「その年、私たちは」11、12話レビュー
韓国ドラマ、「その年、私たちは」の11、12話が公開されました。
今回は、韓国ラブコメお約束の、ラブラブモード全開編でしたね。
正直、これまでの感情揺さぶられな展開からの失速感もありますが、嫌いではないです。
逆に、これぞラブコメの醍醐味という感じで大満足ですね。
その甘美な世界観にじっくり浸ったところで、レビューを書いていきたいと思います。
9、10話のレビューはこちら
ダミちゃんの可愛さ全開でした。
韓国ラブコメの10~12話はラブ全開期、これはある意味お約束な韓ドラ法則のひとつです。
そして多分に漏れず、本作も今回はラブ全開モードでした。
ヒロインのキム・ダミちゃんも、その可愛さが強烈全開で素晴らしかったですね。
まずは、ウンと気持ちを伝えあうシーン。
ウンから「愛してほしい」と告白されて、流す涙が美しすぎます。
翌日、迎えにきたウンに「これからよろしくね」と応えるヨンス。
ここも、ウンのセリフではありませんが、死ぬほど可愛いです。
ウンとヨリを戻して、ヨンスもすっかりキャラが変わりました。
第1話のときと比べて、表情がぜんぜん違っていて面白いですね。
ちなみに、梨泰院クラスのラブなイソとも、雰囲気が違います。
このあたり、さすが演技派ダミちゃんという感じですね。
そして、圧巻だったのは、ウンの完璧な想像の中でのヨンス。
モノトーンの映像が美しい、本当に美しいです。
たぶん、ここ今までで一番リピートしています。
今回は、ダミちゃん推しの者として最上級の回でしたね。
ドラマの展開云々以前に、その映像美だけで大満足でした。
ストーリーは、想定の上をいっています。
さて、お話のほうですが、こちらは相変わらず想定の上をいっています。
なんと、ウンの起爆剤は、近所の文具店で飼われているチョンチョンでした。
まさか、このような新アイテムがでてくるとは想定外です。
しかも、後半の重要テーマと思われたウンの心の傷も、存外にサクッとカミングアウト。
想像していたのとは、まるで違う展開でしたね。
そしてこちらの男も、まったく一皮むける気配がありません。
ウンとヨンスの復縁を知って、熱を出して寝込むジウン。
正直、こじらせすぎも、ここまでくると病気ですね。
第12話は、そんなジウンとウンのやり取りがハイライトです。
ヨンスからの誘いを断り、またジウンが聞きたくない話とわかっていて。
それでもあえて、いの一番ににヨンスとの復縁をジウンに報告するウン。
ウンのジウンに対する信頼と誠実さに、とても心が打たれました。
そして、それに応えようとがんばるジウン、これがまた切ないのですよね。
彼の殺風景な部屋が、その寂しい心象を象徴していて泣けるです。
でも、個人的な経験からすれば、ジウンは一度ヨンスに告るべきだと思いますね。
一度、彼女と腹を割って話せば、心の持ちようも変わってくるハズです。
もちろん、ウンもそれを大きな優しさで包み込んでくれることでしょう。
ジウンとNJのサシ飲みシーンは、片想い中な二人の対比が面白かったです。
このあたりも今後どのように回収されていくのか、楽しみなばかりですね。
ラストに向けての展開は、まったくわかりません。
ということで、物語もいよいよ終盤です。
韓国ラブコメの法則によれば、ここから最大の波乱と試練が発生するとのこと。
ネットで感想をみてみても、みなさん戦々恐々という感じですね。
この第12話を最終回にという意見から、ウンが死んでしまうという過激な予測まで。
チョンチョンのような新アイテム登場の可能性もありますし、状況は予断を許しません。
というか、ここまでくると考えるだけ無駄かもしれないですね。
取り急ぎ、現状の未回収な問題点を整理しておきます。
- ジウンのこじらせすぎ問題
- NJの純情すぎ問題
- チェランのプレゼント渡せない問題
- ハルモニの健康問題
- ウン両親のカミングアウト問題
- ウノとソリさんの功労賞問題
これだけの問題があれば、ウンとヨンスが破局するヒマはないような気もしますけど。
個人的には、海街チャチャチャに近い流れのようにも感じますし。
現時点でのハッピーエンド確率は、前回から5ポイント減の70%と予測します。
永劫回帰の視点から推測すれば、たぶんウンには海外からの話がくるのでしょう。
でも、ハルモニを抱えるヨンスは、ウンについていくことができない。
ウンのキャリアアップの足かせになると、ヨンスがまたイジイジ悩む。
最後は愛しているがゆえに別れるとか…、いや、妄想はここまでにしておきたいと思います。
それにしても、ヨンスハルモニはいいですよね。
今回一番胸が熱くなったのは、ハルモニとウンのサシのシーンでした。
「悪いのはすべて私だから、怒っているなら私にぶつけて」というハルモニ。
「(ヨンスは)そんな人ではありません。本当にいい人です。」と返すウン。
「そんなにわかっているのなら何をしているの?」と、ウンの背中を押すハルモニ。
ハルモニはヨンスの分身で、いつも彼女が言えないことを代弁してくれます。
共に苦楽を重ねてきたヨンスとハルモニの絆が、とてもいいですね。
そして、足元のナツメがウンとヨンスをつなげてくれる、本当に名場面だと思います。
ということで、この感動をおかわり希望ですね。
次回の配信、期待して待ちたいと思います。