松田聖子、大好きです。
最近、Amazonミュージックで松田聖子を聴いています。
もはや、40年近く前の楽曲ですが、やっぱりいいですね。
聖子ちゃん、いくつになっても大好きです!
昔のアルバムが聴きたい放題です。
ふと、聖子ちゃんの昔のアルバムが聴きたくなりました。
かつては聖子ちゃんフリークで、実家には彼女のLPレコードがたくさんあります。
ただ、LPレコードではいまさらMP3にもできません。
そうしたところ、Amazonプライム会員なら聴きたい放題なのを知りました。
本当に、便利すぎる世の中です。
聖子ちゃんがデビューした1980年、私は中学一年生でした。
そんな私のティーンエージャー、彼女の楽曲はいつも傍にありました。
聖子ちゃんは、わが青春の1980年代そのものです。
そんな私の独断と偏向の松田聖子論です。
松本隆フェーズの冬アルバムが神です。
松田聖子を語るにあたっては、いろいろと切り口があるかと思います。
たとえば、彼女の歌やキャラ、あるいはその生きざまなどなど。
ちなみに、私は彼女の歌が大好きです。
ということで、今回は彼女のアルバムを切り口に語ってみたいと思います。
世代的なところからも、1980年代のアルバムがやはり好きですね。
特に、松本隆フェースの冬アルバムに名作が多いように思います。
もちろん、夏アルバムも良作揃いですけどね。
1980年代当時、聖子ちゃんは年に2回のペースでアルバムを出していました。
まるでWindowsのメジャーアップデートのように、初夏と初冬にリリースしていました。
今にして思うに、聖子ちゃん働き過ぎですね。
それでは、私が思う松田聖子傑作アルバムベスト3を語ってみたいと思います。
Candy(1982年の冬アルバム)
数ある聖子ちゃんのアルバムの中でも、このアルバムが最高傑作だと思います。
無駄曲が一切ない、まさに神アルバムですね。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/07/seiko-candy.jpg)
星空のドライブ、青いワーゲンで離陸した後は、四月のラブレターで水平飛行に入ります。
未来の花嫁、これ以上パーフェクトなアイドルソングはないと思われる名曲です。
後年、ドリカムの未来予想図を聴いたとき、どこかで聴いた曲だと思ったらこの曲でした。
モッキンバードで可愛い小鳥のさえずりを楽しみ、荘厳なブルージュの鐘で前半が終了です。
後半は、Rock’n’roll Good-byeで、さらなる高みに急上昇します。
そして電話でデート、隠れ名曲ですね。こういう曲大好きです。
野ばらのエチュード、キャンディボイス炸裂で素敵すぎます。
黄色いカーディガンは、いかにも細野晴臣らしい不思議なスパイスの利いた曲。
そして、エンディングの真冬の恋人たち。
杉真理のバックボーカルがまた、とてもいい感じです。
俗にいう聖子ちゃんのキャンディボイスが完成したのが、このアルバムです。
今につながる彼女の歌唱スタイルは、ここが原点でしょう。
そして、彼女のキャンディボイスを、一番素で味わえるのがこのアルバムです。
今でもまったく古さを感じさせない、傑作中の傑作アルバムだと思います。
風立ちぬ(1981年の冬アルバム)
これも素晴らしいアルバムです。
大瀧詠一が好きな私には、二色モナカのような作品ですね。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/07/seiko-kazetatinu.jpg)
冬の妖精、もうオープニングから大瀧ワールド炸裂です。
ガラスの入り江、二曲目で水平飛行なのはいつものパターン。
そして、一千一秒物語→いちご畑でつかまえて→風立ちぬと、怒涛の大瀧ワールドラッシュ。
この流れはすごい、痺れます!
後半は、流星ナイトでちょっと一息です。
つづく黄昏はオレンジ・ライムも、いかにも昭和なアイドルソングでホッとしますね。
白いパラソル、私の松田聖子はここから始まりました。
雨のリゾート、私の雨ソングベスト1です。
そして、December Morning、甘い余韻にひたりつつ静かに着陸です。
このアルバムは、ハイトーンボイスからキャンディボイスへの変革期にあたる作品です。
私はキャンディボイス派ですが、初期のハイトーンボイスも良いですね。
ということで、これは双方のボイスを楽しめる、とてもおいしいアルバムなのです。
そして、作品としてのクオリティが高い、高すぎる!
もはや、アイドル歌謡に収まりきれるレベルではないですね。
聖子ちゃんがアーティストとして飛躍し始めた、記念碑的な作品だと思います。
また、このアルバムはジャケットもいいですね。
ジャケットは、このアルバムが一番好きです。
Pineapple(1982年の夏アルバム)
赤いスイートピーにインスパイアされて、はじめて買った聖子ちゃんのアルバムです。
夏アルバムでは、これが一番好きですね。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/07/seiko-present.jpg)
P・R・E・S・E・N・T、爽やかな夏の朝のようなオープニング。
つづくパイナップル・アイランド、二曲目にして、アイドル歌謡のレベルをはるかに超越。
純文学のようなひまわりの丘、スローバラードのLOVE SONGと、気合の入った曲が続きます
そして、渚のバルコニーの展開で、現実に戻ってきた感がいいですね。
というか、この曲大好き。胸キュン感が半端ないです。
後半はピンクのスクーターで幕開け。聖子ちゃんの数少ないBikeソング。
陽炎の坂登ったら、世界中が輝いたの♪ に、激しく共感。
レモネードの夏は、渚のバルコニーの影の名曲。
そして真打、赤いスイートピー。
たとえ、赤いスイートピーが実在しなくても、誰もが認める名曲中の名曲ですね。
つづく水色の朝も、SWEET MEMORIES に匹敵する至極の一曲。
そして名曲ラッシュのあとは、SUNSET BEACHで静かに日没です。
はじめてアルバムを手にしたときは、所詮アイドル歌謡と思ってたのですが。
レコードに針を落として、そのあまりのハイスペックに驚愕。
そして聖子ちゃんワールドに、すっかりハマってしまったのでした。
それと、聖子ちゃんのアルバムは、ハズレ曲がないのが良心的です。
当時の中学生にとって、LPレコードは高い買い物でしたから。
まさに、信頼の聖子ブランドですね。
それにしても、やっぱり赤いスイートピーはいいです。
昨夜、Amazonミュージックでリピートして、涙してしまいました。
金色のリボン(1982年のクリスマス企画アルバム)
ベスト3といいながらオマケです。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2020/07/seiko-kiniro-no-ribbon.jpg)
これに収録されている恋人はサンタクロース、すごく好きなんです。
個人的には、完全に本家越えしていると思います。
というか、この曲の存在をこれで知ったので。
私にとっては、聖子ちゃんが本家なのです。
ファンであることが誇りです。
ということで、独断と偏向の松田聖子論でした。
というか、彼女を語り始めたら、たぶん聖子論のブログになってしまいます。
結局のところ、アイドルソングとはオナペットだとは思うのですが。
それを、アートの域まで高めたのが、彼女の偉業でしょうね。
ちなみに、実際の彼女は、一言でいうと女傑ですよね。
キャラ的にはイケイケの女社長、赤いスイートピーの主人公とは真逆だなぁって思ってます。
それであの世界観を構築できるのですから、真のプロフェッショナルですね。
そして、アラ還でなお、アイドル業を続けているのが素晴らしすぎます。
いつまでも往年のファンを裏切らない、あの真摯な姿勢に感涙ですね。
彼女もいろいろと炎上してきましたが、最終的には実績は全てに勝るのだと思います。
聖子ちゃん、つくづくファンであることに誇りが持てるアーティストです。
これからもますます、我々を楽しませてほしいと思います。