車税プラス、任意保険を払うのはもったいないでしょう。
昨年、カブを手に入れてからは、乗り物はこれで十分という感じです。
スパイクタイヤを装着すれば、スキーにだって行けることも実証済みです。

といった状況下での、高価下取りのダイレクトメールです。
このタイミングでアクセラを売却するのもアリなのかなと、ふと思ってしまったのでした。

下取りと買取りは、別のお話でした。

折しも10月はアクセラの定期点検月、ということで、さっそくマツダにGOです。
定期点検のついでに査定してもらうと、そこそこの値段かつきました。
ネットの査定より高額でしたから、がんばっていただいた方だと思います。

一応、その日は持ち帰りにしました。
そして家族会議の結果、やはり売却しようということで、翌日マツダに電話しました。
そうしたところ、あれは買取りではなくて下取りの価格との回答でした。
要は、あくまで新しくクルマを買うことを前提とした価格ということです。

まぁ、よく考えればその通りですね。
あの価格で買取りしていたら、ディーラーとしてあがったりになってしまいますよね。

でも、考えれば考えるほど、アクセラは要らないという結論です。
車検や税金、タイヤのことを考えても、この際、クルマは1台にしてしまいたいです。
ということで、次なるオプションを検討することにしました。

クルマ購入の神が降りてきました。

次なるオプションは、もう1台も下取りに出して新車を1台購入するです。
そのもう1台は、春に3回目の車検を取った配偶者のN-BOXです。
さすがは世界のホンダ、8年目ながらどこをとっても絶好調の我が家のお気に入りです。

ただ、こちらも冬タイヤが交換時期なのでした。
そして、このままタイヤを購入したら、こちらもあと2年は乗ることが確定でしょう。

どうせ1台にまとめるのなら、下取りもまとめて2台の方がよさそうです。
配偶者とも相談し、ここが決断時ということになりました。
ついに、クルマ購入の神が降臨です。

さて、そうと決まれば、次のクルマは何にするかです。
事の経緯上、乗り換えはマツダ車が前提ということになります。
ちなみに、私は軽自動車1台体制でもいいのかなと思っていました。
マツダにも、スズキOEMの軽自動車がいろいろとライナップされています。

しかし、それはあまりに悲しすぎると配偶者から言われてしまいました。
今後は、配偶者がメインの使用者ですから、これは無視できない意見です。
ということで、税金の安い1.5Lモデルをターゲットにクルマ選びを開始しました。

マツダの1.5Lモデルは、マツダ2(旧デミオ)、CX-3、マツダ3(旧アクセラ)の3つです。
まずマツダ3は、配偶者の普段使いにはボディサイズが大きすぎて、早々に却下でした。
となると、あとはマツダ2かCX-3です。
双方試乗してみた結果、配偶者的にはマツダ2がしっくりくるとのことでした。

ただ、ロングドライブとなると、これのガソリンモデルでは少々心もとないです。
我が家はたまのロングドライブが、楽しい家族レクリエーションのひとつだったりします。
ということで、今回はディーゼルモデルをチョイスすることにしました。

以前、代車でデミオのディーゼルに乗ったことがあります。
あれは、とてもパワフルでスポーティなモデルでした。
かつての愛機、ファミリアスポルト2.0を彷彿とさせるモノがありました。

ちなみに、このファミリアスポルト2.0は、最高のクルマでした。
走りに関してはBMWの325あたりとまったく引けを取らないと、いまでもそう思います。
そして、それと同じ匂いのするデミオディーゼルに、密かに惹かれていたのでした。

しかも、ディーゼルなら、日々の燃料代がリーズナブルなのも魅力的ですね。
N-BOXの査定をお願いしたらこちらも想定以上のお値段、これはもう即決でしょう。
「えっ、決めていただけるんですかっ!?」と驚くマツダの営業マン。
いいから早く注文書ってことで、来店2時間でのスピード契約と相成りました。

初めて、残クレで購入しました。

なお、今回は初めて残クレで購入しました。
なので、手出しは一切ありません。
そして、5年後に買い替えするのが前提です。

若い頃は、Bikeと同じぐらいにクルマも好きでした。
そして、クルマは惚れて惚れて惚れ込んで、死ぬまで乗るつもりで買うモノでした。
しかし、さすがにこの歳になると、クルマは消耗品というのが痛いほどわかってきます。

今回は、マツダ営業マンの「私はタイヤを買ったことがない」発言が決め手でした。
端的に言えば、クルマは携帯電話と同じという考え方です。
たしかに、クルマが生活必需品の山形なら、このような考え方もアリだと思います。

さて、この残クレ購入、吉と出るか凶と出るか。
正直、いまでもよかったのかどうか確証が取れません。
でも、それも含めて、今後の展開がちょっと楽しみだったりもします。

35年ぶりにクルマなしの身になります。

そして基本、これから私はクルマなしの身分になります。
これで、いよいよ私も生粋のBike乗りですね。

というか、生粋のBike乗りかどうかは別にして、我ながら大胆な試みだと思います。
地方では、クルマは一人1台が基本です。
これがなくては、生きていくことができません。
なぜなら、どこかに就職して日々の糧を得るのにはクルマが必須だからです。

でも、在宅で仕事ができるとなると、話が変わってきます。
結局のところ、通勤の問題は地方でも切実ということなのですね。

今後、実家の親が介護のステージに入るとかになれば、また2台体制に戻るかもしれません。
でも、しばらくはこれでどうなるのか、試してみたいと思います。

若い頃、事故でクルマを壊し、ひと月近くクルマがなかったときがあります。
あのときは、なんか手足がもがれたような、非常に心細い感じがしたものでした。
でも、今はカブだけのシンプルな生活を前に、ワクワクしている自分がいます。

いずれにしても、納車は11月末とのこと。
それまで、しばしのお楽しみです。