フロントスタンドを手に入れました。

オートバイのフロントスタンドを手に入れました。
フロントスタンドは、以前から導入するかどうかで迷っていたアイテムです。
今回、渡りに船的に入手して、思った以上に使えることがわかりました。
この記事が、スタンド導入に迷っている人の参考になれば幸いです。

目的は、900SSのフロントフォーク養生です。

オートバイのフロントスタンドを手に入れました。
フロントスタンドは、900SSの倒立サス養生のため長らくほしかったアイテムです。

900SSはメインスタンドをかけて保管していますが、これだと常にフォークに圧がかかります。
そして、7~8年でシールが破損するのですね。
これまで2回ほどフォークシールの交換をしていますが、工賃がバカになりません。
そこで、何か良い改善策はないか、考えていたのでした。

手っ取り早いのは、サイドスタンドでの保管です。
しかし、これではスペースが足りなくなり、Bikeがガレージに収まり切りません。
ウィンチでBikeを吊るという手もありますが、ウチのガレージでは強度が不安です。
ということで、残る策はフロントスタンドですね。

ただ、このスタンドも、使えるかどうかの判断がつきません。
ネットで見るとかなり大きそうで、ウチの狭いガレージでは取り回しがキツそうです。
ということでこの問題、長らく保留となっていたのでした。

新潟の友人が、無期で貸し出ししてくれました。

そのような折、新潟の友人がフロントスタンドを余らせていることをSNSで知ります。
アグスタのメンテ用に購入したようですが、使えなかったようですね。
もしよければ引き取るよと声をかけたところ、無期で貸し出してもらえることになりました。
もし、使えなかったとしても費用が無駄にならないので、正に渡りに船ですね。

ということで、手元にやってきたフロントスタンドです。
まずは、思っていたよりコンパクトなのに驚きですね。
もしかすると、リアスタンドより省スペースかもしれません。

取扱説明書などはないので、メーカーのサイト情報をもとに組み立てます。
まずは、各部をネジで締結ですね。

次に、上下ユニットをピンで接合します。
ピン留のクリップは外側につけるようですね。

ただ、この状態では上ユニットが回転して固定されません。
メーカーサイトによれば、このままの状態で使うようですが、若干不安ですね。
とはいえ、これ以上部品はありませんし、まずはこれで試してみることにします。

狭いガレージでも、問題なく使えることがわかりました。

このスタンドは、ステムシャフト下側の穴に固定ピンをはめ込み、Bikeと固定します。
ところが、900SSのステムシャフトにはタンクからのブリーザーホースが通っています。
スタンドを使うためには、このホースを引き抜かなくてはいけません。

ホースは、下側にしか引き抜けない構造です。
そして、一度引き抜くと、二度と下側からはホースが通せなります。

対策としては、ホースを途中で切断してジョイントを入れるか、または別ルートを通すかですね。
取りあえず、今回は別ルートで仮対応することにしました。
現状、900SSはチェーンが切れていますし、恒久策は春までゆっくり考えたいと思います。

ホースが抜けたら、ステムシャフトにスタンドをセットです。
そして、テコの原理でフロントを持ち上げてみたところ、サクッとスタンド掛けに成功しました。
上下ユニットは自在の状態ですが、圧がかかると動かなくなるのですね。
なるほど、なかなかよくできていると感心しました。

それにしても、かなりフロントが浮きますね。

ぶっちゃけ、ウィリーしているみたいです。

とはいえ、フロントスタンドをかけると、かなりしっかりした固定になりますね。
前後左右に力をかけても、オートバイばびくともしません。
これなら、多少大きな地震が来ても大丈夫でしょう。
もちろん、フォークは完全にフリーで圧はかからない状態です。

そして、一番うれしいのは、我が家のガレージのような狭い場所でも問題なく使えることですね。
さらに、外しているときは上下ユニットを折りたためるので、とてもコンパクトです。
これで8,000円は、使えるの一言ですね。
追加で、ガンマ用にもうワンセット用意しようかなと考えています。