「その年、私たちは」7、8話レビュー
韓国ドラマ、「その年、私たちは」の7、8話が公開されました。
ドラマもここで折り返し点、前半終了の節目です。
そして、その内容も中締めにふさわしいモノで、すばらしかったですね。
それでは、そのレビューを書いてみたいと思います。
5、6話のレビューはこちら
メリハリの効いた展開です。
シリアスモードだった第6話から急転、第7話は閑話休題のような回でした。
さすがは韓流ドラマ、この緩急のメリハリが素敵ですね。
ぶっちゃけ、第6話は少々ヘビーでしたけど、ここでホッと一息という感じです。
そして今回も、キムダミちゃん演じるヨンスがいいですね。
たとえば、ウンに誘われて彼の実家に行くところ。
ヨンスを迎えるウンのお母さんの慈愛に満ちた対応に、思わずほっこりしてしまいます。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/12/our_belover_summer-33.jpg)
あのがらっぱちなヨンスも、ウンの両親の前ではとてもいい子なんですよね。
そしてウンのお母さん、ヨンスの優しさや寂しさを知り尽くしているようで泣けるです。
基本的に善人しかでてこない本作ですが、その中でも彼女はとびっきりのいい人ですね。
この二人のやり取りは、なにげにお気に入りだったりします。
2番手の美学を貫くジウンが切ないです。
また、今回のもうひとつのお気に入りは、ヨンスとジウンの絡みですね。
まず、第7話のこちらのシーン、あのような関係であのような会話は、実際あるあるです。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/12/our_belover_summer-34-1024x554.jpg)
「ウンとケンカしたの?」と、さりげなくツッコむジウンの優しさがいいですね。
「全部、私が原因」というヨンスに、「(原因は)半々」とフォローするところも痺れます。
それを受けての「恋愛に詳しいのね」と上から目線のヨンス、笑いました。
ウンの攻撃で弱っていたヨンスも少し元気になれて、やっぱりジウンはいいヤツです。
そして、「俺は悪い男」とうそぶくジウンが切ないですね。
実際は、ジウンを「恋愛ができない男」と無邪気にからかうヨンスが悪い女なのですけど。
あんな思わせぶりな態度を取られたら、クールなジウンもかなりキツイでしょう。
極めつけは、二人でサイクリングするシーンでした。
あのヨンスの言動、ジウンの気持ちを知ってのことなのか、罪深すぎると思いますね。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/12/our_belover_summer-38-1024x571.jpg)
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/12/our_belover_summer-37-1024x730.jpg)
ちなみに、ヨンスのハルモニはジウン推しで、この人間関係バランスも絶妙です。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/12/our_belover_summer-35.jpg)
でも、やっぱりジウンは2番手なのですよね。
たしかに、ハルモニが言うとおり、ジウンは非の打ちどころがない好青年です。
もし、ヨンスの相手がジウンだったら、あんな悲しい思いをすることもなかったでしょう。
しかし、ヨンスにとって出木杉くんのジウンは、結局友達止まりなのですよね。
彼女が、あのゆるくてヘタレなウンに心惹かれるのは仕方のないこと。
男としての魅力は、ぶっちゃけウンのほうが上ですからね。
ということで、この2番手ジウン、リアルに切なくて満足です。
彼にはこのまま2番手の美学を、しっかりと貫いてほしいですね。
脚本の巧みさに感動しました。
そして、やっぱりヨンスにはこの男でした。
キメるときはキメるチェ・ウン、第8話のエンディングはかっこう良すぎましたね。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/12/our_belover_summer-39-1024x571.jpg)
あの前半のクライマックスですが、まずはその映像美に圧倒されます。
また、視聴者が望むであろう絶妙のタイミングであのシーンを出してくる演出。
さすがは韓流ラブコメ、恐るべしですね。
そして、何よりも鳥肌モノだったのが、あのシーンがデジャブだったこと。
結局このお話は、現在が過去をトレースする構図になっているのですね。
お互いにいがみ合うトコロから始まった二人が、キスして付き合うようになる。
第8話にして、現在編が過去の撮影最終日まで追いついた流れになっています。
これが、高校生のウンがつぶやくところの永劫回帰と永続性なワケで、すごいですね。
雨降る丘の美しすぎるシーンに魅入りながら、この脚本の巧みさにいたく感動しました。
しかし、このお話が永劫回帰だとすると、またもやウンとヨンスは破局するのでしょうか?
たしかに、あのヨンスにあのウンですから、いつ何時破局してもおかしくはありません。
でも、ヨンスとウンの間に入り込めるようなピースも、いまのところはないような感じです。
いずれにしても、ハッピーエンド確率は、前回から20ポイント減の65%と予測します。
また、永劫回帰となると、あのヨンスに好きといわないウンの謎も解けるのでしょうか?
次回の予告は、すこしそれを匂わせていましたね。
そして気になるのは、やはりNJの動向です。
第7話で、彼女の置かれているシビアな立場が明らかになりました。
どこかヨンスとキャラが被るNJですが、でも彼女の抱える闇はヨンスの比ではないですね。
彼女の本格参戦が、本当の意味でのホラーになりそうな感じです。
それにしても、お昼寝をするヨンスが本当に可愛いですね。
キュートなダミちゃんの面目躍如で、推しの者としては大満足でした。
![](https://webiker.org/wp-content/uploads/2021/12/our_belover_summer-36-1024x612.jpg)
この寝顔を眺めることで、なんとが次の配信まで持ちこたえることができそうです。
そして、年明けからの後半戦、心の底から楽しみなばかりですね。