900SSのETC修理

900SSのETCが、動かなくなってしまいました。
ということで、洗車をかねて修理です。
秋の休日のBike整備、とても幸せなひとときでした。

まずは、洗車です。

桐生からの帰りに、電源が入らなくなったETCの修理をしました。
まずは、ガレージから900SSを引っ張り出して洗車です。

個人的に、Bikeは乗ったら、その日のウチに洗うを信条にしています。
ただ、今年の桐生は帰りが遅くなったので、一週間ほど乗りっぱなしで放置状態でした。

ガレージから出して確認すると、走った距離の割には汚れていなくて一安心です。
今回は、カウルを外さず洗うことにしました。

バケツと雑巾を準備して、濡らした雑巾でボディを拭いていきます。
そして、汚れを落としたら、今度はワックスを塗っていきます。

この作業、好きですね。
秋の休日、やわらかい日差しの中、いつまでも磨いていられる気がします。
残りの人生、もうこれだけでいいと思うほどです。

リアホイールも念入りに磨いていきます。

車体がきれいになるのに比例して、私の精神も浄化されていきます。
まさに、至福のひとときですね。

ワックスを塗りながら、あちらこちらをチェックしていきます。
左側のサイレンサーがちょっとグラグラだったので、直しておきました。

ETC故障の原因は、拙いカシメでした。

ボディ全体にワックスを塗ったら、乾くまでの間にETCの修理です。
桐生からの帰り道では、高速のゲートで立ち往生してしまい冷や汗でした。

それで、このETCの挙動がなんとも微妙です。
ダメになったり復活したりと、動作が不安定なのですね。

ちなみに先日の走りでは、太田桐生ICから高速に乗るところまでは大丈夫でした。
しかし、福島JCTの先の福島大笹生本線料金所でアウトだったのです。
たぶん、東北道を北上中に、どこかがおかしくなったのでしょう。

そして、栗子トンネルを走行中に突然復活しました。
米沢でラーメン食べたあと、米沢北ICでも問題なく動作していました。
そして、東北中央道を走行中に、またおかしくなってそれっきりです。

ETCと同じ電源ラインのアクションカメラにも、電気はとどいていませんでした。
ということで、十中八九どこかが断線しているモノと思われます

あらためて、900SSのイグニッションをオンにしてみます。
そうすると、今回は何事もなかったように電源が入ります。

ETC本体ちかくの配線を触っても、動作に変化はありません。
どうやら、電源を分岐しているリアブレーキランプ周りが怪しいようです。

ETCの電源は、リアブレーキランプの配線からギボシ端子で分岐しています。
そしてよく調べると、リアブレーキランプの動作も微妙なことがわかりました。

ということで、まずは分岐部分を分解してみます。
すべての端子を外して確認しましたが、致命的な問題はありませんでした。

次に、B/Sのスイッチを確認します。

しかし、スイッチもそこそこ汚れてはいたモノの、動作に問題はないようです。
念のために型番をを写真に撮って、きれいに掃除しておきました。

そして、あらためて分岐部分をいじっていたら、あれ?
分岐コードのギボシ端子、取れてしまいました。
しかも、よくみると私の拙い自作コードです。

900SSにETC取り付けたのは、たしか10年ほど前のことでした。
たぶん、長年の振動などで、この拙い圧着部分がおかしくなったのでしょう。
ダメになったり復活したりという挙動も、この微妙な接触不良なら理解できます。

いずれにしても、原因がわかれば直すだけですね。
実は、もっと上流部分の故障かもと思っていたので、このレベルで済んでホッとしました。

ということで、改めて圧着し直しです。
圧着工具にラジペンなども駆使して、少しづつ形を整えながら慎重に圧着していきます。

ちなみに、この手の圧着は、本来は専用のマシンで行うモノです。
圧着工具やラジペンを使っての圧着は、ぶっちゃけ邪道だったりします。

でもまぁ、そこは趣味のBikeですしね。
圧着端子の信頼性も、自己責任というヤツです。
ということで、圧着チャレンジ2回目にして、ようやく納得の仕上がりとなりました。

あとは、分岐部分を組み立て直して通電確認ですね。
今度は、ETCもブレーキライトも問題なく動作するようになりました。

ワックス拭き取りを堪能して、お開きになりました。

ということで、ちょっと憂いだったETC問題も解決して一安心です。
あとは、お楽しみのワックス拭き取りを楽しむだけですね。

私の900SSも、古臭いデザインながら、いい色合いになってきました。
ワックス拭き取りを堪能して、気づけば時計の針は16時半です。
あたりは、すでに夕暮れでした。

今年も、シーズン千秋楽が近づいてきたようです。
でも、まだ店じまいはしたくありません。
最後にもう一回、どこかをほどよく走ってこようと思っています。